このような不安を解決する記事です。
訪問看護師の役割のひとつに「オンコール当番」があります。
利用者さんやご家族が、24時間いつでも困りごとなどを相談できる大切な仕組みですが、それを担う訪問看護師は「いつどんな電話が来るかわからない」という緊張感があります。
オンコールの日はどのような感じで過ごせばよいのか悩む訪問看護師も多いです。
当記事では、現役訪問看護師の休日オンコールの過ごし方を紹介します!
休日オンコールの不安や緊張感が少しでも軽くなればと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ではさっそく解説します。
目次
訪問看護の休日オンコールとは?
訪問看護のオンコールとは「24時間対応体制」のことです。
利用者さんにとって、24時間いつでも訪問看護師に電話がつながる体制となっています。
オンコール当番を担う訪問看護師は、利用者さんやご家族からかかってくる状態変化や療養相談の電話に対応し、必要があれば臨時訪問を行います。
24時間対応体制をとる訪問看護ステーションの大部分は、ステーションに常駐するような当直ではなく、オンコールの訪問看護師が当番の携帯電話を自宅に持ち帰って対応します。
休日オンコールは、休みの日ではありますが当番の携帯電話を自宅に持ち帰り、オンコール業務を行います。
- 休みだけど仕事
- 拘束時間が長い(朝から翌朝までなど)
休日オンコールは上記のような状況なため、「休みだけどオンコールだしどうやって過ごそう?」と悩みます。
慣れるまでは特にそのような訪問看護師が多いです。
訪問看護師の休日オンコールの過ごし方
訪問看護師の休日オンコールの過ごし方でよく聞かれる声は以下です。
家でのんびり過ごす
理由としては以下のことがあげられます。
- 電話がなったらすぐに出られるようにしておく必要がある
- 外出していて電話に気付けないと困る
- 外出先だと利用者さんの情報をすぐ調べられない など
オンコールは、いつ利用者さんやご家族から電話がくるかわかりません。
電話が来たときはすぐに出られる体制にしておく必要があります。
また、オンコールの電話の相手は、普段自分が担当している利用者さんであるとは限らず、一度も訪問したことがない方の場合もあります。
すぐに利用者さんの情報を見られる体制(パソコンやタブレット端末を準備しておくなど)を整えていたほうが安心です。
必然的に「家でのんびり過ごす」という選択をする訪問看護師が多いです。
休日オンコールを上手に過ごす工夫4選
休日オンコールは家でのんびり過ごす訪問看護師が多いですが、とは言え自由に動けないストレスを感じることも時にはあります。
休日オンコールを上手に過ごせる工夫ができると良いでしょう。
おすすめの工夫は以下の4つです。
- やるべきことは早めに済ます
- いつ中断してもよいことをして過ごす
- 上手に睡眠を取る
- リラックスグッズを準備しておく
順番に解説します。
やるべきことは早めに済ます
普段忙しく働く訪問看護師にとって、休日はとても貴重です。
家事なども休みの日にまとめてやることも多いでしょう。
やるべきことがある場合は、なるべく早めに済ませることは大事なポイントです。
オンコールはいつ鳴るかわかりません。
場合によっては、行っていた家事などを一時中断して出動となることもあります。
出動となった場合は疲れて帰宅することもありますので、やるべきことはできるだけ先に済ませておいたほうがあとあと楽です。
いつ中断してもよいことをして過ごす
いつ中断してもよいことをして過ごすのも、休日オンコールを上手に過ごす工夫の一つです。
いつ中断してもよいことは、中断されてもストレスになりにくいからです。
- 読書
- 映画鑑賞
- 音楽鑑賞
- お気に入りのアーティストのDVD鑑賞
- 近所の散歩 など
上記のようなことは、リラックスできて、かつ中断されてもストレスになりにくいためおすすめです。
上手に睡眠を取る
上手に睡眠を取ることも、休日オンコールを乗り切るための工夫となります。
オンコールでは、夜中に電話が鳴ることも、出動することも、十分に考えられます。
睡眠不足は翌日にも影響を及ぼしますので、上手に睡眠を取れるとよいです。
- 午睡する
- 夜は夜ふかしせず早めに就寝する
休める時にしっかり睡眠を取ることは非常に重要です。
訪問看護師も健康第一。
睡眠はしっかり意識していきましょう。
リラックスグッズを準備しておく
オンコール当番とは言え、せっかくの休日なのでなるべく気分よくリラックスして過ごせると嬉しいですよね。
長時間の外出などは難しいですが、あらかじめ休日をエンジョイできるリラックスグッズなどを準備しておくのもおすすめです。
- 少し高級なケーキを買っておく
- 癒しの飲み物を買っておく
- リラックスできる香りを準備しておく
- 読みたい本を買っておく など
自分の好みに合わせて、休日を楽しめる工夫ができるとよいですね。
休日オンコールの過ごし方で気をつけること
休日オンコールの過ごし方としては基本的には自由です。
しかし、以下のことは気をつける必要があります。
- いつでも電話に出られるようにしておく
- 遠出は控える
- 飲酒は控える
オンコールは利用者さんからのSOSであることが多いです。
必ずいつでも電話に出られる体制にしておきましょう。
万が一臨時訪問が必要になった場合に備え、遠出は控えた方がよいです。
遠出してしまうとすぐにかけつけることができません。
同様の理由で飲酒も控える必要があります。
これらのことには気をつけて過ごしてくださいね。
オンコール対応そのものに不安を感じる方がいらっしゃいましたら、こちらの記事もぜひ合わせて読んでみてくださいね。
休日オンコールは緊張しすぎずリラックスして過ごそう!
オンコールは利用者さんにとってとても心強い存在です。
オンコールを担当する訪問看護師は、緊張感や不安感が少なからずあると思いますが、利用者さんのSOSにしっかり対応できるよう心も身体も準備できるとよいですね。
ビジケアマガジンには、当記事の他にも訪問看護にまつわるお役立ち記事がたくさんあります。
ぜひいろいろ検索してみてくださいね。
ともに訪問看護を頑張っていきましょう!
訪問看護師です。今度休日にオンコール当番をします。休日のオンコールはどんな感じで過ごしていますか?緊張するし、落ち着かないし、どう過ごそうか悩んでいます。