訪問看護で必要な年末調整とは?分かりやすく解説します。

訪問看護ステーションを経営する上で必ずやるべき必要がある年末調整。

しかし、

「年末調整って何のためにやっているの?」

「年末調整のやり方を忘れた」

という訪問看護ステーション経営者の方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、訪問看護で必要な年末調整とは?、年末調整に必要な書類は?、年末調整の方法は?について解説していきます。

 

この記事でわかること

●年末調整とは?

●年末調整に必要な書類は?

●年末調整のスケジュールは?

●年末調整の流れは?

 

ぜひ、最後まで読んで訪問看護ステーションの経営に役立ててください。

訪問看護における年末調整とは?

ほとんどの訪問看護ステーションでは、毎月の給料やボーナスを支給する際、給料をそのまま従業員に支給はしません。

社会保険料に所得税、その他様々な税金を差し引き給料を支給します。

 

様々な税金や必要なお金を引いて支給するお給料ですが、その中でも所得税は1年働いて支給した給料に対してかかる税金のため実際に1年働いてみないと所得が具体的にいくらになるのかは分かりません。

 

そこで、ほとんどの訪問看護ステーションは毎月の給料やボーナスの支給額からおおよその給与所得を計算し予測の範囲で所得税を納めています。

そして、年末に所得が確定した段階で所得税の過不足がないかを精算します。

その際、所得税を払い過ぎていた場合は従業員に所得税を還付し所得税の差し引き金額が不足していた場合は改めて所得税の徴収を行います。

このように、訪問看護ステーションにおける年末調整とは訪問看護ステーションが従業員に出した給与所得から源泉徴収された所得税の精算を年末に訪問看護ステーションが従業員に代わって行うことを指します。

 

年末調整に必要な書類は?

年末調整に必要な書類を以下にまとめました。

 

年末調整に必要な書類
①給与所得者の扶養控除等(異動)申告書

②給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の保険料控除申告書

③給与所得者の(特定増改築等)社宅借入金等

④特別控除申告書(該当者のみ)

⑤前職の源泉徴収票(該当者のみ)

 

上記の書類が用意できると年末調整が行えるようになります。

上記以外にも、保険料の控除証明書や一緒に済んでいない親族に関する証明書など必要な書類の添付が必要になる場合もあります。

 

保険料の控除申告書は、大体10月ごろに従業員の自宅の届くことが多いので、従業員には無くさないように伝えておくことをおすすめします。

 

年末調整のスケジュールは?

年末調整は、10~11月からスタートし翌年の1月まで続くことがほとんどです。

 

年末調整のスケジュール
●10月~11月→年末調整に必要な書類の回収

●11月~12月→書類の確認、手続き

●12月→過不足分の納税、還付、徴収

●1月31日まで→年末調整を諸葛の税務署に提出し納付する

 

年末調整が円滑に進むか?、滞るか?は従業員から早めに必要書類を集められるか?で決まります。

年末調整の流れを従業員に早めに説明しておき、期日までに書類を提出してもらえるよう前もって準備を進めておくことをおすすめします!

 

年末調整の流れは?

ここからは、実際に訪問看護ステーションで年末調整を行うための流れを紹介します。

 

①年末調整の対象者を把握する

年末調整の対象者は、会社などに1年を通じて勤務している人、年の途中に就職し年末まで働いていた人です。(青色事業専従者も含みます)

しかし、以下2つの場合は除かれます。

(1)1年間に支払うべき確定した給与の総額が2000万円を超える人

(2)災害減免法の規定により、その年の給与に対する所得税および復興特別所得税の源泉徴収について徴収猶予や還付を受けた人

参考)国税庁 年末調整の対象となる人 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2665.htm

 

しかし、2か所以上の勤務先で働いていて別の働き場所に「扶養控除等(異動)申告書」を提出している場合は、年末調整の対象外となりますので注意してください。

 

②年末調整の申告書の書類の配布

年末調整に対象となる従業員へ申告書の書類を配布します。

申告書の記入内容は難しいものも多いので、作成方法を口頭で教えるか、書き方の方法を別紙で配布すると従業員が困ることなく申告書をスムーズに書いてもらうことができます!

 

③書類の回収

年末調整の申告書の書類を回収します。

年末調整は、申告書の不備が発生しやすいので書類の締め切りは早めの日程にしておくことをおすすめします!

 

④内容の確認

書類の内容に不備がないか確認します。

 

⑤年末調整の計算

年税額の計算をし直し、従業員へ還付額があるのか、再度徴収する必要があるのかなど年末調整の計算を行います。

 

⑥還付または徴収し、源泉徴収票の発行を行う。

年末調整の計算に伴い、税金の還付や徴収を行います。

また、源泉徴収票を発行し従業員に所得額や年税額を通知します。

 

⑦法定調書合計票、給与支払報告書の提出

年末調子後は、次の年の1月31日までに市区町村あてに「給与支払報告書」、税務署あてに「法定調書」の提出を行います。

 

年末調整は変更があることが多い。毎年内容確認を忘れずに

年末調整業務は、様々な手順を踏む必要があり大変な業務の1つです。

また、年末調整の手順や計算は常に見直され随時追加事項や変更が発生しています。

そのため、「去年と同じ方法でよいいかな」と軽く考え年末調整を行うと「法律改正で全部最初からやり直し」という状況に陥ることもよくあります。

 

年末調整を行う訪問看護ステーション経営者の方は毎年年末調整の方法に変更がないか確認を忘れないようにしましょう。

 

まとめ

 

まとめ
●年末調整とは、訪問看護ステーションが従業員に出した給与所得から源泉徴収された所得税の精算を年末に訪問看護ステーションが従業員に代わって行うこと

年末調整には、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」「給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の保険料控除申告書」「給与所得者の(特定増改築等)社宅借入金等」「特別控除申告書(該当者のみ)」「前職の源泉徴収票(該当者のみ)」の書類が必要。

年末調整の手続きは、10月から始まり1月で終わることがほとんど

年末調整は変更があることが多いため、毎年内容の見直しが必要

 

今回は、訪問看護ステーションで必ず行う必要のある年末調整について解説していきましたがいかがだったでしょうか?

年末調整は、訪問看護ステーションを経営していく上で大切な事項です。

 

この記事を参考に年末調整について理解を深め、年末調整に備えましょう。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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ABOUT US
上間 あんず看護師/ライター
看護師/ライター/回復期リハビリテーション病棟にて勤務中 沖縄県出身/文字を書くことが大好き過ぎて看護師をしながらライターをしています! ナース専科でも執筆中です 役立つ情報を分かりやすく発信していきます♪