目次
お名前
飯塚彩(ひかり)です。
よろしくお願いします!
働いている地域はどちらですか?
鹿児島の離島「下甑島」で働いています。
ドクターコトーのモデルになった先生が働いていた島です。
働いている職場(事業所)を教えてください
下甑島に唯一ある医療機関である、下甑手打診療所で働いています。
現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください
大学卒業して、付属病院に3年勤務しました。
特に将来やりたいこととかはなかったんですが、中学生くらいの頃から海外に関心があり、自分の知らないところに飛び込むことが好きでした。
ある時「青年海外協力隊」の広告を見てすごくワクワクして、訪問看護で働きながら協力隊に受験し、ソロモン諸島へ2年いきました。生活習慣病や生活改善の地域と看護師への啓発を主に行いました。
帰国してからはご縁があり、地域に密着した小規模多機能に入職しました。
すごい行動力ですね!
離島での仕事を始めようと思ったきっかけ
ソロモンに行ってる時に介護施設で看護師に教育やその後の小規模多機能の実戦の中で、自分の臨床経験に自信が持てない時があり、どこかで学びたいと思っていました。
離島だと診療もみれる、地域医療もみれる、島全体も見れるので、臨床経験を身につけながら地域医療についても学べると思い、離島にいくことを決めました。
診療所での業務内容を教えてください
病棟と外来があるので、どちらの業務も兼務しています。
診療科目もバラバラで、小児から看取りまで全ての対象をみています。検査技師さんも薬剤師さんもいないので、検査補助、調剤薬局業務もやります。
施設と出張診療所、在宅に定期的に訪問して、外来に来れない方の健康状態の確認も行なっています。
幅広い業務ですね!
体調が急変した時とかに手術とかはできないと思うのですが、その場合はどうするのでしょうか?
ヘリコプターかフェリー、漁船で搬送することになります。
出産と手術は、やってないので島外に行ってもらうことになりますね。
離島で働く中で、嬉しかったことはなんですか?
重篤でもう無理かもって話していた人が治療で改善してきて、無事退院してから認知症カフェで再開できたことは嬉しかったですね。
職場と暮らしの境界が曖昧な分、その人を継続してみ続けられるのが面白いです。外来で見かけて心配していたおばあちゃんが、郵便局ですれ違ったり。
地域全体が人と人が繋がってるし、小さな島なので全部の生活の導線が一緒なので個と個で関わっている感じがします。
離島で働く中で、大変だったことや驚いたことはなんですか?
入院時のアナムネがないことは驚きました。診療所で働いている方々は、地元で長い方が多いので知りすぎているからこその曖昧さがあるなと感じることありました。
ずっと同じメンバーで働いていると、必要になることが少なかったのかもしれませんね。
新しい人が入ったタイミングで、そういった意見はきっと貴重ですね!
これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?
離島での研修が終わってからは、小規模多機能に戻ってここでの経験を生かして地域をまるっと見れる看護師になりたいなと思っています。
下甑島の研修は今後もあるようなので、ぜひ興味ある方は参加していただきたいですね。
飯島さん、貴重なお話しをありがとうございました。
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