訪問看護では雑談が必要なのか?明日からできる雑談の方法を紹介します!

「あの看護師さんは、挨拶が丁寧だし、テキパキと仕事してくれてありがたい。でも、何だか話しかけにくいなぁ。」

看護師として一所懸命に仕事を行っている訪問看護師さんでも、利用者さんにとって話しかけづらいオーラが出ている人がいます。

そんな看護師さんの多くは、利用者さんとの会話がいまいち盛り上がっていないかもしれません。

会話が盛り上がらない理由は、「雑談」ができていないことが理由の場合があります。

訪問看護を利用する利用者さんは、自宅でサービスを受けているからと言ってリラックスしておらず、看護師に対して緊張している人もいます。

利用者さんとの間に穏やかな雰囲気を作るためには、「雑談」が有効になります。

今回は、訪問看護における「雑談」の方法について紹介します!

クールな印象を持たれやすい看護師さん、利用者さんとの会話で沈黙してしまい困ったことがある看護師さんは、是非参考にしてみてください!

 

訪問看護における雑談

体調や悩みなどを唐突に質問攻めしても、利用者さんは答えにくく、本心を聞き出すことは難しいことがあります。

そのため、「雑談」を通して利用者さんとの相互理解を深め、親しくなることが大事になります。

利用者さんは、看護師の価値観や趣味嗜好などの人となりが分かることで信頼しやすくなり、、本心を伝えやすくなります。

つまり、訪問看護ではとりとめのない「雑談」で間を待たせつつ、体調や生活に関係する質問を投げかけていきながら、アセスメントしていくことがおススメです。

しかし、「雑談」が苦手な看護師さんは挨拶後の一言が浮かばず、悩んでしまうと思います。

これは、語彙力が少ないことが理由ではなく、「雑談」の流れを知らないことが理由になっていることがほとんどだと思います。

「雑談」の流れを以下で紹介していきます。

 

雑談の流れ 3ステップ

挨拶後の一言から始まる「雑談」の流れは、3つのステップで利用者さんとの会話を進めましょう。

そして、利用者さんの価値観や感情を引き出すことができれば、大成功です。

雑談の流れ
  1. 利用者さんとの看護師の共通の話題を確認する。
  2. 確認した話題と看護師自身との関係を短く伝える。
  3. 利用者さんが話題に対してどう思うかを質問する

以下に詳しく説明します。

 

利用者さんとの共通の話題を確認する

これは、天候やニュース、髪型や服装などの利用者さんの変化になります。

例えば、「今日は暖かいですね。」、「髪、切ったんですね。素敵です。」などになります。

ここでの話題は、庭に咲いているきれいな花、飾ってある好きなスポーツ球団のカレンダーなど利用者さんが好きであろうことについて取り上げることも可能ですが、注意が必要です。

雑談は、会話を盛り上げるための起爆剤です。

そのため、無理に利用者さんの嗜好に合わせた話題を提供してしまうと、看護師自身が興味を持っていないことが利用者さんにバレしまわないかと不安になってしまうかもしれません。

看護師が不安を抱いたままの会話では、盛り上がりにくくなってしまいます。

何気ないことを話題にするだけで構いません。

 

確認した話題と看護師自身との関係を短く伝える

これは、話題の確認とセットで行います。

例えば、「今日は暖かいですよね。」であれば、利用者さんが「そうですね。」とだけ返答されてしまえば、ここで会話が止まってしまいます。

そこで、以下のように看護師自身の話を一言だけ伝えてみてください。

  • 「車の中は暑いくらいだったので、冷房入れちゃいました。」
  • 「長袖では暑いと思って、今日から半袖にしました。」
  • 「このくらいの天気だと散歩すると気持ちがいいですよね。」

 

利用者さんが話題に対してどう思うかを質問する

例えば、「今日は暖かいですね。」、「長袖では暑いと思って、今日から半袖にしました。」の流れで雑談が始まった場合、下記のような質問を投げかけてみてください。

  • 「〇〇さんの着るものは朝起きてから、決めていますか?」
  • 「暖かい日は、気分がいいですよね?」

この質問に対する返答をフォローアップしながら、利用者さんの考えや感情を引き出していきましょう。

そして、タイミングを見て体調面や生活状況についての質問へシフトさせていきます。

仮に、利用者さんとの会話が盛り上がり過ぎてしまい、話が脱線したとしても問題はありません。

雑談の量は、好感度に相関します!

雑談が盛り上がり過ぎた場合は、「楽しい話をありがとうございます。そろそろ、体調の件を聞かせてください。」のように断りを入れて、本題に移ってください。

それまで、話を傾聴してくれた好感度の高い看護師に対して、利用者さんが失礼な印象を受けることは少ないはずです。

 

まとめ

今回は、利用者さんとの間に穏やかな雰囲気を作り出し、本心を聞き出しやすくするために有効な「雑談」の方法について紹介しました。

「雑談」は、利用者さんにたくさんの質問を投げかけられる語彙力の多さよりも、取り留めのない話題を利用者さんと共有しながら会話を進める技術が大事になります。

技術は、練習することで必ず上達し、誰でもできるようになると思います。

今回紹介した「雑談」の方法=技術を参考にしながら、利用者さんの考えや感情を引き出してみてください。

利用者さんとの「雑談」が盛り上がれば盛り上がるほど、適切なアセスメントとケアができるだけでなく、訪問看護の仕事の楽しさを実感できると思います。

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ABOUT US

君成田 弘八
訪問リハビリテーション事業所と訪問看護ステーションで併せて7年の作業療法士。利用者さんの思考や心情を考察し、行動へ導くコミュニケーションを重要と考え、仕事しています!様々な利用者さんとのコミュニケーションアイディアをnoteで記事にしています!noteはこちら