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生体侵襲と生体反応
生体の内部環境を一定の状態に保ち続けようとする機能のことを恒常性といい、ホメオスタシスともいいます。
恒常性には、免疫系、自律神経系、内分泌系の機能があります。
自律神経系
自律神経系は、生体の恒常性を維持する役割があり、生体にとって基本的な自立機能がその時々の環境に即応できるよう内臓、筋、腺などを支配・調整しています。
自律神経は、興奮しているときに活発になる交感神経、リラックスしているときに活発になる副交感神経が各種臓器につながっています。
2つの神経が機能することを、二重支配といいます。
交感神経が優位なときは、呼吸数・脈拍数は増大、血圧は上昇、腸蠕動は低下し、酸素を多く取り込もうとします。
副交感神経が優位なときは、呼吸数・脈拍数は減少、血圧は低下、腸蠕動は亢進します。
心臓
受容体は大きくαとβにわかれます。
αは、血管を収縮します。
血圧が低下しているということは、α作用が働かず血管が拡張していることが考えられます。
β1は、心収縮力増強、心拍数増加の働きがあります。
カテコラミンとよばれるα、βに作用する薬には、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドパミン、ドブタミンがあります。
ノルアドレナリンはα作用が強いため、末梢血管が開き血圧低下しているときに使用します。
心収縮力が低下しているときは、β作用の強いドブタミンを使用します。
呼吸
β2受容体は、気管支拡張の作用があります。
喘息治療薬はこの働きを利用しています。
ホクナリンテープ、アドレナリンは、βを刺激することで気管支を拡張します。
メプチンエアーは、抗コリン作用があり、副交感神経の働きを抑えることで気管支を拡張します。
心臓の薬のカルベジロールは、喘息患者には禁忌です。
心不全の状態では、交感神経が常に優位で心臓が常に働いている状態になっています。
そのため、心臓を休ませようとβ遮断薬を使用します。
β遮断薬は、β2も含まれており、気管支が収縮し喘息が悪化する恐れがあるため禁忌となっています。

次回は、恒常性の内分泌系について解説します。
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今回は恒常性の自律神経系について、詳しく説明をしていきます。