フィジカルアセスメント 心音①

Ns辻本

2回にわけて、心音について解説していきます。

心音の基礎について理解できるようにしましょう。

 

 

 

聴診(心音)の基礎

 

 

 

Ⅰ音とⅡ音をしっかり聴き分けられるようにしましょう。

心音がなぜ鳴るかというと、弁の開放、心臓壁・血管壁の伸展により音が出ています。

Ⅰ音は、房室弁が閉じる音です。

右房と右室の間にある三尖弁、左房と左室の間にある僧帽弁が閉じる時に聞こえるのが、Ⅰ音です。

収縮期に、三尖弁、僧帽弁は閉じます。

Ⅱ音は、動脈弁が閉じる音です。

右室にある大動脈弁、左室にある肺動脈弁が閉じる時に聞こえるのが、Ⅱ音です。

拡張期に、動脈弁は閉じます。

 

聴診する位置
  • 大動脈弁領域:第2肋間胸骨右縁
  • 肺動脈弁領域:第2肋間胸骨左縁
  • 三尖弁領域:第4肋間胸骨左縁
  • 僧帽弁領域:第5肋間鎖骨中線

 

循環に影響を及ぼしやすいのは、大動脈弁と僧帽弁なので、この2つから聴きとれるようになりましょう。

 

Ns辻本

コツとしては、自分の心音を聴いたあとに、弁膜症などの心疾患の診断がついている人の聴診をすると、正常な心音がわかりやすいです。

 

心音の聴診のコツ

 

 

 

Ⅰ音のあとに収縮期が始まり、Ⅱ音のあとに拡張期が始まります。

脈が触れるのは、Ⅰ音のあとです。

どちらがⅠ音かわからない時は、頸動脈に手を当てて心音を聴きましょう。

脈が触れる直前の音がⅠ音です。

 

 

心基部ではⅡ音が大きく、心尖部ではⅠ音が大きく聴こえます。

 

まとめ

 

まとめ
  • 心音はⅠ音とⅡ音を聞き分ける
  • Ⅰ音は、房室弁の閉じる音
  • Ⅱ音は、動脈弁の閉じる音

 

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ABOUT US
菅野貴文看護師/ライター
看護師/産業カウンセラー/大学で心理学学士取得後、看護師に。総合病院、訪問看護ステーションを経て精神科専門訪問看護ステーションに勤務。同じく看護師の同性パートナーと切磋琢磨しながら、理想の看護師になれるよう日々精進している。