訪問看護師の適性には何があるの?7つ紹介します!

訪問看護に興味があるけど、適性とかあるのかな?

 

超高齢社会となり、在宅医療の中核を担う訪問看護は需要が拡大しています。

土日祝がお休みだったり、実績に応じて管理職を目指せたりと働き方に幅があるのが訪問看護の魅力の一つです。

転職を考える方も増えていますが、訪問看護師の適性ってあるのでしょうか。

訪問看護が病院やクリニックでの働き方と大きく異なる点は、利用者さんの自宅や施設を訪問し医療ケアを行う点です。

一人で判断する場面が多いため、適性が分かれるのが訪問看護です。

訪問看護に興味があるけど、自分が向いているか知りたい、適性にはどんなものがあるか知りたいという方に参考になれば幸いです。

では訪問看護師の適性について7つ紹介します!

 

訪問看護師の適性

 

人と話すことが好き・人の話を聞くことが好き

訪問看護では、利用者さんや他職種との円滑なコミュニケーションが非常に重要です。

そのため、人と話すこと・人の話を聞くことが好きな方は訪問看護の適性があるといえます。

傾聴はもちろん、ケアの計画や身体状況をわかりやすくお伝えすることで安心感・信頼感を持ってもらうことができると思います。

 

円滑なコミュニケーションが求められる場面
  • 利用者さんやご家族との信頼関係を築く
  • 病状・状態・必要なケアを適切に説明する
  • 適切に情報を収集する
  • スタッフ間で情報を共有する
  • 他職種と連携する

 

また、利用者さんやご家族だけでなく他職種と連携する上で、気軽に話のできる関係は紹介や相談も増えるでしょう。

 

 

受け入れる力がある

訪問看護では様々な環境や考え方・思いを受け入れ、最適なケアを提供することが求められます。

環境面では正直、長居はしたくないようなご自宅もありますし、ご家族にじっと見守られてのケアもあるでしょう。

考え方・思いとしては「こうしたらいいのにな…」と思って提案しても、今までの生活を変えるのを躊躇う利用者さん・ご家族もいらっしゃいます。

そのため、まずは現状を受け入れる力が必須になります。

環境や考え方を受け入れ、そのなかで工夫や提案することでより良いケアができると思います。

 

時間管理がしっかりしている

訪問看護ではケアや移動の時間配分・管理が重要です。

スケジュールやケアの計画をしっかりと立て、時間を守ることで円滑に次の訪問に出発できます。

そのため予定を立てるのが得意な人、時間通りに物事を進められる人は訪問看護に向いているといえます。

とはいえ、慣れていないうちは所要時間に誤差が生まれやすくなります。

同行訪問や初回訪問時に時間を計っておくと良い目安になるでしょう。

焦らずに業務を行うために、イメージよりも多めに時間を充てておくことも重要です。

 

 

体力に自信がある

訪問看護では1日4−5件を訪問することが多く、中には介護度の重い方のケアも含まれます。

タイトなスケジュールだとあっという間に1日が終わったと感じる日もあります。

その他、計画書や報告書の作成、関係機関との連絡、スケジュール調整などの業務もあるため慣れるまでには体力が必要です。

しかし、初めからたくさん件数を訪問する事業所は少なく、同行訪問や見学からスタートする事業所がほとんどなので、徐々に訪問の体力は身に付いていきます。

 

 

共感力がある

訪問看護では関わる期間が長くなる傾向があり、ご自宅に訪問するという性質上、利用者さんやご家族の感情やニーズに寄り添うことが重要になります。

利用者さんの立場になって考えることで、より良いケアを提供することができるでしょう。

特に認知面の低下した方や難病で話すことができない方と接する際には、この共感力が重要になります。

普段から、相手のことを考えて行動できる共感力の高い方は訪問看護の適性があるといえるでしょう。

 

 

対応力がある

訪問看護は予測困難な状況が発生する場合があるため、柔軟に対応する能力が求められます。

  • 訪問先にたどり着かない
  • 移動中に事故に遭った
  • 利用者さんが苦しそうにしている
  • ご家族が吐いてしまった
  • 訪問中に地震が起きた

例えばこんな場面であなたはどのように対応しますか?

どんな状況でも冷静に対応できる方は訪問看護の適性があるといえます。

しかし、多くの場合は緊急時の対応マニュアルが整備されている事業所がほとんどです。

あらゆる場面を想定して準備できる人も対応力があると言ってもいいかもしれませんね。

 

 

チームプレーが得意

在宅医療の需要が高まり、利用者さん・ご家族のニーズも多様化しているため、様々な職種が連携・補完しあいながら適した医療を提供する「多職種連携」がすすめられています。

訪問看護では医師、PT、OT、ST、薬剤師、ケアマネージャー、ホームヘルパーなど、さまざまな専門職との連携が不可欠です。

そのため、チームで働くことが好きで、他のメンバーと協力してケアを提供できる人は訪問看護に向いています。

 

猫とアヒル

 

訪問看護師の適性をまとめると

  • 人と話すことが好き・人の話を聞くことが好き
  • 受け入れる力がある
  • 時間管理がしっかりしている
  • 体力に自信がある
  • 共感力がある
  • 対応力がある
  • チームプレーが得意

 

以上、7つの適性でした!

訪問看護に興味があり、一つでも当てはまる項目があれば、あなたは訪問看護師に向いているかもしれません。

逆に向いてなさそうと思う方であっても、このような適性は生まれついてのものではなく、環境や経験によって身につくものでもあります。

興味があれば是非、挑戦してみましょう!

 

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