訪問看護ステーションの人員基準が看護師6割以上は見送り!?【令和3年度介護報酬改定】

訪問看護ステーションの人員基準が看護師6割以上は見送り!?【令和3年度介護報酬改定】

 

Ns上妻

令和2年12月2日に開催されました第195回介護給付費分科会で「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の改正等に関する事項について(案)」が発表されました。

 

前回の介護給付費分科会において、人員配置基準において、看護職員が指定訪問看護の提供に当たる従業員に占める割合を6割以上とする要件を設けてはどうかという対応案が出ておりました。

 

 

しかし、今回開催されました第195回介護給付費分科会における「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の改正等に関する事項について(案)」では、訪問看護の人員基準に関しましては触れられず、記載がありませんでした。

 

 

各メディアでも取り上げられております。

 

厚生労働省は2日、社会保障審議会・介護給付費分科会に対して、2021年度介護保険制度改正で見直す介護事業所の運営基準に関する事項の取りまとめ案を示した。関係職種などの間に波紋が広がっていた、訪問看護事業所の人員配置基準で看護職員を「6割以上とする」要件については、導入を見送った。【吉木ちひろ】

引用)CBnews,訪問看護の6割基準、導入は見送りへ 社保審・介護給付費分科会

リハビリテーション専門職によるサービスの抑制を図ろうと提案していた訪問看護の運営基準の厳格化について、厚生労働省は来年4月の介護報酬改定での実施を見送る検討を進めている。【青木太志】

引用)JOINT,リハ職が多い訪問看護、規制の見送りを検討 厚労省

 

令和3年度介護報酬改定において、訪問看護ステーションの人員配置は看護師等が6割以上という初回加算は見送られるかもしれません。

 

しかし、「理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が行う訪問看護費の単位や提供回数等について、見直てはどうか」などという対応案も出ているため、もしかしたら看護師等が6割以下の事業所に関しては理学療法士等の単位数や提供回数が制限される?、もしくは、人員基準に限らずに単位数や提供回数等が減少・制限されるかもしれませんね!

 

今回の介護給付費分科会においては令和3年度介護報酬改定に向けた「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の改正等に関する事項について(案)」が発表されただけですので、今後の議論にも注目していきたいですね!

 

Ns上妻

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