訪問看護で使える無料アプリ4選〜理学療法士編〜

PT松村

みなさんは訪問の現場でスマホのアプリを使用されることはありますか?

今は無数にアプリの数があって訪問看護でも使える便利なものもたくさんあります!

そこで今回は理学療法士の私が実際に訪問看護の現場で使ってみて良かった便利アプリを4つご紹介させて頂きます!

訪問看護で使える無料アプリ4選

 

この記事を読んでほしい人

・訪問の現場や職場でアプリを活用したい方

・どんなアプリを使えばいいかわからない方

・無料で使える便利なアプリを知りたい方

PT松村

では、1つずつ詳しくご紹介させて頂きます。

①PicPlayPost

まずはじめにご紹介するのは画像、動画編集をするアプリです。

みなさんはリハビリ前後の利用者さんの姿勢や動作の変化をどのように見比べていますか?

効果判定をする方法はたくさんあると思いますが、このアプリを使えばリハビリ前後の姿勢や動作の変化を画像、動画で編集でき視覚化してわかりやすく見比べることができます。

撮影した写真や動画をアプリ内で編集するだけ!操作も簡単です。

横に並べて見比べられるためリハビリ前後の変化を目で見て捉えることができます。

利用者さんやスタッフに説明する時や変化を見比べてもらう時に視覚情報として変化があったということを受け取ってもらいやすいため、姿勢や動作の変化を説明をする時はよく使っています。

無料版と有料版があり、無料版は編集した写真、動画にロゴが入ってしまったり、有料版と比べると画質が劣るみたいですが、自分が見る分や利用者さん、スタッフに見てもらう分には支障はないため無料版でも十分使えます!

②HOKUTO

2つめにご紹介するのは医師向けの臨床支援アプリです。

ガイドライン、薬剤情報、抗菌薬(腎機能計算機能付き)、計算ツール、診断・治療(MSD)、UpToDate®、論文(Pubmed)が検索できます。

医師向けとなっていますが医療従事者ならどなたでも使うことができ、必要な情報がすぐに検索できて便利です!

私ははじめ薬剤の情報を検索するために使ったのがきっかけでした。

リハビリ職でも薬剤のことを把握しておくことは大切ですよね。そのことを訪問看護で働くようになってから痛感しています。ただ、看護師さんほど詳しいわけではないので訪問先で利用者さんが服用されている薬剤の名前を見てもわからないことが正直多いです。

そんな時にその場ですぐに調べられて薬剤の情報を得るために使っています。

薬剤以外にも病気やその症状についての診断基準や治療方法なども調べることができます。

出典)HOKUTOアプリ

ER(緊急時)に多い疾患や症状についてその時の対応がまとめられていたり、診断に用いるための評価ツールもまとめられていて、現場で使えたりするものもありました。

(例えば認知症検査のHDS-R、アプリ内に質問項目があらかじめ準備されているため回答内容を打ち込むだけで合計点数が表示されるようになっていて使いやすいです。)

出典)HOKUTOアプリ

調べたいことをキーワード検索することもできて便利です!

医師向けに作られたアプリのため幅広い知識の内容が検索でき勉強用ツールとしても使うことができます。

③ボディマス指数計算機

3つめにご紹介するのはボディマス指数計算機です。

このアプリはBMIを測るために使っています。

病院で勤務していた時と比べ訪問看護で働くようになってから栄養管理の重要性をとすごく感じるようになりました。

病院であれば栄養状態は毎日のように管理されていますが、利用者さんのほとんどは自宅で生活されていることが多く、栄養状態の管理が十分に行き届いていないなと感じることが多いです。

そのため、訪問した時に食事が十分に摂れているかの確認に加えて、体重の変化も確認するようにしています。

ただ、利用者さんの自宅の体重計ではBMIまで測れるものが少ないです。

そんな時にこのアプリを使ってBMIを測定しています。

身長と体重を入力するだけでBMI値が表示され、標準値と比べて痩せているか肥満なのかも数値で表示されるため一目で見てわかりやすいです。

主治医や看護師に利用者さんの栄養状態を把握してもらうためのデータの1つとして体重に加えてBMI値も共有するようにしています。

④万歩計アプリ

4つめにご紹介するアプリは万歩計アプリです。

セラピストの方で利用者さんと屋外歩行をされる方も多いのではないでしょうか。

看護師の方の中にも利用者さんと運動のために散歩をされることがあるかもしれませんね。

歩行練習もただ歩くだけでもいいのですが、万歩計アプリを使うことで歩数や歩いた時間を記録することができます。

歩いたことを数値化することで歩行状態を把握することができ、利用者さんに合わせて歩く量の目安を設定することができます!

さらに利用者さんに歩数や歩いた時間を数字で説明してあげることで歩く目安を理解しやすく、歩くモチベーションになったり利用者さんにとっても良い効果があると思います。

歩数や歩く時間を数値化して目標設定にすることで評価がしやすいですね!

万歩計アプリはたくさんあるので基本的にはどれも使いやすいと思います。

私はWalkerというアプリを使用しています。

注意点としてはアプリ内で利用者さんごとに歩いた記録を残すことができません。そのため利用者さんごとにアプリ内の記録をメモするなど別で記録を残す必要があります。

 

PT松村

いかがだったでしょうか。

デジタル化が進み介護の現場にもICTが導入されるようにもなってきました。

スマホやタブレットで記録や書類作成などをされている事業所も多くなってきています。

この記事を読まれてアプリを使ってみようかなと思って下さった方がいれば嬉しいです。

今回ご紹介させて頂いたアプリの中で気になるものがあれば一度使ってみて下さい。少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。

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ABOUT US
松村 佑貴理学療法士/ライター
理学療法士/総合病院で4年間勤務後、訪問看護ステーションに転職し現在勤務4年目/2年間エリアリーダーとして活動後、現在は仕事と育児の両立のため常勤スタッフとして勤務。/趣味は読書。Instagramで読んだ本の紹介してます!