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お名前
饗庭康太朗です。
よろしくお願いします!
働いている地域はどちらですか?
東京都です。
現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください
看護師になる前は、音楽大学を卒業してトロンボーンを演奏、演奏者以外に佐渡裕芸術監督が率いる「佐渡裕とスーパーキッズ・オーケストラ」でアシスタントマネージャーとしても働いていました。
仕事をしながら音楽療法を勉強していく中で、もっと患者さんの近くで働きたいと思い看護師を志しました。
音楽の世界から、医療の世界へ!なかなか珍しいキャリアですね。
現職(訪問看護師)歴は?
3年間です。
訪問看護に興味を持ったきっかけは?
学生時代、看護師として裁量を持って活き活きと働くにはどうすればよいだろう?と常に悩んでいました。そんな時、たまたま参加することになったのがケアプロの開催していた「ホームケアラボ」という訪問看護の語り場でした。
自分が看護師として働いていくならこれだろうな、と感じたことを覚えています。そこに集まる人達の間には、多様性を受け入れる寛容な空気が流れていました。
閉鎖的な病棟の雰囲気にはどうにも息が詰まってしまいます。物理的にも精神的にもフレッシュな空気が吸いたいと思い、学生の頃からできるだけ早く地域に飛び出ようと考えていました。
訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?
良いイメージしかなかったですね。
早くお気に入りのウィンドブレーカーを買って、電動チャリで風を切りたいなと思っていました(笑)
服装がある程度自由なのも、訪問看護ならではかもしれませんね!
風切りながら自転車乗るの、たしかに楽しいですね(笑)
実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界
ケースは常に込み入っており、何ひとつシンプルな模範解答はないということでしょうか。
これだけ社会が無機質で平坦になり、多様性(バラエティではなくダイバーシティの意)を失いつつあるこの時代にも、俗っぽい言い方ではありますが「人生十人十色」だなと日々感じます。
本当にたくさんの人の人生があって、答えのない中で手探りで歩んでいく感覚が訪問看護にはあるように感じますね。
訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?
私は音大卒業後に看護師になっており、音楽療法を学んだことなどから、たまに訪問先で利用者さんと一緒に唱歌を歌うことがあります。
パーキンソン病で、普段はほとんど発語もないおばあちゃんや、さっき食べたものも覚えていない認知症の方が、馴染みある歌ならスラスラ言葉がでてくるんです。
ご本人にとっても驚きであり、自信につながり、喜びとなるのかなと思っています。ほんのささやかな時間ではありますが、とてもよい時間を共有させて頂けているなと感じます。
想像するだけで素敵な空間ですね。
患者さん自身ができないと思っていたことができたという成功体験は、今後なにかを挑戦するきっかけにもなりそうです。
働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください
いろいろありますが、ねずみが利用者さんの布団の上でくつろいでいた時はびっくりしましたね。(笑) 私の強みは看護師でありながら行政書士という国家資格を有し、いまも法律を学び続けているところにあると自負しています。あと、ちょっぴり音楽ができて、素晴らしい音楽仲間に恵まれているところも。 「患者」という文字は、心に串がささった者を意味しているそうです。その串を抜いてあげる為には医療以外の視点からのアプローチも有用だと考えています。 例えば、この超高齢社会において、認知症の方の財産管理や、精神疾患を患う方への後見制度の活用といった業務は、ますますニーズを増していくことでしょう。 それに音楽には人をまきこみ、ひとつにする力があります。医療×法律×音楽。どんな看護師になれるのか、自分自身が一番楽しみにしています。 素敵過ぎます。 饗庭さんだからこそできることが本当にたくさんありますね。ぜひ、またお話し聞かせてください!ありがとうございました。 また、看護師紹介記事も含めビジケアの最新記事情報・イベント情報をキャッチしたい方は、ぜひ公式LINEへの登録をお願いいたします。 「自分の働き方も紹介してほしい!」という方がいらっしゃいましたら、お気軽に公式LINEまでご連絡ください!(※やりとりはすべてオンライン上で行います) また、掲載させていただいた方は次世代訪問看護師同士の情報交換グループにご招待いたします♪全国の訪問看護師同士でつながり、学びや交流をしていきたい方はぜひお声かけください!これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?
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今回は東京都で働く饗庭(あいば)康太朗さんをご紹介します!