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なぜ食事療法が大切なの?
私たちの体は、食べたものでできています。
栄養バランスの偏った食事を続けていると、知らず知らずのうちに血液はドロドロに、血管はボロボロになっていきます。
最終的には透析導入になりかねません。
そうならないためには、毎日食べる食事を栄養バランス良く摂取することが大切です。
糖尿病腎症
腎臓のはたらき
腎臓は老廃物を排泄する臓器です。
毛細血管の塊である糸球体が、老廃物の濾過装置の役目をしています。
大動脈から入ってきた血液は、糸球体で多くの物質(水分、電解質など)が濾過されます。
一方で、体に必要な血液成分やタンパク質は濾過されません。
糸球体から濾過されたものは、尿細管という細い管を通って必要なものは体に戻されます。
不要なものは尿細管から尿として排出されます。
例えると、腎臓は体の中でゴミを集める掃除屋さんみたいなものです。
血液からゴミや余分な水分を取り除き、仕分けをした後、尿を作り出しています。
糖尿病腎症
糖尿病腎症では、血液を濾過する細い血管の塊である糸球体が、高血糖により痛むことで尿中にタンパク質が漏れ出てくる状態です。
そうすると、本来濾過されるべき老廃物や余分な水分が濾過されなくなるため、腎臓の機能が徐々に低下していきます。
糖尿病腎症では、病期分類というものがあります。
糖尿病腎症の進行度は、以下の2つで示されます。
- 尿中に溢れ出るタンパク質の量
- 腎臓の働きである糸球体濾過量(eGFR)
第1期~第5期に分けられます。
- 第1期(腎性前期) 尿アルブミン30未満
- 第2期(早期腎症期) 尿アルブミン30~299
- 第3期(顕性腎症期) 尿アルブミン300以上
- 第4期(腎不全期) 尿アルブミン問わない
- 第5期(透析療法期)
早期(第1~2期)のうちにしっかりと血糖・血圧・脂質の管理をすることで、透析導入までの期間を延長することができます。
糖尿病腎症は、糖尿病に長期罹患後に微量アルブミン尿が認められた場合、他の原因疾患を鑑別した上で診断されます。
治療
早期の第1~2期の段階で、血糖コントロールをすることが重要です。
血糖コントロールをすることで、発症・進展を抑制することができます。
次に大切なのが血圧のコントロールです。
さらに、血糖・血圧のコントロールに加え、腎臓を保護するための食事療法が重要となってきます。
病期・腎機能に応じて、タンパク質・塩分・カリウムの制限が必要です。
糖尿病腎症の食事療法
糖尿病腎症の進行を予防し、透析導入までの期間を延長するためには、タンパク質制限がポイントになってきます。
その理由としては、体内の余分なタンパク質は、尿素などの老廃物となって腎臓で濾過され尿中に排泄されます。
しかし、腎臓の機能が低下している人がタンパク質を摂り過ぎることで、腎臓の負担が大きくなってしまいます。
それにより腎症の進行を速めてしまいます。
タンパク質の制限をすることで、腎臓の負担を軽減し、腎機能を保つことで腎不全の進行を予防していきます。
まとめ
- 腎臓は、老廃物を排泄する臓器である
- 糖尿病腎症は、糖尿病に長期罹患した後、微量アルブミン尿が認められることで診断される
- 病期分類の早期(第1~2期)の段階で血糖・血圧コントロールを行うことで、透析導入までの期間を延長することができる
- 食事療法としてタンパク質の制限を行うことで、腎機能を保護し、腎不全の進行を抑制することができる

以上、「糖尿病腎症」についてのお話でした。
ありがとうございました。
ぜひ、動画の方もご覧ください。




















みなさん、こんにちは!看護師の藤井美幸です。
今回は「糖尿病腎症」についてお話したいと思います。