【有料会員セミナーレポート】「リハビリ職種に向けた理学療法士による訪問看護経営セミナー 〜創業期から複数拠点経営への道筋〜」(2023.7.28)

 

Ns上妻

みなさん、こんにちは!

株式会社ビジケアの代表の上妻(コウヅマ)です。

今回は、訪問看護経営者・管理者の方向けのセミナーの紹介をさせていただきます!

ビジケア有料会員約300名(R5年7月現在)登録してくださっており、定期的にイベントを開催しています。

 

 

「リハビリ職種に向けた理学療法士による訪問看護経営セミナー 〜創業期から複数拠点経営への道筋〜」(2023.7.28)
講師:株式会社Bridge代表取締役 訪問看護ラボ取締役 鳥谷 将由氏

 

今回は、令和5年7月28日に開催した有料会員向けセミナーのご紹介です。

Ns上妻

まずは講師の紹介です!

 

講師紹介

 

鳥谷 将由/  Masayuki Toriya

  • 株式会社Bridge代表取締役
  • 訪問看護ラボ取締役
  • 理学療法士

 

講師プロフィール

  • 高知県四万十市生まれ
  • 茨城県で3年間病院でPT従事後、バックパッカーで世界一周(20ヵ国)。その後東京で訪問看護経営を学び、高知県高知市にUターン起業。
  • 高知県が問題として抱える中山間地域への医療提供など、地域問題を解決の糸口を探りながら、えん訪問看護ステーションを全国展開中。

※展開エリア:高知・京都・東京 (今期出展予定:埼玉、広島、大分、香川、沖縄)

 

講義内容スタート

今回講師を務めてくださるのは、現在創業1年半で驚異のスピードでえん訪問看護ステーションの全国展開を目指しておられる鳥谷様です。

講義では鳥谷様の会社の情報をオープンにして説明してくださっており、皆様の訪問看護の運営や経営に生かしてほしいと話されていました。

講義は、以下の内容で構成されています。

 

アジェンダ

第一部 訪問看護創業のリアル

訪問看護を立ち上げの基本的な手順と考え方を解説。
振り返ると「こうしておけばよかった」など、リアルなエピソードを通じて、訪問看護立ち上げや経営層として活躍するための道筋を描く手助けをします。

第二部 事業を拡大するためのステップ

多店舗展開のための具体的なステップを説明します。
実際の事例を基に、スケーリングの戦略とその実行方法について解説します。

第三部 リーダーシップと経営課題の解決

理学療法士が看護師含む他職種を採用し、どのようにマネジメントしチーム作りを行うことが最適か?
法人として何を目指し、どのようなことを行なってきたか?全国展開の苦悩とは?etc
広い観点で直面する経営や運営課題について解説します。

 

まず初めに、訪問看護を立ち上げの基本的な手順と考え方を解説してくださいました。

創業までのロードマップを示してくださり、自己資金、助成金や補助金、運営シュミレーションなど開業までのスケジュールを細かく説明してくださり、開業する際のイメージが具体的にできる内容でした。

えん訪問看護ステーション高知の実績についてグラフを共有していただきながら、実際の事例を基にスケーリングの戦略やその実行方法についても解説されています。

えん訪問看護ステーションは子育てやワークライフバランスに合わせた働き方を考えられており、高給与水準を保持し多様性を受け入れ地域での働きがいのある組織を目指されています。

訪問看護ステーションの多店舗展開や事務レセプト業務、機能強化型ステーション、ホスピスや施設系までを視野に入れてフォローアップしたいとおっしゃる鳥谷様の今後の展望はとても素晴らしいですね!

 

今後の労働人口の減少を見込んで、2025年地域包括ケアシステムの中でも訪問看護の必要性は増す一方で訪問看護師をどう増やしていくかが課題でしょう。

在宅関連の市場は伸びていくといわれており、2019年訪問看護市場は5,824億円、2040年予測では在宅医療市場と在宅介護市場を合わせると36.2兆円、まだまだポテンシャルと可能性を秘めています。

このような市場規模と今後のポテンシャルについても講義の中で詳しく解説してくださっています。

 

今後の訪問看護ステーション運営の鍵は何なのか、リハビリ職が代表で運営している会社のポイントについてもオープンに話してくださっており、これから訪問看護を始める方には必見の内容でした。

 

鳥谷様はTwitter(現在はX)で日々つぶやいておられます。

「管理職の育て方」というテーマで7月20日にツイートされたものが話題になったので、ご紹介してくださいました。

 

ツイート「管理者の育て方」
  1. 素人が素人に教える難しさ:管理職と向き合う上で一番大事なポイント
  2. コピーを作るのではなく、判断基準と個別性:8割のルールと2割のマネージャーの色(ゆりかもめの車掌)
  3. 利害関係の薄い第三者の存在:ボイスチェンジ及び経営者と管理職の信頼のパイプを大事にする

 

鳥谷様の日々のツイートの中に、訪問看護運営のヒントがきっと見つかると思います。

 

最後に、鳥谷様が手掛けられているシステムについて案内がありました。

それは、訪問看護の報告書や計画書をAIで自動作成するシステムを開発されているということでした。

これはとても画期的なシステムであり、全国の訪問看護ステーションの業務負担軽減になること間違いなしですね!

個人的にもとても期待しております!

 

質問タイム・交流会

講義後は多くの参加者の方からたくさんの質問が寄せられましたので、その中の一部をご紹介します。

 

Q

色んな所に出店されたりM&Aをされていますが、地域を選ぶ時何かモットーだったりがありますか?

 

A

これくらいの規模になってくるとその地域でやりたいという方が声を上げてくれている。

例えば広島も別府もそうですが、俺がやりたいんだ私がやりたいんだっていう人と一緒になって地域の中でどう訪問看護とかえんのブランドがあるといいのかなと考えながら出店しているという形ですね。

全都道府県に出していくので好きも嫌いもなく、ちゃんと全部にどう出すかを考えています。

 

このほかにも採用についてや管理者のモチベーションの維持で取り組まれていることなどたくさんの質問に丁寧に答えてくださっていました。

訪問看護をこれから立ち上げようと考えている方や現在訪問看護の運営に悩まれている経営者や管理者の方には、とても参考になる内容でとても有意義な時間を過ごせましたね!

 

 

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令和5年度は毎月有名な講師の方々をお呼びしてセミナーを開催しています。

下記のような方々はおすすめです!

「管理者、経営者の仲間が欲しい!」
「現場で色々今悩んでる!」
「全国の皆んなと話し合いたい!」
「経営者、管理者として色んな考え方や意見を知りたい!」

 

 

次回予告【会員登録で無料参加可能】

 

 

Ns上妻

次回の訪問看護経営者・管理者向けセミナーは下記の通りです。

 

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