このように悩んだことのある訪問看護師さんは多いのではないでしょうか?
筆者は訪問看護師として働いて10年以上になりますが、過去にはやめたいと思ったことがあります。
やめたい気持ちを抱えたまま働くのは、毎日とても気が重く、しんどいですよね。
当記事では、訪問看護をやめたいと思ったときに考えてほしいことについて解説してみたいと思います。
当記事を読めば、訪問看護をやめたい悩みの解決の糸口がなにかつかめるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ではさっそく解説します。
目次
訪問看護をやめたいと思ったときに考えてほしいこと3つ
訪問看護をやめたいと思ったときには、以下の3つについて考えてみてほしいです。
- なぜやめたいと思うのかを整理する
- やめずに済む方法はないのか考える
- 他にやりたいことはあるのか考える
順番に解説します。
なぜやめたいと思うのかを整理する
なぜやめたいと思うのか、まずは自分の気持ちを整理してみましょう。
やめることが最善なのか否か、自分の気持ちをきちんと整理してみないとわからないからです。
やめたいと思った理由をノート等に書き出してみてください。
訪問看護では、訪問看護ならではのやめたくなる理由があると思います。
- 責任の重さに疲れた
- なにもできない自分に自信をなくした
- オンコールがきつい、プレッシャーが大きい
- 在宅という環境になじめない
- 多職種連携が難しい
- 忙しすぎる
- 体力的にきつい
- 休みが取れない
- 勉強がつらい
- 人間関係がつらい など
思い当たる理由はあるでしょうか?
まずは自分がなぜ訪問看護をやめたいと思ったのかをしっかり整理し、明確にしてみましょう。
やめずに済む方法はないのか考える
次に、訪問看護をやめずに済む方法はないのかを考えてみましょう。
冷静に落ち着いて考えてみると、「やめなくても大丈夫かも…?」と思えることもあります。
- 悩んでいることを管理者や先輩に相談してみる
- 少しずつコツコツ勉強していく
- 訪問看護で勤めてみてよかったことも考えてみる など
特に、悩みを相談しやすい職場環境である場合、まずは悩みを相談してみることで解決の糸口が見えることが大いにあると思います。
相談しやすい職場環境であるならば、それは大変恵まれた環境だと言えます。
訪問看護はひとりで頑張るにはしんどい場面も多いです。
自分が何に悩んでいるのかはっきりしたら、やめずに済む方法を冷静に考え、いきなりやめることを考えるのではなく、やめないで済むかもしれない行動をしてみてほしいです。
他にやりたいことはあるのか考える
もし訪問看護をやめた場合、他にやりたいことはあるのかも考えてみてほしいです。
目的を持って進んでいかないと、進んだ先でもまた「やめたい」となることが考えられるためです。
- 自分がやりたいことは何か
- 今のライフステージにおいてなにを大切にして過ごしていきたいのか
- 自分にとって働く上で譲れない事柄は何なのか など
やめるにしろ、留まるにしろ、仕事や人生において自分は何をやりたいのか、何を重要視したいのか、何を大切にして進んでいきたいのかを考えてみることは、あなたがあなたの人生を生きていく上で大切なことだと思います。
訪問看護をやめたい気持ちは乗り越えられる?
今、訪問看護をやめたい気持ちになっている方は、訪問看護を続けることに困難を感じているかもしれません。
しかし、訪問看護をやめたい気持ちは乗り越えられることもあります。
訪問看護に対して、少しでも楽しいと思える側面があるのなら、乗り越えていける可能性があります。
筆者も過去には自身の知識不足や不甲斐なさから「訪問看護が怖い、やめたい」と思っていました。
しかし、経験を重ね、悩んでいることを抱え込まず相談できる(相談しやすい)訪問看護ステーションに勤めることができた時、訪問看護をやめたい気持ちは薄れました。
今は持続的にやめたい気持ちを抱えることはありません。
もちろん失敗したり、うまくいかなかったりするときはつらいですし、落ち込みます。
壁が現れると逃げたくなる時もあります。
しかし、悩みを上司や同僚に相談しながら「よし、また頑張ろう」と前を向くことができています。
自分のペースで努力もします。
努力し、経験を積むことで、自信も生まれてきます。
今悩んでいる方も、今が辛くても、未来にはやめたい気持ちは乗り越えられているかもしれません。
まとめ
訪問看護をやめたい気持ちを抱えているさなかは本当にしんどいと思います。
少し時間があるときに、今回お伝えしたことをゆっくり考えてみてほしいなと思います。
人生は一度きりですし、それぞれのライフステージにおいて大切にしたいことの優先順位も変わります。
自分で考え、自分で決めた道を、ぜひ前向きに進んでいきましょう。
「もう少し訪問看護を頑張ってみようかな」と前向きな気持ちになれる方がいましたら、同じ訪問看護師仲間としては嬉しいです。
ビジケアマガジンには訪問看護にまつわるお悩み解決記事が多数ありますので、ぜひいろいろな記事を読んでみてください。
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訪問看護で働いていますが、つらくてやめたくなります…。