看護小規模多機能型居宅介護のメリット5選。利用者さん視点で分かりやすく解説します!

Ns野代

みなさんこんにちは!

看護小規模多機能型居宅介護で管理者をしている野代です!

今回は運営していく中で学んだ、利用者さんやその家族が感じるメリットについて解説します。

 

看護小規模多機能型居宅介護とは?について知りたい方はこちらを参考にしてください。

 

それでは解説していきます!

 

看護小規模多機能型居宅介護のメリット

 

看護小規模多機能型居宅介護の利用者さん視点でのメリットは下記の5つです。

 

メリット5選
  1. 要介護度が低くてもサービスを多く使える
  2. 馴染みのスタッフが訪問も通所も対応する
  3. 臨機応変にサービスが利用できる
  4. 書類のサインや、サービス担当者会議の頻度が少ない
  5. お看取り時の選択肢が増える

 

それぞれについて詳しく説明していきます!

 

要介護度が低くてもサービスを多く使える

看護小規模多機能型居宅介護では要介護1~要介護5までの方が利用可能です。

定額報酬のサービスであるため、介護度に関係なく基本的にサービスの利用回数や時間に制限はありません。

 

例えば・・・

一般的な通所介護(デイサービス)では、要介護1で週3回の利用が限度

看護小規模多機能型居宅介護の通所介護(デイサービス)では、毎日の利用が可能

 

看護小規模多機能型居宅介護への依頼例として、認知症のある方で、ある程度ADLが自立しているため介護度は低いが、実際はBPSD(周辺症状)等から頻回なサービスの利用が必要なケースがあります。

 

基本的にサービスの利用制限はありませんが、事業所のマンパワーには限りがあること、あくまで介護保険サービスである為、自立支援に向けて必要な時に必要なサービスを提供していることを利用者さんやその家族に理解してもらうことが大切です

 

馴染みのスタッフが訪問も通所も対応する

一般的な介護保険サービスでは、Aデイサービスセンター、B訪問介護事業所、C訪問看護ステーション、ショートステイDといった具合に他事業所の組み合わせが多いかと思います。

その人に会った特色のサービスを組み合わせられる反面、その事業所ごとで職員が違うため慣れるのに時間がかかったり、情報の共有が上手くいかないケースも多々見受けられます

看護小規模多機能型居宅介護では、事業所の職員が訪問や通所(送迎含む)も担当するため、同じ職員が関わる機会が多く、顔なじみになりやすいため利用者さんの安心に繋がりやすいです

また、以下の4つの事業を一体的に同じ職員で運営するので、利用者さんの情報共有が円滑にやりとりできます。

 

  1. 訪問看護
  2. 訪問介護(ホームヘルパー)
  3. 通所介護(デイサービス)→通いと記します。
  4. 短期入所生活介護(ショートステイ)→泊まりと記します。

 

認知症など認知機能が低下している方は、関わる人が頻繁に変わると混乱を生じやすい為、特に看護小規模多機能型居宅介護のシステムが適していると感じます。実際に利用者さんやその家族から「安心できる」といったお声も聞かれています。また、加算でも認知症に係るものが複数設定されています。

 

臨機応変にサービスが利用できる

一般的な介護保険サービスでは、各種サービスを曜日や時間で固定をして計画を立てることが多いです。

 

例えば・・・

月曜日・水曜日・金曜日 通所介護(デイサービス)

火曜日 訪問看護

木曜日 訪問介護(ホームヘルパー)

土曜日・日曜日 短期入所生活介護(ショートステイ)

 

看護小規模多機能型居宅介護では、週ごとで予定を変更したり、急な利用の対応も可です。

 

例えば・・・

月の1週目は家族の仕事が忙しく通い(デイサービス)がメイン。2週目は余裕ができたので訪問サービスがメイン。

通い(デイサービス)をお昼前から利用、午後から利用。または、さっと来て入浴だけしてすぐ帰宅。

当日急に体調不良で通い(デイサービス)をキャンセル。そのまま訪問サービスへ切り替え。

主介護者が体調不良であり、通い(デイサービス)からそのまま泊まり(ショートステイ)を利用。

1日3回短時間の服薬確認の訪問 等々

 

上記のように、臨機応変に利用者さんや家族の状態や希望に合わせてサービスを組み合わせています。

 

書類のサインや、サービス担当者会議の頻度が少ない

一般的な介護保険サービスでは原則利用サービスの種類が増えるたびにケアプランの作成、サービス担当者会議の開催、事業所ごとの契約書の署名捺印が求められます

都度関係者を集めて、利用者さんやその家族に時間を作ってもらい、各事業所による契約、説明は時に負担となっている現実があります。

看護小規模多機能型居宅介護では、通い、泊まり、訪問のサービスを1事業所で提供するので、契約は1度で済みます。また通いを使う、泊まりを使う等の際に都度のサービス担当者会議の開催は必須ではないため、利用者さんや家族の負担軽減に繋がると感じています。

 

お看取り時の選択肢が増える

訪問看護ステーション単体の在宅支援の場合、お看取りの意向があった際の選択肢は主に以下の2点です。

 

・ご自宅

・病院

 

施設でのお見取りの場合もありますが、一般的には在宅療養している状況でお見取りのために施設探しから入居までには時間を要すことも多く、あまり現実的ではないためここでは省略しています。

 

利用者さん本人や家族としては、最期まで自宅で過ごしたいが、不安や介護負担の大きさから最終的には病院を選択される方は少なくありません

護小規模多機能型居宅介護では看護師が多数在籍しており、医療依存度の高い利用者さんの受け入れが可能であることから、泊まり(ショートステイ)を利用してのお見取りが可能です。

在宅以上入院未満の対応が可能であり、積極的にお看取りの希望を叶えることが可能となります。

ここまでは私が実際に運営している中で学んだことを解説してきました。

次は全国的な事業者視点でのメリットをデータで見ていきましょう。

 

他事業所から見た利用者さんのメリット

 

看護小規模多機能型居宅介護の利用者さんの変化

 

引用:第179回社保審-介護給付費分科会資料5 17P

厚生労働省のアンケート結果から最も多い回答が「家族の介護負担が軽減し在宅療養が継続できた」となっています。次点でも運動機能の改善や入院の回避、在宅生活のスムーズな移行等など概ね在宅で継続して生活できているというメリットが看護小規模多機能型居宅介護にはあることがわかります。

 

まとめ

 

今回は「看護小規模多機能型居宅介護のメリット5選(利用者編)」について解説しました。

 

まとめると以下の通りです。

 

まとめ

・必要なサービスを必要な時に必要なだけ使うことができる

・柔軟なサービス調整が可能であり、安心して利用できる

・在宅療養を継続しやすい

 

以上いかがでしたでしょうか?

良い面だけではないのが世の常ですので、次回はデメリットについても解説していきたいと思います。

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ABOUT US

野代 龍平看護師
訪問看護ステーションと看護小規模多機能型居宅介護の管理者。訪問看護7年目。精神科訪問看護、腹膜透析の件数多く受けています。認知症初期集中支援チーム員。群馬県在住。レセプトもこなすマルチプレイヤー。調子に乗るのがたまにキズ。