次世代訪問看護師紹介vol.4|野中翔太さん

ビジケア広報・町田
「次世代訪問看護師」は、訪問看護の現場で実際に働いている人たちの働き方や想いを紹介するコーナーです。

今回は、大阪で訪問看護師として働く野中翔太さんをご紹介します!

 

お名前

野中さん
野中翔太です!

よろしくお願いします。

 

働いている地域はどちらですか?

野中さん
大阪府です!

 

働いている職場(事業所)を教えてください

野中さん

 

現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください

野中さん
救命救急センター(救急外来、CCU)、精神科病棟で働いていました。

 

現職(訪問看護師)歴は?

野中さん
1年ほどになります。

 

訪問看護に興味を持ったきっかけは?

野中さん
看護師のゴールを「家族が家に帰りたいと言った時に、”自分がいるから帰ってきて良いよ”と言える」にしていたので、

ゆくゆく訪問看護の経験を積むことは考えていました。

 

町田
早い段階から、明確なビジョンを持っていたんですね・・・!

 

野中さん
はい。

その中で看護師としてのキャリアを重ねていき、次なるステップアップのために多くの人と会っていく中で現在の会社の社長と出逢い、

思いに共感してくれたことからステーション立ち上げからスタッフとして働き始めました!

 

町田
立ち上げから!

大変なこともあったと思いますが、ゼロから作り上げていくことはものすごい経験と学びになりそうですね。

 

訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?

野中さん
他職種・他事業所との連携の難しさや、利用者さんの状態の評価を一人で行うことの責任感が必要だと感じていました。

 

実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界

野中さん
他職種・他事業所の方との連携ではタイミング、頻度、方法、伝え方を意識するようにしたり、みんなで良かった点を共有しながら行っていく中で・・・連携は難しいものではなく、強力な武器になると考えが変わりました。

また、現場で利用者さんを看護するのは一人ですが、判断は一人でするのではなく、他職種の方にもその場で相談することができることを現場で感じることができ、一人で全て判断しなければいけないという感じはなくなりました。

 

町田
すごく素敵ですね・・・!

具体的なアクションを考え、工夫して行動されているからこそ、連携がうまくいってるのだと思います。

しっかりと連携をしようという野中さんの姿勢が、ひしひしと伝わってきます。

 

野中さん
また、連携を考える中で、特にヘルパーさん達に対する認識がドカンと変わりました・・・!

当社にはヘルパーステーションもあるのですが、そのヘルパーさんたちと一緒に仕事をする中で在宅で身に染みて感じたのが「利用者さんは看護師が来なくても生きてはいけるが、ヘルパーさんが来なければ生きていけない」ということです。

僕たち医療職が介入する前に、必ずヘルパーさんは「生活」を整えてくれています。

その土台がなければ、僕たちが提供する看護は「病院」という治療する場と何ら変わらなくなります。

訪問看護は「家」が主軸。利用者さんらしくお家で生活を続けていくには、ヘルパーさんの存在が必要不可欠です。

 

町田
すごい・・・アツい・・・!

ヘルパーさんへの尊敬の想いが溢れてますね・・・!

 

野中さん
ヘルパーさんが持っている情報量と質の高さにも驚かされました!

僕ら看護師の訪問が「週1回」ということは良くあることです。僕らはそのたった週1回の訪問の中でどれだけ正確な情報収集と評価ができるでしょうか?

ヘルパーさんは週に何回も介入し、ゴミの種類や量、部屋やトイレの汚れに至るまで・・・生活の場からリアルな情報をきちんと把握されています。そんなヘルパーさんたちと連携をすることで、看護の質もより正確に、なによりその方に寄り添ったものになると確信しています。

ヘルパーさんの偉大さを感じたことが、僕にとって一番大きな変化だったと思います・・・!

 

町田
ステーション内外問わず、きちんと関わる人同士の信頼関係・情報共有ができているからこそ、そういった連携がうまくいくんでしょうね・・・!

皆さんがしっかりと「利用者さんをチームでみている」という雰囲気が伝わってきますね。

 

訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?

野中さん
病院では「治す医療」がメインでしたが、在宅・訪問では「支える医療」がメインになります。

利用者さんの生き方が一番の世界なので治療や療養を強制することはできず、医療の専門職としてときには「本当にこれで良いのか?」と疑問に思う部分もあります。

 

町田
医療者として抱えるジレンマですよね・・・。

「もっとこうしたほうがいいのに」と専門職の視点で感じることはたくさんあると思います。

 

野中さん
そうですね。

でも、利用者さんの生き方に合わせたサービスの提案をしていく中で、利用者さんから「あなたは欠かせない存在」と言っていただけたりすることで、その人にとって本当のお役に立てたのだと感じ、とても感動しました。

 

町田
きっと、きちんと相手目線に立っての提案をされていて、それが利用者さんにも伝わっているんでしょうね・・・!

エピソード一つ一つから、野中さんの真摯な想いを感じます。

 

働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください

野中さん
利用者さんになかなか医療の介入の必要性をご理解いただけず、キャンセルが続くなどがあった際は、利用者さんと本音での話し合いが必要となりました。

医療者の目からすると「医療が必ず必要な状態」ではあるにもかかわらず、利用者さんの生き方としては「必要がない」と言われてしまう・・・「健康でその人らしく生きてほしい」と思いがあっても、それが伝わらないことへのもどかしさを感じることがあります。

 

町田
訪問看護師の方からそういうお話を伺うことは多いですね・・・。

何がその人にとって最善なのか、病院でも在宅でも常に直面する課題なのかなぁと思います。

 

これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?

野中さん
今、そしてこれからの利用者さんの生き方に必要なことを、看護師という視点だけではなく、他職種の方も含めてトータルに判断できる存在になっていきたいです!

 

町田
看護師・医療者として、一人の人として、常に利用者さんにとっての「最善の生き方」を考えて伝えていく・・・。

そんな野中さんの誠実な思いと、人に寄り添う姿勢がにじみ出ていて、とても温かい気持ちになりました。

野中さん、ありがとうございました!

 

 

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町田
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ABOUT US

町田 舞
広報
ビジケア広報・ウェブ担当。 看護師/フリーランス。看護メディア(マイナビ看護師、ナース専科、月刊ナーシング等)で執筆・編集経験多数。在宅医療研究会レポート担当。2020年8月~都内の訪問看護ステーションにて管理者に就任。システムエンジニアだった経験を活かしウェブ・SNS・ITの力でヒト・モノ・コトの橋渡しを軸に活動。ITとリアルの融合で人がつながり支え合う地域包括社会を目指す。