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教育について語ろう!
次世代訪問看護師の記事に掲載させていただいた方は、Facebookグループにご招待させていただき、日頃から情報交換や交流を行っています。
現在、全国各地から30名ほどの訪問看護師の方が参加しています。
今回のオンライン交流会には約9名ほどの方が参加してくれました。
今回は「教育」をテーマに、各々の事業所の取り組みや課題を話し合い、情報交換を行いました。
訪問看護業界全体にいえることですが、「教育」が課題となっている事業所は多いのではないかと思います。
- 少人数で回しているステーションが多く、教育にさける人員的コストがない
- 訪問しないと単価が発生しないため、収益とならない同行訪問を継続的に行う経済的余裕がない
- 在宅には疾患的にもパーソナル的にも多様なニーズがあるため、特定の科や領域に絞った教育が難しく、利用者の個別性に合わせた対応が必要となる
上記が考えられる中で、もし手厚い教育を望む場合は「人数的に余裕があり、多様な経験・バックグランドを持つスタッフが在籍しているステーションを探していくと良いのではないか?」という意見が出ました。
どんな教育をしている?
ほとんどのステーションが同行訪問でのOJTで教育を行なっていました。
OJTでは、まずは状態が安定している人(急変がない人)や自分が専門的に見てきた疾患の方から訪問し始め、徐々に対象を広げていく形が取られています。
同行訪問は2回、3回目は単独訪問と決めているステーションや、自分自身、先輩スタッフが安心できるまで同行を重ねるステーションなど、それぞれの看護師の課題感やステーションの特徴があることが分かりました。
一人でも安心して訪問できるように、ICTの活用(写真や映像での共有)、すぐに相談できる体制をもうけているところもありました。
具体的な教育システムの確立や、単独の判断基準は設けていないところが多く、スタッフ間で不安や課題点を振り返りながら、そのスタッフに合わせて対応していくことが多いようです。
新卒や若手を積極的に採用しているステーションでは、毎回の訪問ごとに振り返りをしているところもあるそうです。
訪問の振り返りとして行っている内容を教えて頂きました。
- 実施した内容
- 利用者さんの特徴、サービス、家族背景など
- 考えられるリスクや看護問題
- 訪問する上で不安なこと など
これから在宅医療の必要性が高まっていく中で「住み慣れた地域で過ごしていきたい」という利用者のニーズを叶えていくためには、訪問看護ステーションや訪問看護師の数を増やし、サービスの質も高めていく必要があります。
そのためにも、「看護師が安心して在宅分野に飛び込める教育システムが必要なのではないか?」「どんな教育が、今後の訪問看護業界に必要なのか?」次世代訪問看護師同士で、そんな意見交換が行われました。
引き続き情報共有しながら、訪問看護の教育について深めていければと思います。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
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今回は、次世代訪問看護師の記事に掲載されたメンバーのみが参加できるオンライン交流会を「教育」をテーマに開催しました!