訪問看護では、訪問先で必要な物品を訪問バッグに入れて利用者さんのお宅に伺います。
訪問するお宅ごとに必要な物品は異なりますが、訪問と訪問の間で毎回事業所に戻ることは現実的ではありません。
そのため、訪問バッグには必要な物品を全て入れることになるため、バッグの中身が多くなりがちです。
物品を使う頻度や場面に分けてポーチを使ってカバンの中を整理している人が多いです。
今回の記事では、訪問バッグの整理整頓に使える、訪問看護におススメのポーチを4つ紹介します!
訪問バッグの中身と整理の仕方
訪問バッグの整理に使えるおススメのポーチ
ぜひ最後まで読んでみて下さい。
目次
現役訪問看護師の訪問バッグの中身と分類を大公開
訪問看護師が持ち歩いている大きなバッグの中には何が入っているのでしょうか。
そしてたくさんの物品をどのようにして分類しているのでしょうか。
私が実際に使用している、訪問バッグの中身と物品の分け方を紹介します。
一例として参考になれば幸いです。
測定器類
体温計などバイタルサインを測定するグッズです。
どんな方に訪問するときも必ず使用する、使用頻度が一番高いものです。
- 体温計
- 血圧計
- パルスオキシメーター
- 聴診器
- アルコール綿
- 駆血帯
- メジャー
体温計やパルスオキシメーターは使用した後は、必ずアルコール綿で消毒をします。
メジャーは腹囲などを測定するために持っていると便利なアイテムです。
介護用品などの大きなもののサイズをイメージするときにも使うことができます。
創傷処置のための物品
創傷処置の際や、褥瘡予防のために使用する物品です。
- ガーゼ
- テープ
- カットバン
- ワセリン
- フィルム材
- 綿棒
使用する衛生材料は基本的には利用者さん宅にあるものを使用し、準備も利用者さんに行ってもらいます。
ですが、突然衛生材料が必要になることもあり、利用者さんやご家族に物品の説明をするときも実際に見てもらった方が分かりやすいため、必ず持ち歩くようにしています。
爪ケア用品
訪問看護に転職してから、爪切りをすることが多くなりました。
爪切りも利用者さん宅にあるものを使用しますが、使い慣れているものの方が使用しやすいこともあり、利用者さんに了承を得て自分のものを使用することも多いです。
- 爪きり
- ニッパー
- ヤスリ
爪切りなどのフットケアはとても奥が深く、ケアのために使用する物品も様々な種類があります。
より本格的なケアを行えるように、グラインダー(電動の爪削り)などを持ち歩いている訪問看護師もいるでしょう。
ディスポグッズ
清潔ケア時や感染予防のために使用する、使い捨ての物品も常に携帯しています。
- ビニール手袋
- ビニールエプロン
- マスク
- フットカバー
訪問終了後に、使用した分を補充し必要なときに不足がないように心がけています。
手洗いグッズ
利用者さんのお宅で手を洗う際に使用する物品です。
- 詰め替え容器に入れたハンドソープ
- 手拭き用ペーパー
- 小さめポリ袋(ゴミ袋として使用する)
ハンドソープを使用するように勧めてくれるお宅もありますが、訪問先によって状況が異なるため持ち歩くようにしています。
小さめのポリ袋は、ゴミ袋以外にもいろいろな用途に使用できる持っていると便利なアイテムです。
文房具など
看護記録は電子カルテで行っていますが、訪問時に不在だった家族の方にメモを残したり、他職種との連携のためにノートにメモを残すこともあります。
小さなメモや付箋など書き留めておけるものを持っていると便利です。
- 記録用紙(タブレット等も含む)
- 付箋、メモ帳
- 名刺
- 印鑑
- ペン(フェルトペン 黒/赤、ボールペン)
- 定規
- はさみ
- ペアン
その他
- 手指消毒剤
- ペンライト
- セロハンテープ
- シャワーキャプ付きペットボトル
- 45リットルゴミ袋
- サイズの異なるジップロック
- タオル
- 財布
- キーケース
45リットルのゴミ袋やジップロックも様々な場面で使用することができる、持っていると便利なアイテムです。
訪問看護におススメのポーチを紹介します
訪問バッグの中身と大まかな分類をお伝えしました。
次は、具体的に訪問看護のバッグの整理に使えるおススメのポーチを紹介していきます。
大容量でカラフルなポーチ
訪問バッグの中身で一番容量が大きいものは、測定器類を入れているポーチです。
利用頻度が高いため、バッグの中で目立って取り出しやすいように大きくて、カラフルなポーチをおすすめします。
中身が分かりやすいように、分類ごとにポーチの色を変えても良いですよね。
ジップロック
ジップロックは様々な大きさがあるので、グッズの大きさに合わせてサイズを選ぶことができます。
ビニールで透明のため、中身が分かりやすいというメリットもあります。
また、汚れてしまってもすぐに交換することができるためバッグの中を清潔に保つことができます。
ウエストポーチ
使用頻度が高い小物はバッグに入れておくのではなく、ポケットに入れてすぐに取り出すことができると便利です。
しかし、訪問看護ステーションの制服によっては、ポケットが少ない場合もあります。
ペンやはさみ、ディスポグローブや携帯電話など細かいものを入れるポケットに代わるものとして、ウエストポーチを使ってみるのはいかがでしょうか。
小さなものを整理して入れることができて、さっと取り出すことが出来ます。
これがあればポケットの少ない制服でも、必要なものを身に着けて訪問先で動き回ることができます。
バッグインバッグ
いくつかのポーチを使ってカバンの中を整理するのではなく、ポケットがたくさんついているバックインバックを使って訪問バッグの中身を整理することもできます。
必要最低限の荷物を持って訪問したいときや、訪問の合間に食事に行くときなどバッグインバッグだけを持って移動することもできます。
メインの訪問バッグのサブバッグとしても使い勝手が良いかもしれません。
まとめ
訪問バッグの整理整頓に使える、訪問看護におすすめのポーチを4つ紹介しました。
物品が整理されていると、訪問後に使用したものや足りないものがすぐに分かり、補充がしやすくなります。
訪問先で足りないもの気が付くと焦ってケアに支障がでてしまうことがあります。
いつも準備万端で訪問することが出来るように、訪問バッグの中を整えておくことができとよいですよね。
せっかくなら、使いやすいお気に入りのポーチを使ってバッグの中身を整理しましょう。
訪問看護をより楽しむことができるように、この記事が参考になれば嬉しいです。
訪問バッグにたくさんの物品を入れています。
中身が多くて、必要なものがすぐに取り出せません。
バッグの中の整理をしたいのですが、物品を分けて入れるおススメのポーチはありますか?