訪問看護師の留意点!こんなことに注意して訪問しよう!

新人訪問看護師
訪問看護で留意することはどのようなことですか?

 

初めて訪問看護をする方は、訪問するときにどのようなことに留意すればよいのかという不安があると思います。

利用者さんのお宅にお伺いし看護ケアを提供する訪問看護では、訪問するときに留意しておくべきことがあります。

訪問看護師は基本的に1人で利用者さんのお宅に伺いますので、「関係を損ねてしまわないか、判断に迷ったらどうしよう」と不安に思うあなたへ、訪問看護師の留意点5つを紹介します。

 

訪問看護師の留意点を5つ紹介

 

ポイント

 

訪問看護師の留意点は以下の5つです

 

訪問看護師の留意点
  1. 信頼関係を築く
  2. 事前準備をしっかりとする
  3. アセスメント、予防的かかわり
  4. 忘れものをしない
  5. 自立を促すかかわり

 

ひとつずつ解説していきます。

 

信頼関係を築く

 

訪問看護は、利用者さんと信頼関係を築くことから始まります

プライベートでも他人の家に伺う際は緊張するものですが、それは訪問看護という仕事柄毎日のこととなります。

そのため必要となるのが、社会人として最低限のマナーです。

複数年、複数月単位で訪問している利用者さんのお宅だとしても、毎回礼節を大切にし訪問しましょう。

 

信頼関係はいったん崩れると築き直すことは難しいものです。

「親しき中にも礼儀あり」と肝に銘じて訪問しましょう。

 

 

事前準備をしっかりとする

 

訪問前にしっかりと準備しておくことで、訪問看護のケアの質向上につながります

事前に準備するときのポイントは以下の4つです。

 

  1. 訪問看護に必要な物品
  2. 利用者さんの情報
  3. スケジュール
  4. 訪問のシミュレーション

 

訪問看護に必要な物品
処置に必要な物品や処方薬を訪問看護ステーションで管理している場合がありますので、事前に確認し忘れず持参するようにしましょう。

 

利用者さんの情報
基礎疾患や治療経過、既往歴を把握しておくことで、訪問した時のアセスメントに役立てることができます。

また、基本情報から家族間の関係性、コミュニケーションにおける留意点を確認しておくことは、利用者さんやご家族に不快感を与えずコミュニケーションを深めることにつながります。

前回訪問までの状態でいつもと違うことや、今回の訪問で必ず行うこと(保険証の確認、受診結果の確認など)は、前回担当者から直接確認すると、丁寧な観察や対応につながります。

 

スケジュール
当日に急なスケジュール変更もあります。

間違えのないようこまめに確認しましょう。

予定時間に遅れそうなときや訪問時間を変更していただきたいときには、事前に連絡し承諾を得るようにします。

スケジュール変更時の丁寧な説明やスケジュールエラーがないことは、訪問看護ステーションへの信頼につながります。

 

訪問のシミュレーション

決まった時間の中で多くの作業を行わなければなりませんので、計画的に進めなければあっという間に時間オーバーになってしまいます。

その日訪問の中で行う作業の優先順位を決め、それぞれの順番・時間配分を決めておきましょう。

起こりうる対応パターンを想定するなど段取りを立ててから訪問すると、あわてずに対応できます。

 

アセスメント、予防的かかわり

 

訪問看護で行うフィジカルアセスメント(身体状況のアセスメント)は、何気ない会話をしながら同時に進めます。

自然な会話の中でアセスメントに必要な情報をうまく引き出せるようなコミュニケーションを心がけましょう。

利用者さんの24時間すべてを観察できない訪問看護では、「いつもと違う」という気づきが大切です。

そして、ふだんの健康状態や生活状況をふまえて評価・分析し、次回訪問まで利用者さんが安心して生活できるかの視点で考え、必要な対応を取りましょう。

 

いつもと違うぞ!
  • あいさつした時の表情や反応がいつもと違う
  • 元気がない
  • 日課の家事や趣味などを何日もしていない
  • 家の中がいつもより片付いていない

 

このような場合は、変化のサインです。

次回の訪問までの間に発生しそうな症状や問題があれば、それを予防するためにケアマネージャーに連絡して必要なケアを追加したり、治療につなげたりという対策をとります。

訪問看護師のアセスメントとケア次第で、利用者さんとそのご家族が次の訪問までの療養生活を安心して過ごすことにつながり、夜間のトラブルやオンコールの軽減にもつながります。

 

判断に迷うときには、一人で悩まずに上司・同僚などに相談しましょう。

 

忘れものをしない

 

訪問看護はケアの提供が終わったら退室します。

その際、利用者さんのお宅に忘れ物をしないように気をつけましょう。

自分の利用者さんのお宅への忘れ物と、もう一つ自分の持ち忘れによる忘れ物に注意が必要です。

訪問看護ステーションから持参する物品や、訪問看護でしかできないケアがある場合など、仕事の抜け漏れがないようリストを作るなどの工夫をしてみましょう。

利用者さんのお宅に忘れ物をしないようにする対策としては、明るい色のポーチを使用して目立つようにし、置き忘れに気づきやすくするなどの工夫をしてみましょう。

 

自立を促すかかわり

 

在宅療養において、できることは利用者さん自身でできることを大切にします。

利用者さんやご家族が、血圧などの自己測定の継続・血圧手帳の記録などの健康状態を日々記録することで、記録内容の変化を実感でき、自発的に療養できるメリットがあります。

これはセルフケア能力向上につながって効果的であり、利用者さんごとに管理しやすい方法を一緒に考え、やる気を高められるよう支援することが訪問看護師としての役割です。

 

まとめ

 

 

この記事では、訪問看護師の留意点について5つ紹介させていただきました。

その5つが以下の通りです。

 

  1. 信頼関係を築く
  2. 事前の準備をしっかりとする
  3. アセスメント、予防的かかわり
  4. 忘れものをしない
  5. 自立を促すかかわり

 

訪問看護師には留意することが色々あります。

上述の5つのポイントに留意することによって、利用者さんとの信頼関係を築くことや安全で確実な看護ケア提供につながります。

迷ったり悩んだときにはそのままにせず、仲間に相談して解決することで、利用者さんとの信頼関係を構築し、安全にケアを提供していきましょう。

ビジケア公式LINEに登録すると、訪問看護に関する最新情報(診療報酬や介護報酬改定を中心とした内容)が月に2回無料で配信されます。

最新セミナー情報やお得なご案内も配信していますので、よろしければ登録をお願いします。

友だち追加

 

ABOUT US
甲谷 多恵子看護師/ライター
看護師/急性期の総合病院で血液内科、レジデントの研修(内科混合)病棟等の病棟・外来勤務を経験。総合病院で15年間勤務後、訪問看護ステーションに転職。新規立ち上げからの管理者経験あり/デンマーク研修機会に恵まれたことを機に、訪問看護の可能性を再確認、多職種連携の中で専門性を発揮できるよう何事も勉強の毎日/北海道在住