次世代訪問看護師vol.64|請川真子さん

関口優樹
「次世代訪問看護師」は、訪問看護の現場で実際に働いている人たちの働き方や想いを紹介するコーナーです。

今回は三重県で働く請川真子さんをご紹介します!

 

お名前

請川さん

請川真子です。

よろしくお願いします!

 

働いている地域はどちらですか?

請川さん

三重県松阪市で働いています。

 

関口優樹

松坂!松坂牛のところですね!

どんな地域なんでしょうか?

 

請川さん

そうですね!松坂牛のところです(笑)

訪問エリアは、片道15kmで車で30分くらいかかります。海から山まで自然がたくさんな地域で、それぞれで地域性があって面白いです。

 

働いている職場(事業所)を教えてください

請川さん

医王寺会 笑顔の街訪問看護ステーションです。

いおうじ応急クリニックの理念が、「最後まで笑顔で生きられる街をつくる」なので、そこからステーション名がきています。

 

関口優樹

クリニックと居宅もある会社なんですね。

医師やケアマネとも連携がしやすそうで、ご利用者さんにとっても良さそうですね。

 

現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください

請川さん

新卒から約4年間、三重県の訪問看護ステーションで勤務していました。

その後、いおうじ応急クリニックの外来で勤務し、訪問看護ステーションが立ち上がってからは、訪問看護で働いてます。

 

関口優樹

東京や大阪など首都圏では、新卒の訪問看護師増えていますが三重でもできるというのは貴重ですね。

 

請川さん

私が働いていた頃は、三重県で新卒から訪問看護をしている人はほぼいませんでした。

今も新卒で採用しているところも多くはないですが、いおうじクリニックでも1年目の看護師さんも働いており、少しずつ増えている印象です。

 

現職(訪問看護師)歴は?

請川さん

外来看護師などの期間を除くと、今は7年目になります。

 

訪問看護に興味を持ったきっかけは?

請川さん

訪問看護に興味を持ったきっかけは、大学での領域実習でした。

病院では業務に追われる中で患者と向き合うことが難しく、集団での生活になるので患者さんの生活リズムや個性を重視するよりも、病院側の都合に合わせてもらわなくてはいけないことに違和感を感じました。

一方で在宅では、 時間的な余白もあることで看護師が利用者さんと向き合って相手を尊重し、利用者と看護師が対等の立場であるように感じて訪問看護師になろうと思いました。

 

関口優樹

在宅だと、フラットな関係性になれる感覚がありますね。

 

請川さん

対等より、利用者さんの方がむしろ上くらいですね。(笑)

ご病気以外のことも、人生の大先輩なので、いろいろ教えていただいています。

 

訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?

請川さん

訪問看護を始める前は、利用者さんにしっかりと向き合うことができるイメージを持っていました。

また、連携は大切だけど、1人で訪問して1人でケアをするんだというイメージも抱いていました。

 

実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界

請川さん

訪問看護の始まる前のイメージと大きな変わりはなく、利用者さんにしっかりと向き合うことができる世界だと感じています。

しかし、1人でケアをするんだというイメージは、実際に働くと、心強いチームがいてくれるという印象に変わりました

訪問している間は、自分1人しかいませんが、職場のスタッフや他事業所の医師やケアマネさんなどにいつでも相談ができ、助言もいただきながら働けています。

1人だけど1人じゃない。チームの心強さがあると感じます。

 

関口優樹

訪問看護を始める前によく聞く不安で多いのが「1人で訪問すること」ですが、実際は1人で解決するというよりも、周囲と合意形成を取りながら、全員で取り組んでいるって感覚に近いなと私も思います。

1人だけど、1人じゃない。まさにそんな感じですよね。

 

訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?

請川さん

最近だとお看取りの方ですかね。余命1週間から10日だろうと言われて帰ってきた利用者さんで、病院では全く食べれなかったんですけど。大好きだった珈琲を飲めたり、好きだったものを少し食べられたり。

最初はご家族様がご本人様の状態を受け入れられていなかったんですが、お看取りのあとに「お家で看取れて良かった」とお話しいただけたのは嬉しかったですね。

ご本人らしく最期まで過ごせたご様子があったりすると、やりがいを感じます。

 

働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください

請川さん

新卒から訪問看護に進んだ為、看護技術、特に点滴等の経験を積みにくい技術の習得は大変苦労しました。前の職場では習得ができなかった為、技術習得のためにクリニックへ転職しました。

コミュニケーションも大変でしたね。訪問看護を始めた当初は、人見知りでコミュニケーションが苦手でした。

雑談も上手くできず、クレームも何度か頂いていました。また、思いの傾聴をする場面でも、返し方が分からずに困った時もあります。

しかし、前の職場の先輩方が諦めずにご指導して下さったおかげで、今は人見知りも言わないと分からない程度になり、コミュニケーションにも少し自信を持つことができるようになりました。

 

関口優樹

請川さんとお話ししていて、コミュニケーションが苦手だったようには全く感じませんでした!

コミュニケーションは、正解がない分とても難しいですよね。

 

これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?

請川さん

利用者さん、ご家族さんの思い、生活に寄り添える看護師になりたいです。

また、リンパ浮腫セラピストの資格も取得しましたので、浮腫で困っている方々の力に、少しでもなれるように精進していきたいと思います

 

関口優樹

請川さんの、今後のご活躍が楽しみです。

ありがとうございました!

 

請川真子の活動

・いおうじ応急クリニック Instagram

・いおうじ応急クリニック Facebook

 

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関口
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