ケアプランデータ連携、2027年1月に介護WEBサービスへ移行(R8.7.29)

厚生労働省老健局は令和8年7月29日、「介護保険最新情報Vol.1529」で、ケアプランデータ連携システムを「介護情報基盤」に統合し、介護保険資格確認等WEBサービス(介護WEBサービス)へ移行することを示しました。

移行時期は令和9年1月(2027年1月)予定で、令和8年7月〜12月が「引っ越し準備期間」とされています。連携を続ける訪問看護ステーションは、移行までに介護WEBサービスへの利用登録を済ませておく必要があります。

この記事でわかること
  • ケアプランデータ連携システムが介護WEBサービスへ移行するスケジュール
  • 訪問看護ステーションが行うべき利用登録の内容(状況別)
  • 移行後の利用料の扱い(無料化の詳細)
  • 介護事業所等向け説明会の日時・視聴方法

何が決まったのか(ニュースの概要)

「ケアプランデータ連携システム」は、居宅介護支援事業所と居宅サービス事業所の間でケアプラン関連書類を電子的にやり取りする仕組みです。今回の事務連絡は、このシステムを「介護情報基盤」に統合し、介護WEBサービスの一機能として提供することを正式に示したものです。

項目内容
発出日令和8年7月29日
発出元厚生労働省老健局(高齢者支援課・介護保険計画課・認知症施策/地域介護推進課・老人保健課)
文書名介護保険最新情報Vol.1529「ケアプランデータ連携システムの介護保険資格確認等WEBサービスへの移行について」
対象ケアプランデータ連携を継続または新たに行う介護事業所、地域包括支援センター、医療機関
移行時期令和9年1月(2027年1月)予定(具体的な期日は今後改めて周知)
看護師 上妻
看護師 上妻

「ケアプー」の愛称で使っている事業所さんも多いと思いますが、システムの中身が変わるだけで、ケアプランデータ連携という機能自体はなくなりません。ただし登録の手続きは必要になります。

内容の詳細

厚労省は、事業所の現在の導入状況に応じて、必要な準備を3パターンに整理しています。

現在の状況移行までに必要な対応
既に介護WEBサービスの利用登録済み改めての登録は不要。統合後もそのままケアプランデータ連携機能を利用できる
ケアプランデータ連携システムは導入済みだが、介護WEBサービスは未登録介護WEBサービスへの利用登録が必要。統合直前はヘルプデスクが混み合う想定のため、早めの登録が推奨されている
どちらも未導入(これから連携を始める)ケアプランデータ連携システムの導入と、介護WEBサービスの利用登録の両方が必要

利用登録は既に受け付けが開始されており、所要時間は数分程度とされています。現行のケアプランデータ連携システムは、移行後一定期間を経て稼働を終了する予定です。

項目移行前移行後
利用料年額21,000円(令和8年度中はキャンペーンにより無料)介護WEBサービスの一機能となり、利用料の負担なし
操作方法クライアントソフトをインストールして利用WEBシステム(介護WEBサービス)から利用
加算の取扱い移行に伴う介護報酬上の加算の取扱いは、厚労省から追って案内予定
看護師 上妻
看護師 上妻

年額21,000円の利用料が今後も継続してかからなくなるのは経営面でもありがたいですね。ただし、これに関連する加算の取扱いは別途案内があるとのことなので、続報を待ちましょう。

訪問看護ステーションへの影響

POINT

訪問看護ステーションは居宅サービス事業所としてケアプランデータ連携を利用するケースが多く、今回の移行対象に含まれます。居宅介護支援事業所とのケアプラン関連書類のやり取りを続けるなら、移行前の準備が欠かせません。

  • 移行時期(令和9年1月予定)までに、介護WEBサービスへの利用登録を済ませておく必要がある
  • 登録を後回しにすると、移行直前にヘルプデスクが混み合い、手続きが遅れるおそれがある
  • 利用料は移行後、恒久的に無料になる見込みで、コスト面ではプラスの変更
  • これからケアプランデータ連携を導入する事業所は、現行システムと介護WEBサービスの両方の登録が必要
注意

市町村(保険者)側の介護情報基盤への対応状況にかかわらず、事業所側の登録準備は必要とされています。「自分の自治体はまだ対応していないから大丈夫」と後回しにしないよう注意してください。

今からやるべき実務対応

  1. 現状の確認自事業所が「介護WEBサービス」の利用登録済みか、「ケアプランデータ連携システム」のみ導入済みか、どちらも未導入かを確認する。
  2. 電子請求受付システムのID・パスワードを準備介護WEBサービスへの登録には、電子請求受付システムの利用ユーザIDとパスワードが必要になる。
  3. 介護WEBサービスへの利用登録未登録の場合は、移行時期(令和9年1月予定)を待たず、早めに登録手続きを行う。
  4. 説明会の視聴令和8年8月26日(水)13:30〜14:30に開催されるYouTubeライブの説明会を視聴する(アーカイブ視聴も可能)。
  5. 加算の取扱いに関する続報を確認移行に伴う介護報酬上の加算の取扱いについては、厚労省から追って案内される予定のため、継続して情報を確認する。
訪問看護ステーションも介護WEBサービスへの登録が必要ですか?

ケアプランデータ連携を継続または新たに行う場合は、事業所の種別にかかわらず登録が必要です。訪問看護ステーションも居宅サービス事業所として、居宅介護支援事業所とのケアプラン関連書類のやり取りにケアプランデータ連携を利用しているのであれば対象になります。

介護事業所等向け説明会はいつ、どのように視聴できますか?

令和8年8月26日(水)13:30〜14:30に、YouTubeライブで開催されます。事前申込は不要です。対象は居宅介護支援事業所、居宅サービス事業所及び地域包括支援センターの職員で、当日の内容は後日アーカイブ動画でも視聴できます。

移行後、ケアプランデータ連携にかかる利用料はどうなりますか?

これまでの年額21,000円の利用料負担がなくなります。介護WEBサービスの一機能としてケアプランデータの送受信が可能になるためで、事業所への直接の費用負担は求めないこととされています。

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ケアプランを介した居宅介護支援事業所との連携は、そもそもの人員・設備基準の理解があるとより実務に落とし込みやすくなります。

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まとめ|移行時期は2027年1月予定、登録は今のうちに済ませる

ケアプランデータ連携システムは、令和9年1月(2027年1月)を目途に「介護WEBサービス」へ移行します。訪問看護ステーションが連携を継続・新規開始するには、移行までに利用登録を済ませておく必要があり、移行後は利用料の負担がなくなる見込みです。

この記事のまとめ
  • ケアプランデータ連携システムは令和9年1月予定で介護WEBサービスへ移行
  • 令和8年7月〜12月が引っ越し準備期間。現状に応じた利用登録が必要
  • 移行後は年額21,000円の利用料負担がなくなる見込み
  • 説明会は令和8年8月26日(水)13:30〜、YouTubeライブ(事前申込不要)

移行に伴う加算の取扱いは別途案内予定のため、今後の続報にも注意してください。

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ケアプランデータ連携は医療保険・介護保険どちらの利用者にも関わる場面があります。制度の切り分けもあわせて確認しておくと安心です。

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