目次
お名前
青木詩乃です。
よろしくお願いします!
働いている地域はどちらですか?
愛知県の知多半島で働いています。
働いている職場(事業所)を教えてください
株式会社INAP知多訪問看護リハビリステーションです。
小児も精神もすべての利用者さんを対象としており、リハビリのスタッフが多いことが特徴です!
現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください
急性期病院勤務後、訪問看護ステーションに1年半勤務、その後2021年3月から現在の事業所にきています。
現職(訪問看護師)歴は?
2年目になります。
訪問看護に興味を持ったきっかけは?
学生時代の在宅看護実習を通して、これまでみてきた「患者さん」のイメージが大きく覆されて「生活している一人の人」という側面があることを知りました。
3年生の統合実習の最初が在宅実習だったので、その後からの実習では、「退院後の生活をイメージした看護過程」を考えられるようになりました。
訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?
責任が重く、最低でも5年の経験がないと採用してもらえない印象でした。
学校の先生に相談したら「若くて訪問看護師は無理よ」と言われたり、実習中に出会った病院の看護師からも「全科回ってからじゃないと難しいと思うよ」と言われたり・・・。
否定されることの方が多く、訪問看護は若手ではできないという印象が強くありました。
実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界
経験がないと難しいという印象でしたが、看護師2年目で訪問看護師になれました!
実際にやってみて、病院とは、そもそも全然違う看護だなと感じました。
病院だとスケジュールが決まっていて、患者さんが不安だとしても、ゆっくり話しを聞いてあげることができませんでした。
訪問では、その時間はその患者さんのためだけに使い、「どうしたらお家で生活がしやすくなるか」を一緒に考えて作ることができるので、看護学校で習うような「看護の基本的なところができる場所」だと思いました。
看護計画や目標を本人と一緒に作ることができるのは、確かに看護の基本的なところなのかもしれませんね!
若手では、難しいという印象だったと思うのですが、実際に経験してみてギャップなどはありましたか?
想像していたよりも、一人で実践するような感覚はありませんでした。
訪問は、一人で行きますが、チーム内で相談しながら対応できる環境なので孤独感は病院よりも少ない印象があります。
訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?
ずっと担当していた利用者さんの最期に立ち会ったとき、ご家族様から「貴方のお陰で最後まで笑って過ごすことができました」と感謝していただけたことが、嬉しかったですね。
病院時代は、患者さんが亡くなっても泣いてる暇がなくて、急いでエンゼルケアをして作業的になってしまっている部分もあったので・・・。
在宅だと、家族の気持ちを聴いて一緒に過程を振り返りながら関わることができるので、一緒に歩んでいけることが、訪問看護の醍醐味だなと思いましたね。
その人のこれまでの人生の過程を聞きながら、最期まで伴走できることは、とても尊いことだなと私も毎回思います。
「エンゼルケアの時間がグリーフケアに繋がる」ことも多いので、在宅だとご家族と一緒に全身清拭や更衣をして、本人に触れて語りかけたりしながらお別れすることもありますね。
働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください
オンコールでの電話対応は、いつも判断に迷います・・・。
あとは、お看取りの方と関わる時は「本人様やご家族の価値観」「死生観」を尊重しながら言葉を慎重に選ぶので、難しいなと感じています。
日本人の死生観として、「死」をネガティブに捉えられている方が多くいることも関係していると思いますが、その人がどこで最期を迎えたいか等の情報収集や、最期が近いことを伝えるタイミングは、とても気を遣いますね。
これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?
利用者様とご家族が、住み慣れた町で自分らしく生活が出来るように過ごせるようにサポートが出来る訪問看護師になりたいです。
そのためには、技術だけではなく社会資源の利用についても今後しっかり学んでいきたいと思います。
あとは、過去の私と同じように若手では訪問看護できないと思っている人に、若手でも訪問看護師になれる人もいるよというのを伝えていきたいです。
ぜひ、今後もお互いに若手の訪問看護の発信活動をしていけたら嬉しいです!
青木さん、ありがとうございました!
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今回は、愛知県の知多半島で働く青木詩乃さんをご紹介します!