このように訪問看護への就職を不安に思う看護師さんやの療法士さんは、多いのではないでしょうか。
今回は、訪問看護に未経験で就職する時に知っておきたいポイントを3つご紹介します。
転職活動で訪問看護への就職を視野に入れている看護師さんや療法士さんは、ぜひ参考にしてください!
目次
訪問看護は未経験でも就職できる?
訪問看護は未経験でも就職できるのか?
答えは、もちろん「できる!」です。
一般社団法人全国訪問看護事業協会の調べによると、2021年現在全国には13000を超える訪問看護事業所があり、数多くの求人が出ています。
そのほとんどが、訪問看護未経験の方でも応募が可能です。
訪問看護は誰もが未経験から始まる
私が訪問看護に初めて就職したのは、看護師7年目のことです。
それまでは総合病院で働いており、病棟勤務や外来勤務などで病院内の看護業務を担っていました。
訪問看護への転職を決めた時には、訪問看護の具体的な業務内容のイメージが沸かず、漠然とした不安を抱えていたことを思い出します。
いざ訪問看護の世界に飛び込み、さまざまな経験を通して過去の自分に伝えたいことは「訪問看護は誰もが未経験から始まる。」ということです。
多くの先輩看護師、先輩療法士が通ってきた道であり、未経験であっても事業所やその地域には先導者がたくさんいます。
現在の訪問看護は、未経験でも働きやすい体制が整っており、実はそんなにハードルが高いわけではないのです。
訪問看護のみでなく、新卒で訪問看護に就職する看護師さんも増えてきています。
では、訪問看護に未経験で就職する時に「これだけは知っておきたい!」というポイントを解説していきます。
訪問看護に未経験で就職する時に知っておきたい3つのこと
1.訪問看護は自分の不安を正直に上司に伝えることが大切
訪問看護は、ご存知の通り基本的には1人で利用者さん宅に訪問します。
これが訪問看護未経験の方にとっては、大変ハードルが高く感じてしまう要因だと考えます。
「知らない疾患や処置だったらどうしよう。」
「1人で急変に対応できるか不安です。」
私も同じように、1人での訪問にとても不安を感じていました。
しかし、実際訪問看護の業務についてみると、訪問看護は孤独な仕事ではないと感じることができました。
現場には1人で出向くことが多いですが、支給されたスマホで管理者をはじめとした先輩看護師さんと相談しながらケアを進めることができたり、主治医やケアマネジャーと利用者さんに必要な医療処置やケアを事前に共有するため事前学習が可能です。
事業所毎に教育体制は異なりますが、自分にある程度の自信がつくまでは正直に上司に相談し、同行訪問や振り返りをしてもらうとその後の業務も安心して臨むことができます。
逆に不安な気持ちを抱えたまま利用者さんに訪問をすることで、結果的に利用者さんへのケアがうまくいかないことや、トラブルに発展することもあります。
年齢や経験値が様々な訪問看護だからこそ、上司への相談を密に行っていきましょう!
2.訪問看護は他職種を知っておくと連携が図りやすい
訪問看護に初めて就職される看護師さんは、居宅サービスに関わること事態が初めてという方も少なくないと思います。
居宅サービスには、このようなものがあります。
1. 居宅介護支援事業
2. 訪問介護
3. 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
4. 小規模多機能型居宅介護
5. 看護小規模多機能型居宅介護支援事業
6. 訪問入浴介護
7. 訪問看護
8. 訪問リハビリテーション
9. 居宅療養管理指導
10. 通所介護
11. 通所リハビリテーション
12. 短期入所生活介護
13. 短期入所療養介護
14. 特定施設入所者生活介護
15. 福祉用具貸与
16. 住宅改修
私も病院勤務から訪問看護に転職した際に、在宅で提供されるサービスの多さに驚きましたし、どのように連携を図ったらいいのかわかりませんでした。
訪問看護に入職すると、他職種連携の重要性や複雑さを目にすることになります。
利用者さんの在宅での生活は、訪問看護だけでは支えることができないことが多いです。
そのため、1人の利用者さんに対し、医療•介護•福祉のサービスが自分たちの提供できる範囲の中で支援をします。
まずは訪問看護という仕事の概要を理解できたら、合わせて訪問看護以外のサービスがそれぞれどのような役割を担っているのか知っておくと、より連携が図りやすくなります。
当サイト「ビジケアマガジン」でも、他職種連携について幅広く情報発信しています。
ぜひ参考にしてください。
3.訪問看護は自由な働き方を選択できる
訪問看護では、自由な働き方ができることが最大のメリットと言えるのではないでしょうか。
それぞれの訪問看護事業所で労働条件は異なりますが、子育て世代の看護師さんでも働きやすいようにフレックス制や時短常勤制、週4日常勤制などライフスタイルに合った働き方を優先できる事業所が増えてきました。
また、事業所の規模によりオンコールの待機回数や、緊急出動の頻度も異なります。
利用者さんの疾患や年齢に偏りがある場合もあります。
訪問看護を未経験で就職する際には、事業所の提示する労働条件や特色と自分が望む働き方が合致するのかよく見比べてください。
1つの事業所だけでなく、複数の事業所に面接や見学に行くことをお勧めします。
初めての訪問看護で覚えることも多く、最初は不安や緊張もあると予測します。
自分自身が潰れてしまわないよう、無理のない働き方を選択してくださいね。
まとめ
今回は、訪問看護に未経験で就職する時に知っておきたい3つのことについて解説しました。
2.訪問看護は他職種を知っておくと連携が図りやすい
3.訪問看護は自由な働き方を選択できる
ビジケアでは、未経験で訪問看護にチャレンジする方を応援します!
他記事も参考にしながら、ぜひ訪問看護の知識を深めていただければと思います。
また、具体的な事例の相談やお困りごとがある方は、お問合せフォームからご連絡ください!