目次
お名前
よろしくお願いします!
働いている地域はどちらですか?
働いている職場(事業所)を教えてください
2021年9月に開設して、代表取締役・管理者をしています。
現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください
その後、訪問看護ステーションのオープニングスタッフとして1年働き、同じ事業所のサテライト長になって2年。その後別のステーションに移って管理者を1年半やっていました。
現職(訪問看護師)歴は?
訪問看護に興味を持ったきっかけは?
学生の頃から、「やるなら小児科か終末期」と思っていて、子供が好きなことと、人生の終わりに関わりたいという気持ちを持っていました。
そこから就職して4~5年小児科で働いてみて、キャリアに明るい未来が浮かばなくなってきて、次の働き方を考えたときに、学生時代に考えていたことを想いだしたんですよね。
その後、病院で働き続けながら、有志で集まって地域の保健師活動を始めたんです。町内会館などを借りて、地域で暮らす高齢者に予防の視点で講義をしたりしました。だんだんと人も集まるようになって、病院ではなく「町・地域」で活動をすることで視野が広がりました。
そこから、病院の外で働く道や、病気になる手前の人にも関わりながら働く道を考えるようになりました。そして、地域で活動するなら、個人でただやるのではなく信用も大切だと思い、「訪問看護なら、看護師として病気の人へのケアもできるし、病気の手前の人たちにも“ここで働いています”と伝えられる肩書にもできる」と考えました。
「訪問看護がやりたい」という信念とはちょっと違うところがきっかけでしたが、病院の外に出て活動していくうちに、家で暮らす人たちにも看護が届けられることの楽しさや素敵さをどんどん知っていきました。
元々「人の最期に関わりたい」という想いもあったので、自分の中にあった想いや経験がつながり、訪問看護へとつながっていきました。
今でこそ、新卒や若手のうちから訪問看護を選択する看護師は増えましたが、5~6年前当時でそれを選択する人はすごく少なかったはず。
情報や選択肢に限りがある中で、たくさん考えながら行動していったからこそ、見つけられた道ですね・・・。
他にも、小児科で亡くなる子供やその家族の姿をずっと看てきたので、後悔のない最期を迎えられるケアを在宅でもできたら・・・という想いも持っていました。
また、病院で働く中で、同期や後輩がさまざまな理由で辞めていくのも見てきました。せっかく学校に行って資格を取って就職したのに、人間関係で疲弊したり、看護師そのものが嫌になって辞める人もいて・・・もったいないという気持ちや、そういう人に何もできない悔しさを感じました。
そういう想いも重なって、自分が訪問看護や新しいキャリアを開拓していく中で、辞めていく人たちに別のキャリアの選択肢や、”看護師”を嫌いにならない道筋をつくりたいとも思うようになりました!
本当にたくさんの想いが折り重なって、鈴木さんは地域で働くこと・訪問看護をすることを選択したんですね。
訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?
とはいえ、自分の場合は小児科経験しかなくて成人未経験だったので、どうせ未経験だし、もう飛び込んじゃえ!って感じでしたね。フットワークでいっちゃいました(笑)
実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界
訪問自体は一人で行きますが、相談や連絡をし合いながら仕事ができること、チームで動いているということを、働いてみて知りましたね。
訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?
入院している時よりも”暮らしに寄り添えている”と思えるときも嬉しいですね。また、元々小児科で働いていたので、やはり小児看護は特にやりがいや関わる楽しさを感じます!
子供との関わりは純粋に楽しいですし、親御さんのお子さんのケアへの工夫とか想いを知りながら深く関われるのも楽しいですね。親御さんからお子さんへの愛情を感じると、なんだか嬉しくなります。
楽しんでいるのが伝わってきます!
自分やスタッフの対応・ケアによって次の依頼につながっていくと思うので、そうやって評価や次の相談(=信頼の証)として跳ね返ってくるときはやりがいを感じますし、もっと頑張ろうって思います!
働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください
個々の個性や得意なところを発揮してもらいたい反面、個人プレイばかりに偏っても良くない。ひとつのステーションとして足並みを揃えるにはどうすればいいか、と悩むことがあります。
特化した領域を持っている人の力を発揮してもらいたい反面、”その人だけ”みたいになると負担が偏ってしまう。鈴木さんは管理者・経営者を経験されているので、それをまとめる難しさと向き合ってきていますよね・・・。
あと、スタッフ間のこともですが、外部との連携の難しさも常々感じますね。
在宅では、病院より圧倒的に関わる職種が多いうえ、それぞれが別の組織にいるので毎日顔を合わせるわけでもない。報告の適切なタイミングを逃したことで認識のずれが生じたり、逆に急ぎでないことなのに時間外に連絡してしまうなど、伝え方やタイミングひとつで関係性をかけ違えてしまうリスクがある・・・。
だからこそ、限られた時間の中で情報収集をしたり、適切なタイミングできちんと伝わるような報告・連携をして、いいサービスにつなげていく必要があります。日々考えながら、試行錯誤しています。
これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?
よぞら訪問看護ステーションでは「Delight Care , Pride Care .(ケアに喜びを、ケアで喜びを。ケアに誇りを、ケアで誇りを。)」という理念を掲げています。
医療の専門職としての質の高いケアの提供していくことは前提に、そういう関わりの中で精一杯の喜びを届けたい、日々の笑顔や喜びのための愛情を、ケアと一緒に届けていきたいです。
喜びを乗せたケアを通して、自分たちも喜びを感じ、誇らしく働いていける。そんな看護を届けていきたいです!
鈴木さん、ありがとうございました!
よぞら訪問看護ステーション・鈴木さん活動紹介
・鈴木さんtwitter
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今回は、訪問看護師経験を経てご自身のステーション開設をした鈴木さんをご紹介します!