訪問看護における盛り上がる勉強会のネタ8選!

訪問看護ステーションでは、スタッフ全員のスキルアップや情報共有を目的に、定期的に勉強会を実施することが多くあります。

しかし、「どんなテーマなら盛り上がる?」「現場に役立つネタを選びたいけどマンネリしがち…」と悩む管理者・教育担当者も多いでしょう。

訪問看護は病院と違い、生活の場での対応や判断力が求められるため、“現場あるある”や“実践的なテーマ”の勉強会が特に喜ばれます。

本記事では、訪問看護で実際に盛り上がる勉強会ネタを8つ厳選して紹介します。

新人教育、事業所全体のスキルアップ、業務改善に役立つ内容ばかりです。

 

訪問看護の勉強会は“現場の困りごと”がテーマだと盛り上がる

訪問看護は利用者さんの自宅でケアを行うため、病院以上に判断力・応用力・コミュニケーション力が求められます。

そのため、勉強会では以下のようなテーマが特に参加者の興味を引きやすく、議論が活発になります。

  • 現場ですぐ使える知識・判断

  • ケアの質を上げる具体的なテクニック

  • 各職員の経験談が共有できるテーマ

  • 法令や制度の変化に関わる内容

  • 新人〜ベテランまで参加しやすいネタ

以下、特に人気のある“盛り上がる勉強会のネタ”を8つ紹介します。

 

1.困った場面の対応力UP!「訪問トラブル事例共有会」

訪問看護は予期せぬトラブルがつきものです。

よく取り上げられるテーマ

  • 利用者さんが転倒していた場合の対応

  • 玄関を開けても反応がない時

  • 認知症の方の怒りやすい場面

  • 服薬拒否の対応

  • 家族間トラブルがあるケース

  • ペットの攻撃・威嚇行動

スタッフ同士で「自分ならこう対応した」という意見交換ができるため、非常に盛り上がるテーマのひとつです。
新人にも経験者にも実践に役立ち、ステーションの対応方針を統一するのにも役立ちます。

 

2.新人教育に最適!「バイタル異常時の判断シミュレーション」

訪問では、看護師が“ひとり”で判断しなければならない場面が多いため、バイタル異常時の判断シミュレーションは必ず盛り上がります。

取り上げると喜ばれる内容

  • SpO₂ 90%以下の時にどう動く?

  • 高熱時の観察ポイント

  • 血圧が急に上がった時の判断基準

  • 呼吸苦がある時の緊急度

  • 不整脈を疑う場合の対応

  • 利用者さん・家族へ伝えるべき内容

実例を交えて行うと、ディスカッションが活発になり、訪問ならではの“判断力の質”を高めることができます。

 

3.訪問看護の永遠のテーマ!「アセスメント力向上ワーク」

訪問看護で最も求められるのは、利用者さんの生活環境を包括的に見て、今後の支援方針を判断する“アセスメント力”です。以下のテーマは勉強会として非常に盛り上がります。

ワーク例

  • 事例を渡してアセスメントを全員で考える

  • ADL・IADLの変化から予測する

  • 家族の負担度合いを考慮した訪問計画

  • 「本当に必要な支援は何か?」を話し合う

  • 生活環境からリスクを読み取るワーク

スタッフの視点の違いが明確になるため、多職種が参加しても非常に学びが深いテーマです。

 

4.実は需要が高い!「看取りケアのポイント共有」

訪問看護では看取り支援に携わる機会も多く、スタッフ同士で経験共有が非常に役立ちます。

人気テーマ

  • 看取り前の兆候

  • 末期がんの症状コントロール

  • 家族支援で大切にしたいこと

  • 夜間・オンコールの判断

  • 看取り後の対応の振り返り

  • 心理的負担との向き合い方

看取りの経験はスタッフ間で差があるため、実体験を共有することで勉強会が深い学びにつながります。

 

5.実技で盛り上がる!「在宅で役立つ処置テクニック練習会」

訪問看護では、病院では当たり前にできる処置でも、在宅では環境が狭く体勢が取りづらいため、改めて練習会を行うと非常に盛り上がります。

練習されやすい処置

  • 褥瘡・創傷ケア

  • 吸引と気管カニューレ管理

  • ストーマケア

  • 注入ポンプのトラブル対応

  • 点滴・ルート固定の工夫

  • 清拭・体位変換の安全確保

「こうすると楽だよ」「このテープが使いやすい」など、ちょっとしたコツが共有されることが魅力です。

 

6.意外と盛り上がる!「制度・報酬・加算のアップデート勉強会」

訪問看護は法改正や報酬改定の影響を大きく受けるため、制度の最新情報はスタッフ全員に必要です。

喜ばれるテーマ

  • 医療保険と介護保険の違い

  • 訪看Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの基準

  • 特別管理加算のポイント

  • 同居家族の有無による違い

  • 管理者が押さえておくべき算定ルール

  • 2024・2025年の報酬改定内容

制度の理解は業務改善にも直結するため、シンプルにまとめると勉強会として非常に有意義です。

 

7.チーム力UP!「コミュニケーションとメンタルケアの話」

訪問看護は1人で訪問するため、スタッフ間のコミュニケーションやメンタルケアが非常に重要です。

盛り上がる内容

  • 新人が相談しやすい環境づくり

  • クレーム対応でのメンタルケア

  • 利用者・家族との距離の取り方

  • チームワークを高める方法

  • スタッフ同士のフィードバックの仕方

  • ストレスマネジメント

日々の悩みが共有できるため、最も活発に意見交換が起こるテーマのひとつです。

 

8.現場が大好きになる!「訪問看護あるある座談会」

実は、最も盛り上がるのが“訪問看護あるある”をテーマにした座談会です。

よくある盛り上がる話題

  • ペットに絡まれるエピソード

  • 利用者さんの心温まるひと言

  • 家族からの予想外の要望

  • 訪問リハビリのユニークな話

  • 大変だった訪問とその乗り越え方

経験談は笑いあり・感動ありで、新人もベテランも楽しめるテーマです。
勉強会というよりチームビルディングの要素が強く、職場の雰囲気改善にも効果的です。

 

まとめ:訪問看護の勉強会は“現場ですぐ使えるテーマ”が盛り上がる

今回紹介した盛り上がる勉強会のネタは以下の8つです。

1.訪問トラブル事例共有会
2.バイタル異常時の判断シミュレーション
3.アセスメント力向上ワーク
4.看取りケアのポイント共有
5.処置テクニック練習会
6.制度・加算アップデート
7.コミュニケーション・メンタルケア
8.訪問看護あるある座談会

訪問看護ステーションでは、スタッフの経験値に差があることが多いため、ディスカッション形式や事例共有型の勉強会が特に盛り上がります。

楽しく学べるテーマを取り入れることで、スタッフのモチベーション向上やチーム力UPにもつながるでしょう。

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