次世代訪問看護師紹介vol.38|大谷匠さん

関口
「次世代訪問看護師」は、訪問看護の現場で実際に働いている人たちの働き方や想いを紹介するコーナーです。

今回は、5月から石垣島で訪問看護を始める大谷匠さんをご紹介します!

 

お名前

大谷さん

大谷匠です。

よろしくお願いします!

 

働いている地域はどちらですか?

大谷さん

現在は東京で働いており、5月から石垣島に移住して訪問看護を始めます。(取材時点:2021年3月)

 

働いている職場(事業所)を教えてください

大谷さん

株式会社シルバーウッドで働いています。シルバーウッドは「社会課題を未来に残さない」をビジョンに掲げて高齢者住宅・施設の運営や、VRコンテンツの企画開発を行っている会社で、私はその中で高齢者住宅の開発や運営、VRコンテンツの作成などを行っています。

他にも株式会社オムニヒールで、医療・介護・福祉領域に関心が高い人のためのコミュニティ「SHIP」の運営と、「おうちの診療所目黒」のお手伝いをしています。オムニヒールは「テクノロジーとクリエイティブで、みんなを癒す」をコンセプトにした、医療・ヘルスケアに特化したクリエイティブ企業です。

 

これまでの経歴を教えてください!

大谷さん

新卒でシルバーウッドに入職し、本社でマネジメント的な役割や人材採用などを担当していました。臨床での看護師としての働き方ではない業務にずっと携わっていました。

具体的には、サービス付き高齢者住宅「銀木犀」の地域連携、VR認知症などのコンテンツ作成、介護現場のミドルマネージャー向け研修の開発・ファシリテーションなどを行っていました。

そんな中で2021年5月1日より石垣島での訪問看護リハビリステーション 銀木犀の開設が決定し、昨年の夏頃からは出向という形で、様々な訪問看護ステーションや訪問診療所で、在宅の現場を見学・経験してきました。

 

関口

面白いキャリアですね!

多様なことを経験してきたからこそ見える視点や、訪問看護ではマネジメント力が必要だと思っているので、看護の現場に活かせるものがありそうです。

 

訪問看護を始めるきっかけは何ですか?

大谷さん

始めるきっかけとして、会社の理由と個人的な理由の2つに分けて話していきますね。

会社としては、まず社長である下河原と取締役の堺が石垣島に移住したんです。

最初は医療介護を行うつもりはあまりなかったみたいなのですが、石垣島の現状を調べるうちに「本人が帰りたいと言っても、医療介護資源が少なくて帰れず、在宅看取り率も低い」という状況があるということが分かりました。

そこで、関東で高齢者住まいでの看取りなどをやっているシルバーウッドとして「何かできないか?」と考えたことが会社としての事業立ち上げのきっかけになりました。

まず初めに、訪問介護・居宅支援事業所が立ち上がりました。また、石垣島では、初任者研修を3年間実施されていないという状況で、介護職がなかなか増えないという状態が続いていたため、介護初任者研修を開催しました。

そうして稼働していく中で、介護だけではなく医療との連携も必要とのことで、訪問看護ステーションの設立が決まりました。

 

関口

初任者研修を開催することで介護従事者を増やすことだけでなく、病気があっても家で過ごしていくことができるんだという住民の意識の変容にも繋がりそうですね。

大谷さん自身の個人的な理由は何だったんですか?

 

大谷さん

私は、卒後すぐに「臨床はやらない」という意思決定をしました。そこからずっとマネジメントなどについて学んできたのですが、学生時代から看護学や看護実践が好きでいつかやりたいと思っていました。

また、仲のいい医師である石井さんという方が運営するお家の診療所や、他の優しい先輩方の訪問看護ステーションなどの出向を通して、より一層在宅でケアをする楽しさを知り、石垣島で訪問看護をやりたいという気持ちが強くなっていきました。

 

訪問看護を始め前にどんな準備をしましたか?

大谷さん

いくつかのステーションで出向といいう形で研修をさせてもらい、同行訪問を通して現場で実践しました。そこでは、ケアの技術や思考過程はもちろん、コミュニケーションを楽しむことを学びました。

同行していく中で、他事業所の専門職同士の情報共有がうまくいっておらず、利用者さんが疲弊してしまうことがあるという状況を知りました。

そういったことのないよう在宅でケアを提供するには、自組織だけでないチームビルディングのあり方などについても考えていきたいと思っています。

 

関口

いろんなステーションが見れるのは楽しそうですね。

そして、やはり視点がマネジメント的な目線ですね!たくさんの人が介入する場合、継続したケアや細やかな配慮をするためには、情報共有が欠かせないですよね。

他事業所で活用している情報共有ツールとして江戸川区では「MCS(medical care station)」というものがありますが、普及率はとても低いです。

訪問介護・看護業界の平均年齢が高くツールを使いこなせないことや、そもそもiPadなどの機器を買うコストがないところが多く、FAXや電話が一般的になっていますね。

 

訪問看護を始めるにあたり、不安なことはなんですか?

大谷さん

私は千葉県出身で、社会人になってからもずっと東京なので、新しい環境に慣れていけるかはまず不安ですね。でも、それよりも自然に癒される要素が強そうなので、頑張れそうです。

あと方言が聞き取れるかどうかが心配です・・・(笑)

訪問看護に関しては、1つ1つ丁寧に実践していくのみだなと思っています。

 

関口

地方だと、言語の壁にぶち当たることありますよね!(笑)

高校生の頃に職業体験で地元の茨城の病院に行ったときに、患者さんの言葉が全然聞き取れなくて、困ったことを思い出しました。

 

楽しみにしていることや、期待していることはありますか?

大谷さん

島には、先ほども話したように「介護・医療人材不足」「自宅で最期まで過ごしたい希望があるが、実現できない現状」などたくさん課題があるので、チームで工夫しながら取り組んでいくことが楽しみです!

 

関口

課題がたくさんあると大変さもあるとは思いますが、やりがいはそれ以上ですね!

島の規模感的にも、石垣島は人口約5万人なので、介入前後の変化が分かりやすそうな印象です。

 

これから先の目標などあれば、教えてください!

大谷さん

「島で最期まで暮らしたい」と思った人に、最後まで島に居ることができる選択肢を提示できるように環境を整えていきたいと思います。

他にも、様々な障害により生活や社会活動に支障をきたしている人たちが、自分が望む生活や社会参加を促せるようなケアを意識していこうと思っています。

また、外部からだけでなく、石垣島に既に住んでいる人たちが介護や医療に興味を持って関わりたいと思える取り組みもやっていきます。

一緒に働きたい方も募集していますので、ご興味ある方はぜひご連絡ください!

 

関口

お話しを聞いていて、私までワクワクしました!

大谷さんの今後の発信を楽しみにしています!

 

大谷匠さんの活動紹介

Twitter

株式会社シルバーウッド

・株式会社omnihealが運営するコミュニティSHIP

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