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「今、何点?」 ~前回の振り返り~
イライラする、落ち込む、もやもやするなど、ネガティブ感情を感じた時には、「今、何点?」と自分に問いてみようというものでした。
参考にするのは、臨床で用いている痛みの評価スケールをその時のネガティブ感情に置き換えて点数をつけるだけです。
点数をつけることで得られるメリットは以下の3点でした。
- ネガティブ感情を見える化でき、客観的に観察できるようになる
- ネガティブ感情を扱いやすくなり、対処しやすくなる
- 医療関係者、特に看護職は有利

「今、何点?」 ~実際のエピソード~
私の前職は、看護専門学校の教員でした。
そこで同僚に、「今、何点?」と伝えて、点数を聞くということを行っていました。
遅刻・赤点・忘れ物・未提出など、余り嬉しくない内容で学生とやり取りをすることも多い職業です。
そこの過程で、教員もネガティブ感情を感じることがとても多くありました。
そんな中、カチンときたらすぐ態度に出てしまう同僚がいました。
その同僚は、「あっちが悪い」とイライラする半面、「こんなにイライラする自分が嫌」と嘆いていることも良くありました。
そこで私は、その同僚が職員室に帰ってくる度に、「そのイライラ、何点ですか?」と頻繁に聞いていました。
最初は8点とか9点とかばかりでしたが、繰り返しているうちに点数が下がっていき、最終的には4点ぐらいで落ち着いていました。
しかも、残念な出来事が重なった日には、「ちょっとコンビニに行ってカフェオレを買ってくる」など自身で対処することができていました。
特に対処方法などは伝えていなかったのに、これだけ変化がみられていました。

ネガティブ感情の裏技
ここからは、ネガティブ感情の裏技を2つ紹介します。
裏技その①
1つ目は、特定保健指導において、実際に私が使っている方法です。
元々はキャリアカウンセリングの方が使っている手法となります。
保健指導では、おおよそ1か月に1回、電話で体調や取り組み状況についてお話を伺います。
時間としては約10分と限られています。
その中で、体調・体重・取り組み状況など聞く必要があることばかりを聞いてしまうと、取り調べみたいになってしまいます。
かといって10分しかないので、時間の使い方が重要となってきます。
そこで取り入れたのが、この質問でした。
これが画期的でした。
聞かれた本人は点数をつけるために、この1か月を振り返ってくれるので、その後に取り組み状況を伺うことがスムーズになりました。
裏技その②
2つ目は、家庭教育プロデューサーの酒井勇介さんが講演会で話されていたものです。
自身の子育ての中で試行錯誤した結果、生まれた質問でした。
子どもの学校での様子を聞こうとして、「今日の学校どうだった?」と質問すると、「別に」とか「普通」とか返ってくることが多い状態でした。
そこで酒井さんは質問を変えました。
「今日の給食、美味しかった?」
しばらくはこれを皮切りに学校のことが聞けていましたが、徐々に難しくなってしまいました。
そこで生まれたのが以下の質問です。
点数で聞いているため、「別に」とか「普通」とか返ってきません。
また、点数をつけるために、学校での出来事を振り返ってくれるようになりました。
さらに、時々は「今日の学校、悲しさ何点?」と聞くこともあります。
そうすることで、いじめが大きくなる前に対処できたこともあるということでした。
私も実際に自宅で使用しています。
その時には「ぐったり度、何点?」や「頑張った度、何点?」など色々な聞き方をしています。
点数をつけてもらうだけですが、効果的であり、応用することもできます。

まとめ
- 「今、何点?」の復習
- 「今、何点?」を使った実際のエピソードを紹介しました
- ネガティブ感情に点数をつける裏技を2つを紹介しました

以上、「ネガティブ感情のつき合い方 ~実践例と裏技~」についてのお話でした。
今回の動画をきっかけに、「今、何点?」と自分自身や周囲に問うことで、変化する日常をぜひ体感していってください。
ありがとうございました。
ぜひ、動画の方もご覧ください。




















皆さん、こんにちは!
リアクション看護師の岡本雅佳(まどか)です。
ネガティブ感情に「今、何点?」と点数をつけていますか?
メタ認知能力を上げていますか?
今回は、「今、何点?」を使ったエピソードと裏技2つをご紹介します。