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精神症状の特徴
不安や抑うつなどの精神症状は、客観的に見ることが困難です。
そのため、「自分の(感情からくる)言動を評価できない」「ネガティブによる生活への影響を実感できない」ことが多々あります。

看護師で客観的に評価して伝えてあげる関わりが必要になってきます。
うつ病性障害について
前回の復習になります。下記表の5つ以上の症状が2週間以上持続すると、うつの疑いがあります。
- 最近口数が少ない
- 表情が暗い、もしくは動きがない(仮面様)
- 好きなものに手をつけなくなった
- 1日中ゴロゴロしている様になった
- 頭が痛いと話すなど訴えが多くなった
- 表情が険しく、イライラしていることが多くなった等
どうして、うつ病に注意していく必要があるのか
がん患者の自殺の最大の要因は、うつ病です。特に、診断されてから最初の1年が特に多く、自殺のリスクが通常の4倍になると言われています。
不安について
前回の講義でもお話ししましたが、不安とは「対象のない恐怖」を持ち続けている状態です。
そのため、心配や気がかりなことは、正確な情報を与えることで解決することが多いです。

どんな時に不安を感じやすいかを頭に入れながら意識的に関わると良いと思います。
精神症状の評価の仕方
不安ありますか?といった漠然な質問だと、「はい」と答える人が多いので生活面から入ると良いです。
また、不安と恐怖を区別することが治療につながる
*不安:対象がない(将来が怖い。漠然としたものに恐れを感じている)
*恐怖:対象がある(夜にゴミ出しに行くのが怖い)

不安なのか、恐怖なのか区別することで、抗不安薬が必要なのか、具体的な解決策の提示が必要なのかを、判断する材料になります。
Bad Newsの際の注意すべき要素
BAD NEWSの際には、精神面が崩れる恐れがあるので特に注意が必要です。本人がBAD NEWSを聴ける状態なのかを評価しながら、環境調整やタイミングを検討していきましょう。
傾聴とは
傾聴とは、ただ聞くことではありません。
- 話しをすることで、患者自身が自分に対する理解が深まる
- 納得のいく判断や結論に到達できる
- 医療者と信頼関係を築くことで、相談しやすくなる

使いやすいコミュニケーション方法として、「おうむ返し」があります。あいこのコミュニケーションとも言い、相手の言葉を繰り返すことで、相手は自分の言っていることを理解してくれると思い、信頼関係が構築しやすくなります。
患者さんとの関わり方
患者さんとの関わりで重要な5つのポイントをお伝えします。
- 家族やスタッフに対しても精神状態について説明して共に支える体制を作る(むやみに励まさない)
- 現在の精神面での辛さはいつまでも続かない
- 大事なことに関する判断や結論は現時点では出さない
- 1回決めたとしても、いつでも変えてもいいと伝える
- 常に一緒に考えていく姿勢を持つ

前回の動画でもお伝えしましたが、身体的な苦痛症状の緩和が第一なので、そこが緩和されていない場合は、まずはそこにアプローチしましょう。
まとめ
では、今回の講義のまとめです。
- 不安や抑うつなどの精神症状は、客観的に見ることが困難である
- がん患者の自殺の最大の要因は、うつ病でありm特に、診断されてから最初の1年が特に多い。また、自殺のリスクが通常の4倍になる
- 不安とは「対象のない恐怖」である。対象がある場合は、正確な情報を与えることで解決することが多い
- Bad Newsの時に注意すべき要素
動画で勉強する

次回はスピリチュアルペインについてと、終末期の利用者さんと関わる時に医療者側のセーフティネットワークについて話していきます。
どうぞお楽しみに!
























こんにちは。がん看護専門看護師の具志堅です。
今回は、精神的ケアの前回の続きを話していきます。後半は、コミュニケーションについてもお伝えします。