訪問看護(リハビリ)の魅力を5つ紹介します!

訪問看護ステーションからのリハビリをご存じですか?

 

訪問でのリハビリは病院や診療所などありますが、訪問看護ステーションからも訪問でのリハビリができます。

ただ、訪問看護ステーションはリハビリの実習地でもないため、実際に経験しないと想像がつきにくいですよね?

そんな訪問看護(リハビリ)の魅力を5つ紹介したいと思います。

今回の記事は特に下記の方に読んでほしい記事になります。

 

  • 訪問看護を経験したことがないセラピストさん
  • 訪問看護に興味があるセラピストさん

 

訪問看護ってどういうところ?

訪問看護は利用者の自宅に訪問し、疾患や状態に応じて看護やリハビリを行い、自宅生活が送れるようにしていきます。

具体的には排泄や清潔、食事管理などの生活面から褥瘡処置や点滴などの医療的な面と、自宅生活の中で行えない事を支援していきます。

訪問看護の中には理学療法士などリハビリ職も所属していることもあります。

リハビリ職は看護師さんの代わりに訪問する位置づけのもと、訪問でのリハビリを実施することができます。

病院では経験することができない訪問看護には色んな魅力あります。

 

訪問看護(リハビリ)の5つの魅力

 

私が訪問看護(リハビリ)での魅力と思う5つを紹介したいと思います。

 

  1. 環境に合った個別性の高いリハビリを提供できる
  2. 環境設定の重要性が分かる
  3. 幅広い症例から疾患に関する知識を増やすことができる
  4. 終末期の貴重な時間にリハビリで関わることができる
  5. 看護師と連携を図り質の高いケアを提供できる

 

①環境に合った個別性の高いリハビリを提供できる

病院でリハビリをするときは患者さんの在宅生活の様子を聞きながら、「こんな感じかな?」など実際の環境を想像しながらリハビリをしますよね?

しかし、実際の段差の高さ、移動する距離、こんな危険があるなど本当の環境で動作を行ってみないと分からないことだらけです。

病院では家屋評価もありますが、退院し継続して生活しないと分からないことも沢山あります。

利用者さんの生活環境で普段の行っている動作をしっかり評価、または動作練習をできるのは訪問ならではです。

 

②環境設定の重要性が分かる

利用者さんにとって筋力など機能的に低下してできないことは多くあります。

立ち上がる動作でうまくできず、「筋力が低下しています」「関節が硬いから、柔軟性が必要です」など、本人のマイナス部分は目につきがちになってしまいます。

筋力や関節可動域を改善させようとリハビリもしますが、その方がもし普段寝てばかりの生活の場合、週1回40分のリハビリだけで改善は難しいです。

本人が習慣的に体を動かしていないと、筋力は低下するし、関節も硬くなります。

自主トレーニングも伝えますが、中々継続して出来ることは難しいこともあります。

普段から活動的に動いていれば、機能や活動能力も改善できると思います。

適切な福祉道具を提案し、利用者さんが動きやすい環境を作るほうがどんな徒手的な介入や体操よりもよっぽど効果が高いことがあります。

部屋の模様替えや動線の確保を取ることで、日常的に動きやすくなり、さらに家族の介助量も減ることもあります。

もちろん、必ずこちらの思うように上手くいくわけではありません。

また、いろんなパターン、工夫が必要なためにかなり悩みますが、ご本人が生活しやすい状況を作れるとかなりうれしいです。

こういった本人の自宅で環境設定の良さを分かることができるのは、訪問ならではと思います。

注意点として、リハビリ職が良かれと思っても、本人や家族が納得されないと難しいです。

現状の環境に慣れて生活もしているために、簡単に変えることは本人や家族にとっても難しいということを理解したうえで話あっていきましょう。

 

