次世代訪問看護師紹介vol.59|宮本真一郎さん

ビジケア広報・町田
「次世代訪問看護師」は、訪問看護の現場で実際に働いている人たちの働き方や想いを紹介するコーナーです。

今回は、大阪で訪問看護師として・ステーション代表として働く宮本真一郎さんをご紹介します!

 

お名前

宮本さん
宮本真一郎です。

よろしくお願いします!

 

働いている地域はどちらですか?

宮本さん
事業所は大阪市浪速区にあります。

訪問地域は主に大阪市全域で、自転車で30分を超えるような所には車を使用してます。

遠い所になると守口市・門真市あたりまで行くので、高速道路を利用して訪問しています。

 

町田
高速道路・・・!訪問範囲が広いですね!

 

働いている職場(事業所)を教えてください

宮本さん
「訪問看護ステーション春夏秋冬」で代表をしています。

独立型の訪問看護ステーションです。

 

現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください

宮本さん
手術室3年、救急外来&救急病棟4年、精神科4年、内科病棟3年経験しました。

看護師以外にはシェアハウスを経営をしたり、不動産賃貸業をしたりしています。

 

現職(訪問看護師)歴は?

宮本さん
3年半程になります。

 

訪問看護に興味を持ったきっかけは?

宮本さん
起業しようとしてた保育園が失敗に終わって・・・保育園としては再チャレンジする気力をなくしていました。

そのときに「経験したことない分野で起業するより、今までの看護師キャリアを活かしつつできる訪問看護が良いのでは?」と考えました。

その当時は訪問看護の経験が全くなかったので、友人が所長をしていた現在の職場で働かせてもらうことになり、今に至ります。

 

町田
シェアハウス、不動産、保育園・・・。

宮本さん、すごく色んなことに挑戦していて、看護師としての経験も豊富で・・・とにかく幅広くてすごいですね!

 

訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?

宮本さん
在宅は一人で訪問するので、経験豊富なスタッフでないと対応に困ることが多いんだろうと思ってました。

”ベテラン看護師の最終終着駅”的なイメージを持っていましたね。

なので、年齢層が高そうかなとか、お局さんがいるかなとか・・・色んなイメージを持っていましたね。

 

実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界

宮本さん
もちろん最低限の看護経験は必要ですが、必ずしも経験豊富なベテランナースでなくても働けるんだと感じました。

今はオンラインツールが豊富なので、現場からリアルタイムに質問したり、事業所に戻って相談もできる。そういう体制が整っているので、経験が足りない部分もフォローし合えることがわかりました。

 

町田
人それぞれ経験が違う中で情報共有してチームで連携できると、誰かの経験が少なくても補い合えるんですよね。

リアルタイムで記録や相談ができるツール・環境が整ったことが、訪問看護ステーションが増えた要因とも言われていますし・・・情報共有・フォロー体制があるってすごく大事ですね。

 

宮本さん
また、一人で訪問できることは私にとってはすごく気楽でしたし、外に出て行く開放感は病院にはなく刺激的でした。

病院時代から、コミュニケーションを取るのが嫌いというわけではなかったのですが・・・病棟で機嫌の悪い看護師がチームに居ると、周りの雰囲気を損なうし、正直不快に思うこともありました。

それが訪問看護では一人で訪問に行くので、他人に影響されることが少なくなり、“平和に毎日働ける幸せ”を感じましたね・・・。

 

訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?

宮本さん
病院とは違ってナースコールもなく、じっくりと決められた時間をその人に注げられるのがいいですね。

先日は、施設にご入居されてる利用者様からバレンタインとして、ささやかな贈り物をいただいたりして嬉しかったですね。ホワイトデーでお返ししたりと、ほっこりしました。

 

働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください

宮本さん
大変なことと言えば集客・営業ですが、そこは実験・検証の日々ですね。

大阪は訪問看護ステーション数が全国最多の激戦区で、近隣でも次々に新しいステーションが開設されていわゆる“レッドオーシャン化”しています。

訪問看護に回っているとやりがいもあり楽しいのですが、時間配分をもっと経営者寄りにしていかないと、「いつか食われるかも・・・」とビクビクしております。

負けない体制づくりを日々考えて作っている段階です。

 

町田
営業・集客大変ですよね!

私も東京23区で立ち上げを経験しているので、激戦区の中で周知される・依頼を獲得していく難しさを感じています・・・。

 

これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?

宮本さん
私たちの春夏秋冬のスローガンは「その人らしさに寄り添い、今日をつなぐ」です。

決して医療者側の当たり前を押し付けないように。利用者様・ご家族様の想いを最優先にしながら、訪問看護としてできることを考えていきたいと思います。

春夏秋冬のスタッフ数は13名と少数精鋭ですが、 1年後には20人規模に拡大する予定です。

訪問看護ステーションとしては事業所数を増やしていく予定はありませんが、1事業所で大規模組織を目指し、「大阪市で訪看といえば春夏秋冬」と言われるステーションになれるように、地域に密着・貢献しながら邁進していきたいです!

 

町田
ビジネス視点の”切れ者”な一面と、看護師として目の前の人にじっくり寄り添う姿勢と・・・宮本さんから、さまざまな一面を垣間見ることができました!

宮本さん、ありがとうございました!

 

春夏秋冬リンク紹介

ホームページ

facebookページ

Instagram

 

次世代訪問看護師紹介・掲載希望者募集中

町田
他の訪問看護師の方の働き方紹介はこちらから♪

また、看護師紹介記事も含めビジケアの最新記事情報・イベント情報をキャッチしたい方は、ぜひ公式LINEへの登録をお願いいたします。

「自分の働き方も紹介してほしい!」という方がいらっしゃいましたら、お気軽に公式LINEまでご連絡ください!(※やりとりはすべてオンライン上で行います)

また、掲載させていただいた方は次世代訪問看護師同士の情報交換グループにご招待いたします♪全国の訪問看護師同士でつながり、学びや交流をしていきたい方はぜひお声かけください!

ビジケア公式LINEに登録すると、訪問看護に関する最新情報(診療報酬や介護報酬改定を中心とした内容)が月に2回無料で配信されます。

最新セミナー情報やお得なご案内も配信していますので、よろしければ登録をお願いします。

友だち追加

 

ABOUT US
町田 舞広報
ビジケア広報・ウェブ担当。 看護師/フリーランス。看護メディア(マイナビ看護師、ナース専科、月刊ナーシング等)で執筆・編集経験多数。在宅医療研究会レポート担当。システムエンジニアだった経験を活かしウェブ・SNS・ITの力でヒト・モノ・コトの橋渡しを軸に活動。ITとリアルの融合で人がつながり支え合う地域包括社会を目指す。訪問看護師・ウェブライター・看護師オンラインサロン運営・看護師のメンタル・キャリアカウンセリングなど、複業を並行しながら働くパラレルキャリア。