訪問看護師が注意すべき身だしなみのポイント

新人訪問看護師

訪問看護師が身だしなみで気を付けることはありますか?

 

訪問看護は病院やクリニックと異なり、屋外を移動し利用者さんの自宅で看護を提供します。

訪問看護だからこそ身だしなみで気を付けるポイントはあるのでしょうか。

様々なお宅を訪問している現役訪問看護師が、訪問看護師の身だしなみのポイントを具体的に解説します。

この記事を読むと、以下のことが分かります。

 

  • 訪問看護で身だしなみが重要な理由
  • 訪問看護師が身だしなみで注意すべき具体的なポイント

 

基本的な内容ですが、訪問看護師として働く上で大切なことです。

身だしなみは訪問看護師としての経験年数や技術に関係なく、意識するだけで整えることができます。

訪問看護師にとって身だしなみが大切な理由や、実際の注意点を知りたい方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

 

訪問看護で身だしなみが重要な理由

 

訪問看護は利用者さんのお宅に伺い、看護を提供します。

そのため、利用者さんやご家族に訪問看護師を家に入れても良いという信頼感や安心感を持ってもらう必要があります。

信頼感や安心感を持ってもらうためには、見た目を清潔に整え、良い第一印象を持ってもらうことが大切です。

身だしなみが整っていないことで、利用者さんやご家族に不快感や不安を与えてしまうと、良い看護を提供しても信頼を得られず、訪問を拒否されてしまう可能性もあります。

訪問看護師にとって、身だしなみを整えて清潔感を保つことは、利用者さんの信頼に直結するためとても重要です。

 

訪問看護師が身だしなみで注意すべきポイント 

訪問看護師にとって、身だしなみを整えるとは具体的にどのようなことに気を付けることになるのでしょうか。

6つの項目に分けて説明します。

 

  • ユニフォーム
  • 靴・靴下
  • 髪形
  • 化粧や匂い
  • カバンなどの持ち物
  • 季節に合わせた工夫

 

具体的に見ていきましょう。

 

ユニフォーム

 

清潔で身体に合ったサイズのユニフォームを着用しましょう。

汚れやシミがついている、穴が開いている、ズボンのすそが擦り切れているようなユニフォームでは、清潔感がなくだらしない印象を与えてしまいます。

指定のユニフォームがある場合は、正しく着用することが訪問看護ステーションをアピールすることにもつながります。

指定のユニフォームがない場合は、シワになりにくく透けない素材で動きやすいもの選びましょう。

 

 

靴・靴下

靴は履きやすく、脱ぎやすいスニーカーがおススメです。

極端に汚れている、擦り切れているものは避けましょう。

靴を脱いで利用者さんのお宅にあがるので、靴下も穴が開いていない清潔なものを着用しましょう。

雨の日や汚れたときのために、訪問バッグに替えの靴下を常備しておくこともおすすめです。

 

 

髪形

 

髪形も清潔感を左右するポイントです。

安全に効率よくケアを行うためにも、髪の毛は顔にかからないようにまとめましょう。

へアクセサリーは、機能的で利用者さんに危険のないものを選びます。

髪色の指定がある訪問看護ステーションは少ないと思いますが、派手な髪色は人によっては印象が良くないため、避けた方が無難でしょう。

 

化粧や匂い

濃すぎる化粧は避け、ヒゲの剃り残しもないように心がけましょう。

利用者さんや、ご家族の中には匂いに敏感な方もいます。

人によって好みの香りは異なるため、香水やハンドクリームなどの香りも控えめにすることがおすすめです。

口臭やたばこの匂いも気にならないように、対策をしましょう。

汗をかく季節は、汗のにおいや不快感を避けるために、着替えを準備しておくことも必要です。

 

カバンなどの持ち物

 

訪問バッグなどの持ち物も身だしなみの一部です

訪問バッグの口が開いたままで中身が見えている状態では、個人情報がしっかりと管理されているのか不安に思う方もいるでしょう。

バッグ自体も汚れや破れがないことを確認し、丁寧に扱うようにしましょう。

その他の訪問に使用する物品も、丁寧に扱うことで長期間使用することができます。

 

 

季節や天候に合わせた工夫

訪問看護は屋外を移動するため、気温の変化や天候の影響を受けます。

季節や天候に合わせた身だしなみの工夫が必要です。

雨や雪などの日は、靴下が濡れることもあるので、替えの靴下があるといざというときに便利です。

夏は汗をかくため、清潔感や匂い対策のために汗拭きシートを使用する、不快感の軽減のために着替えを用意します。

冬の寒い時期は、防寒着は利用者さんのお宅に入る前に脱ぎましょう。

手指の冷えやささくれが、利用者さんに不快感を与えることもあります。

手袋の使用や保湿を行い、利用者さんに安全にケアを提供できるように心がけます。

爪を適切な長さに切っておくことも、身だしなみであり安全に看護を提供するために大切です。

 

まとめ

 

訪問看護師が身だしなみで注意すべきポイントを具体的に説明しました。

 

  • ユニフォーム
  • 靴・靴下
  • 髪形
  • 化粧や匂い
  • カバンなどの持ち物
  • 季節に合わせた工夫

 

清潔感を保ち良い印象を持ってもらうために、身だしなみを整えることが大切です。

屋外移動の多い訪問看護師にとっては、動きやすさも重要です。

また、身だしなみを整えることは、利用者さんに対して安全に看護を提供することにも繋がります。

身だしなみを整えることで、清潔感、動きやすさ、安全性を兼ね備えることができます。

身だしなみを整えることは、おしゃれとは違い、相手のために自分の見た目を整えることです。

利用者さんを思う気持ちを身だしなみにも込めて、訪問へ出かけましょう!

 

 

 

 

 

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ABOUT US
清水 千夏ライター
東京都在住/看護師・保健師/ 卒業後大学病院9年勤務 その後、派遣看護師としてクリニックやデイサービス、訪問入浴などを経験。 現在は訪問看護ステーションの立ち上げメンバーとして奮闘中です。