雪国での訪問看護あるあるとおすすめアイテムを紹介します!

梅雨に入り気温がどんどん高くなって暑い日が続きますね。

そんな暑い時期に入りましたが、私の住んでいる地域では数カ月前には雪で真っ白な一面になっていました。

もちろん、訪問看護は通常通り訪問はします。

今回はそんな雪国でのあるあると便利な訪問グッズを紹介したいと思います。

少し季節外れの内容にはなりますが、冬を思い浮かべ少しでも涼しい気持ちになってみてください。

 

雪国での訪問看護あるあるを3つ紹介

まずは雪国での訪問看護あるあるを3つ紹介したいと思います。

 

雪かきが大変

 

雪国での雪の積もり方は雪の降らない地域に住んでいると想像がつかないと思います。

テレビ中継などで雪の積もり具合は分かるとは思いますが、体験するのと全然違います。

実際生活すると、雪は本当に面倒です。

夜の間に雪が一気に降り積もると、朝一は雪かきから始まります。

さらに雪が積もっていることで、通勤も時間がかかります。

当然、訪問先への移動も時間がかかるため、大分早起きしなくてはいけません。

また自宅周囲だけでなく、事業所の駐車場も自分たちの車が停められるように雪かきしないと停められません。

私は以前関東に住んでいたこともありますが、雪国との1日のスケジューリングの違いに改めて驚かされました。

冬の雪国は他のシーズンよりも別にパワーを入れて、臨む必要がありますよ。

 

利用者さんは灯油の補充が大変

 

冬は寒くて灯油を使った暖房器具が必須になります。

利用者さんもよく利用されています。

特に灯油ヒーターなどは暖房より部屋が温まる感触を受けます。

ただヒーターの灯油は勝手に補充される訳ではないですよね。

灯油を入れ替えないといけません。

ただでさえ、杖を使うなど何か補助具を使って歩いている利用者さんではありますが、灯油を入れるための動作はより苦労します。

灯油をシルバーカーにもうまく乗せられる介護用品もありません。

どうやっているか杖歩行の方に見せてもらったことがあります。

灯油を両手で抱え、壁に背中をくっつけながら歩くという技を披露してもらいました。

利用者の皆さんは自分で色々考えて、私たちの知らない動作方法を沢山教えてくれます。

教科書や論文には載っていなくても、利用者の皆さんから教えてもらうことははまだまだありそうです。

 

利用者さんがいつも以上に動いていない

冬はやはり寒く雪国の外は天気も晴れることはほとんどないため、屋内で過ごすことが多いです。

私の住んでいる地域では、人口が少なく高齢者ばかりの田舎です。

普段から屋外で出会う人はより少ないです。

冬になると、歩いてすれ違う人はさらに少なくなります。

暖房やヒーター・こたつ、自宅内には冬でも快適に過ごせるアイテムがあります。

ただでさえ活動量が少ない訪問先の利用者さんは、冬場はさらに低下します。

私達も一旦こたつに入り寝ると、こたつから出たくなくなります。

雪国では利用者さんにとって雪や暖房器具など難敵が多いです。

 

雪国の訪問看護でのおすすめアイテムを3つ紹介

次におすすめアイテムを3つ紹介したいと思います。

 

スコップ

雪国は積雪量が多い為、関東地方などよりも除雪機能が優れています。

例えば道路の融雪装置で運転が行いやすくなっていたり、除雪車が早くから動いてくれたりと雪への対応が優れています。

ただし、すべての道路がそんなにうまく除雪されているわけではありません。

住宅が密集している地域では除雪車が入れなかったり、除雪した雪をためる場所がありません。

そのため、訪問先でもいつもの場所に車を停められないことや道路にハマることもあります。

そんな時に必須なのがスコップですね。

私としてはプラスチックよりアルミ素材のスコップのほうがおすすめになります。

プラスチックは新雪では軽く良いのですが、時間が経過した雪や凍っている雪では何度か壊れてしまった経験があります。

またスチール製はアルミよりさらに丈夫ではありますが、重いです。

力自慢であれば問題はないでしょうが、雪かきは何度も動作を繰り返すため、やはりアルミがおすすめですね。

このぐらいの値段でも十分使えます。

 

 

 

ブーツ

 

長靴などは積雪量が多い所では必須になります。

膝上まで雪が積もるため、雪国の人は必ず持っていると思います。

ただ長靴は歩いたり、脱いだり履いたりすることが多い訪問には面倒になることも多々あります。

冬だからといって雪も常に沢山あるわけではありません。

そこでおすすめなのがブーツになります。

くるぶしより少し高い位置の高さがあれば、結構使えます。

防水がしっかりして、保温もいいものもあります。

物にはよりますが、滑りにくさなども見ておくといいと思います。

最近は種類も多く、おしゃれな物も沢山ありますが、少し値段も高くなることもありますね。

ワークマンのガレラスというブーツが1900円という値段でリーズナブルのうえ、非常に暖かく滑りにくく、おすすめです。

実際使用していますが、安くても耐久性は低くないと思われます。

色もブラックとブラウンで男女問わず履いていても、問題ないと思います。

画像が個人のブログなどで出しているものがなく、残念ながらここには載せられませんでした。

少し違いますが、似たような形で良さそうなものを代わりに載せておきます。

値段は3000円台と少々高くなりますが、それでもブーツにすればかなり安いと思います。

是非チェックしてください。

 

こういう感じの脱ぎ履きしやすく、雨や雪に負けず、滑りにくく、暖かいなどの機能があると便利だと思います。

 

マウンテンパーカー

冬の防寒具といえばダウンジャケットなどが定番だとは思います。

暖かく、防水性もあるため雪国ではとてもいいアイテムになります。

ただゴワゴワして大きく少し動きにくいと感じることもあります。

また雪かきの時は結構体を動かすため、暑すぎるなんてこともあります。

そこで雪国の訪問看護でおすすめなのがマウンテンパーカーです。

防水性・防風性に優れ、軽量でもあり、ダウンジャケットよりも動きやすくなります。

フードも付いており、ちょっとした移動であれば傘もいりません。

寒がりの方の場合は中に着込めばいいため、寒さも心配いらないと思います。

多分、雪国でない訪問看護でも非常に使えるアイテムかもしれません。

値段もダウンよりリーズナブルもあるため、おすすめですよ。

 

 

まとめ

今回、私には訪問看護にとって雪は大変なことばかり載せてしまいました。

雪の降らない地域の方でも雪国の苦労など伝わったでしょうか?

ただ、訪問看護の利用者さんは積雪量などに関わらず、自宅で待っています。

私たちもいつもと同じように、利用者さん宅に訪問しなければいけません。

今回記事に書いたような雪の中訪問に行くまでの苦労もありますが、利用者さんが自宅で過ごせるように通常通り変わらず訪問します。

この雪国の厳しい環境の中、利用者さんの生活を支えることができる訪問看護はきっとやりがいがあります。

雪国の方でこれから訪問看護をする方は、おすすめアイテムを是非チェックして乗り切ってください。

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ABOUT US
稲葉 長彦理学療法士
石川県在住/PT/介護士として8年経験し、PTを目指し夜間学校に通い資格取得。千葉県の総合病院病棟で2年、診療所にて7年(整形外科外来)を経験。現在は訪問看護ステーションに勤務し、田舎での地域医療に貢献出来るよう 訪問でのリハビリを勉強中。