次世代訪問看護師紹介vol.23|宮澤拓也さん

ビジケア広報・町田
「次世代訪問看護師」は、訪問看護の現場で実際に働いている人たちの働き方や想いを紹介するコーナーです。

今回は、訪問看護の立ち上げ&管理者を経験!若き次世代パワー溢れる宮澤拓也さんをご紹介します!

 

お名前

宮澤さん
宮澤拓也です。

よろしくお願いします!

 

働いている地域はどちらですか?

宮澤さん
愛知県名古屋市で働いています。

 

働いている職場(事業所)を教えてください

宮澤さん
Footage訪問看護ステーションです。

立ち上げから管理者をしていました。

 

現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください

宮澤さん
病院でICU(集中治療室)で3年半、腎臓内科・移植外科で1年半働いていました。

 

現職(訪問看護師)歴は?

宮澤さん
1年と9カ月ほどになります。

2019年1月に現在の訪問看護ステーションを立ち上げて1年間管理者をしたあと、他の者に管理者を引き継ぎ、その後も同じステーションで働いています。

今は訪問も行きつつ、管理支援・エリアマネージャー的な立ち位置としても活動しています。

 

町田
宮澤さん、若くしてめっちゃ色んな経験されてますよね!

まだ20代とは思えない濃さ・・・!

 

宮澤さん
そうですね!訪問看護立ち上げは26歳のときだったかな・・・。

元から経営に興味があったとかではないんですけど、声をかけてくれた仲間のご縁で今につながってますね。

 

訪問看護に興味を持ったきっかけは?

宮澤さん
集中治療室で働いていてさまざまな経験や知識を学ぶことができましたが、

同時に「本人の希望があっても家に帰ることができない」という現状にジレンマを感じることも多々あり「集中治療と在宅を繋げることができれば・・・」と感じていました。

でもその頃にはまだ”訪問看護”には結びついていなかったんですよね。

 

町田
そうなんですね・・・!

そこからどうやって訪問看護立ち上げに至ったんですか?

 

宮澤さん
そんなときに、施設の立ち上げなどをやっていた看護師仲間から声をかけてもらって・・・

在宅の受け皿が少ない、地域の受け皿となる場所・事業をやりたいという彼からの誘いで、一緒に事業をやろうという話になりました。

最初は療養通所介護など別の事業を始めようとしたんですが、経営・現実的な課題にも直面しました。

そこで、その時点での自分たちのスタートに最適だったのが”訪問看護”という選択だったんです。

 

訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?

宮澤さん
学生のときの記憶しかなくて・・・正直、何やってたかあまり覚えてません(笑)

波風立てずに、なんとか実習を乗り切ることで精いっぱいでした・・・!

男子看護学生って、色々あるじゃないですか(笑)

 

町田
ああ~~

男子の肩身が狭い感じ、あるあるですね(笑)

 

実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界

宮澤さん
急性期病院で働いてきた中で、病気は治すもの・良くするもの、っていうイメージが強くあったので、在宅でも「どうやったら医療や看護を受け入れてもらえるか?」を最初はすごく考えていました。

実際働いてみると「その医療や看護を本当に本人が望んでるかどうか?」を考えさせられることがたくさんありました。

医療者がそのケアを必要だと思っていても、利用者さんから来るなと言われてしまったら介入できないんですよね・・・。

 

町田
そうなんですよね・・・。

医療者が「これが必要」「してあげなきゃ」と感じていても、それが相手にとっては望んでいなかったり生活様式に大きく響くことだったりする。

良かれと思ってすることや必要なはずのことでも、それが相手の本意でなければ、医療者のエゴになりかねない・・・すごく難しいですよね。

 

宮澤さん
そうですね・・・。

なので今は「生活の中に看護をどうやって寄り添わせるか?どうやって違和感なく組み込んでいくか?」という視点を持って、利用者さんの生活や人生観・価値観を尊重したうえで医療や看護をうまく形を変えたり組み合わせて援助していく方法をいつも考えています。

在宅の場は医療者主軸ではなく、利用者さんの決定に私たちが寄り添っていく場なんですよね。

 

訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?

宮澤さん
がんのターミナル期の利用者さんがいたんですが、ADLも身体機能も低下して「ご飯が美味しくない・・・」と食事がほとんど食べられない状態だったんです。

それをどうやったら美味しく食べられるか?って考えて、訪問時に食事を一緒に作って食べる、という形で介入したことがありました。

相変わらず「美味しくない」とは言っていましたが、訪問時には一人前の食事をきちんと召し上がっていました。

亡くなる直前に何度も「またご飯食べたいね」と話していた姿が印象深いですね・・・。

独居で友人も少ない方だったので、最期にそういう関わりができたことは良かったのかなぁと心に残っています。

 

町田
素敵ですね!その光景が浮かんでじんわりきました・・・。

そういううまく数字や形に表せない人と人の関わりの中にこそ、看護の本質があるなぁ・・・って私は常々思うんですよね・・・。

 

働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください

宮澤さん
さっきも話しましたが、相手が望んでいない状態への介入って本当に難しいなと思います。

訪問看護を始めた最初の頃に「なんだお前」「頼んでない、帰れ」とハッキリと拒絶をされる利用者さんがいたんです。薬は飲まないし、往診の先生が来たら「お前誰だ」って突っぱねたり・・・。

最初は大変だったしビックリしましたが、その方と出会ったお陰で、いい意味で看護観・価値観を見直す・変えるきっかけになりましたね。

今思えばすごくありがたい経験になりました!

 

町田
わ~その光景も目に浮かぶ・・・。

本当に必要なことは何か、何が正解なのか、常に考えさせられますね。

 

宮澤さん
あと大変だったのは、訪問看護立ち上げのとき、オープニングスタッフの全員が訪問看護経験がなかったことですかね。

全員、訪看初心者っていう・・・(笑)

けど、経験がなかったからこそ刺激し合ってやれた、お互いに学び合いながら進んでこれたと思います。

みんな分からないのは当たり前、誰かに負荷がかかるとか責め合うようなことがなく、一緒に創り上げていけたのはすごくいい財産になりました!

 

町田
いいですね~!楽しそう・・・!

私も今訪看立ち上げを経験しているので、めっちゃ勉強になります!

 

これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?

宮澤さん
医療者が援助を決めるのではなく、利用者さんの人生観・価値観に合わせて、必要な人やケアを適材適所して、パズルのピースのようにはめていけるようになりたいと思っています。

あとは地域で選んでもらえるよう、自分自身もチームも磨いていきたいですね!

 

町田
素敵です・・・!その溢れる思いや経験をぜひ周りの人にも広めていってほしいなと思いました。

宮澤さん、ありがとうございました!

 

活動紹介

・宮澤さんのtwitter

・Footage(フッテイジ)Instagram

 

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町田
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ABOUT US

町田 舞
広報
ビジケア広報・ウェブ担当。 看護師/フリーランス。看護メディア(マイナビ看護師、ナース専科、月刊ナーシング等)で執筆・編集経験多数。在宅医療研究会レポート担当。2020年8月~都内の訪問看護ステーションにて管理者に就任。システムエンジニアだった経験を活かしウェブ・SNS・ITの力でヒト・モノ・コトの橋渡しを軸に活動。ITとリアルの融合で人がつながり支え合う地域包括社会を目指す。