③幅広い症例から疾患に関する知識を増やすことができる

訪問看護での対象者は小児から高齢者、疾患も幅広く関わることがあります。

病院では地域性や在籍している医師にもよりますが、特に小児のケースは病院で経験できることは少ないと思います。

訪問看護でも小児は少ないところもあると思いますが、条件的には指示が出てもおかしくありません。

また、疾患も脳血管、整形疾患、呼吸器疾患、神経難病、癌など幅広く関わります。

勉強好きな方にも色んな症例を経験することができるために、訪問看護で多くの経験を積むことができると思います。

 

④終末期の貴重な時間にリハビリで関わることができる

訪問看護では看取りも多く、終末期リハビリの機会に携わることがよくあります。

終末期に多い、癌が含まれる悪性新生物は訪問看護での利用者傷病別内訳で8.5%と全体の3位になっており、ニーズが高いことが分かります。

 

引用)訪問看護の現状とこれから2022年版p8 公益財団法人日本訪問看護財団より 

 

最近ではコロナ渦のため終末期の方が入院してしまうと、感染対策で家族と面会できないケースが多くあります。

そのため、訪問看護サービスを利用して、自宅で最期を過ごす方がよくいます。

自宅看取り方向で退院される方は数日で亡くなられるケースもあります。

つい数日前まで自宅内を歩いて移動していても、急変し亡くなることは珍しくありません。

最期の貴重な在宅生活を支える一つが訪問看護です。

そんな終末期でのリハビリは、いわゆる機能回復とはまた違った内容になります。

明らかに死に際に向かっていく方に対して「リハビリは本当に意味があるのか」と考えさせられることもあります。

だけど、リハビリにより本人は少しでも安楽になれることを望まれ、家族も喜ばれるといった経験もできます。

訪問看護があれば、利用者さんは最期を自宅で迎えることができるし、大事な家族とも過ごすことができます。

自宅で最期を送れるように支える訪問看護ですが、その中に含まれているリハビリも魅力的だと思います。

 

⑤看護師と連携を図り質の高いケアを提供できる

 

訪問看護はやはり看護師さんが多い為、看護師さんとの連携が必須です。

同じ利用者さんを見ているので、リハビリ以外の生活場面など看護師さんの情報は貴重です。

看護師さんはリハビリ職とは違った点を見ているため、勉強になります。

服薬の飲み忘れや食事のこと、排泄はどうかなど生活全体をセラピスト自身でも把握します。

病院では病棟の看護師さんや電子カルテなどに記載され情報収集していましたね。

訪問看護では一人で行くことも多い為、看護師さんばかりに頼らず利用者さんを支援していかなければなりません。

また、看護師さんが訪問し利用者さんの日常生活動作のことなど相談をしてくれ、介入することもあります。

訪問看護では病院とはまた違った、看護師さんとの連携を経験することができると思いますよ。

 

まとめ

訪問看護の魅力伝わりましたか?

訪問看護(リハビリ)における魅力は以下の5つです。

  1. 環境に合った個別性の高いリハビリを提供できる
  2. 環境設定の重要性が分かる
  3. 幅広い症例から疾患に関する知識を増やすことができる
  4. 終末期の貴重な時間にリハビリで関わることができる
  5. 看護師と連携を図り質の高いケアを提供できる

地域によって訪問看護があっても、難渋ケースであればきっと引き受けられない所もあると思います。

私の住んでいる所は田舎で人口が少ないですが、訪問看護がまだ足りないのではと感じるぐらい在宅生活を支えなければいけない方が沢山います。

もちろん看護だけではなく、リハビリも在宅生活を支えるため必要です。

今回の記事を読んで少しでも興味を持つことができたのであれば、是非、訪問看護に携わってみてください!

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ABOUT US
稲葉 長彦理学療法士
石川県在住/PT/介護士として8年経験し、PTを目指し夜間学校に通い資格取得。千葉県の総合病院病棟で2年、診療所にて7年(整形外科外来)を経験。現在は訪問看護ステーションに勤務し、田舎での地域医療に貢献出来るよう 訪問でのリハビリを勉強中。