その中で、「訪問看護ステーションにおける従事者数の内訳の推移」のデータが発表していましたので、抜粋して、まとめさせていただきました。
目次
訪問看護ステーションの従事者数の推移
訪問看護ステーションにおける職種別の従事者数の推移(常勤換算)
ポイント
- 訪問看護ステーションの従事者数(常勤換算)は看護師約41,500人、准看護師約4,400人、理学療法士約9,400人、作業療法士約900人で、いずれの職種も年々増加している。
- 全従事者に占める看護職員の割合は71%で、低下傾向である。
訪問看護ステーションの従事者はどの職種も年々増加していますが、リハビリ専門職の増加率の方が高いことが分かります。
訪問看護ステーションの1事業所当たり従事者数 (常勤換算)
ポイント
- 訪問看護ステーション1事業所あたりの常勤換算事業者数は、7.1人と年々増加している。
- 1事業所あたりの保健師、助産師、看護師、准看護師の常勤換算人数は5.0人と年々増加している。
訪問看護費の職種別請求回数と理学療法士等による請求が占める割合
注意説明
理学療法士等の訪問は20分=1回、40分=2回、60分=3回として計算している。
看護師等の訪問は、30分未満=1回、30分以上60分未満=1回として計算している。
よって、平成24年から著しく理学療法士等の訪問が多くなったようなグラフとなっている。
ポイント
- 理学療法士等の訪問回数は看護師の訪問回数と比較して増加率が高い。
訪問看護費に占める要介護度別の理学療法士等による訪問(単位数)の割合
ポイント
- 要支援者における理学療法士等の訪問割合が多い。
- 中重度者は看護師等の訪問割合が多い。
第182回社会保障審議会介護給付費分科会においては、「訪問看護ステーションの平成29年の1事業者あたりの常勤換算従事者数は、平成13年と比較すると、看護職員が1.25倍に増加しているのに対し、理学療法士等は4.2倍に増加している。」と”現状と課題”にはあげられていました。
令和3年度介護報酬改定に向けて今後議論が交わされていくと思います。
今後の情報にも注目していきましょう!
令和2年8月19日(水)に第182回社会保障審議会介護給付費分科会が開催されました。