次世代訪問看護師紹介vol.27|髙橋優太さん

ビジケア広報・町田
「次世代訪問看護師」は、訪問看護の現場で実際に働いている人たちの働き方や想いを紹介するコーナーです。

今回は、救急一筋から訪問看護師+看多機の分野へ転身した髙橋優太さんをご紹介します!

 

お名前

髙橋さん
髙橋優太です。

よろしくお願いします!

 

働いている地域はどちらですか?

髙橋さん
兵庫県神戸市中央区です。

 

働いている職場(事業所)を教えてください

髙橋さん
訪問看護ステーション・アスカケアライフ、看護小規模多機能型居宅介護・つついの杜で働いています。

 

町田
アスカケアライフでは、訪問看護ステーション・デイサービス・訪問介護ステーション・居宅介護支援事業所・看護小規模多機能型居宅介護・・・

ひとつの法人で複数の福祉事業をされてるんですね!

髙橋さんはその中で、「訪問看護」と「看多機」で並行して働かれてるってことですよね。

 

現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください

髙橋さん
経歴としては・・・

ICU(術後・院内急変)PICU(先天性心疾患の術後)救命救急センター+小児救命救急センター(初療室)をこれまで経験してきました。

この7月までは【DrCar Ns】としてプレホスピタルで活動していたり、院内トリアージをしたりしていました。また、日本DMAT隊員として災害派遣も経験しました。

現在は看護師12年目です。

 

町田
すごい・・・救急系のスペシャリストですね!

そこからなぜ訪問看護・在宅の分野に来られたのか気になります・・・!

 

現職(訪問看護師)歴は?

髙橋さん
2020年の7月から働いています。

 

訪問看護に興味を持ったきっかけは?

髙橋さん
ERで働いていて・・・

「①高齢者の救急搬送の増加」「②精神疾患の救急搬送が多い」「③医療ケア児の救急受診が多い」

という3点が社会的な問題ではないか?と感じていました。

特に高齢者の救急搬送に関してですが、1日平均30〜40台の救急車を受けてバタバタと忙しい中、全力で治療が行われ・・・一命は取り留めるものの、救急搬送前と比べて著しくADLが低下した患者をたくさん見てきました。

はじめは「この患者さん、助かって良かった!」と思っていましたが、年数が経つにつれ徐々に「この患者さんは今後どのように生活していくのだろうか?」と疑問が湧いてきました。

 

町田
救急搬送されるような状態の患者さんの場合、一命は取り留めても、その後完全に元通りの生活とはいかない場合が多いですよね。

いつか人は絶対に亡くなる・・・。語弊があるかもしれませんが「今助かったことが、果たしてこの人や家族にとって本当に幸せだったんだろうか?」と思うようなことってありますよね・・・。

 

髙橋さん
社会的に高齢化が進む中で、日々救急を続けていて・・・100歳の救急搬送の対応や認知症の方を無理矢理押さえつけて点滴したり、鎮静をかけて治療したりする中で、さまざまな疑問や葛藤が生まれました。

「運ばれてくる患者や家族は、本当に望んで治療をしているのか?」「病院で治療する事以外に自分ができることはなんだろうか?」と悩み、もしかしたら「自分が地域に出たら救急搬送を減らせるかもしれない、本人が望んでいる生活が送れるのかもしれない」 と考えるようになりました。

そこで、以前から少し興味のあった在宅看護の世界に飛び込んでみました。

 

訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?

髙橋さん
正直にいって、救急と比べると地味なイメージを持っていました(笑)

夜勤がないので、出産後のママさんが多く働いているイメージでしたね。

 

実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界

髙橋さん
訪問看護の方が看護師としての価値が高く、看護師としての力量が試される場かもしれないと感じました。

医師は近くにいないですし、アセスメント次第で利用者さんの転機は変わるのかな?と思います。

看護師は病気と生活の両面からアプローチできるので、今後かなり需要が高い存在になるのではないかと感じます。

 

訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?

髙橋さん
やはり、ターミナルステージの利用者さんの看護ですかね。

利用者さんやご家族から感謝の言葉をいただいたときはやはり「働いていて良かった!」と心の底から思います。

以前、自分が訪問を主担当していたターミナルステージの方で、在宅主治医と調整して、必要な治療を看多機の通所の場でしていたことがありました。入院は絶対にしたくないという方だったので。

その後その方はお亡くなりになったのですが、ご家族から「髙橋さんや看多機の方がいたからなんとか暮らせました。ありがとうございました」と最後にお話があったときは、涙がでましたね。

看多機って、「訪問介護」「訪問看護」「通い」「泊まり」を合わせた複合サービスなので、こうして組み合わせることで利用者さんの意思に沿った支援を考えられるんですよね。「私たちのサービスがあることによって、入院しなくても病院と同じことができる!」と実感し、一生懸命やって良かったなぁって思いました。

 

町田
素敵ですね・・・。

救急で働いていた頃と、ターミナル期への感じ方に変化はありましたか?

 

髙橋さん
変わりましたね。

集中治療室やERでは呼吸器やECMOなど医療機器に繋がれて、医師が「これ以上できる事はありません」と家族に説明をし、お亡くなりになる。なんだか切なかったんです。

点滴一つにしろ、点滴をいく意味を考えるようになりました。

自宅で看取った方は本当に自然で・・・枯れていくようにお亡くなりになりました。

これが本来の人間の死に方なんだろうなぁと思いました。

 

町田
“本来の人間の死に方”・・・私もまったく同じことを感じます。

必要以上の治療をせず、家で死を迎えるって自然ですよね・・・。

家での最期ってなんだか本人も家族も穏やかで。私も在宅のターミナル期をみていて「人が人として、自然に亡くなるって良いな」と思いました。

 

働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください

髙橋さん
今は看護小規模多機能型居宅介護の看護師長として管理業務もしています。

看多機は新しいサービスで柔軟さが売りなんですが、介護スタッフと看護師の連携や、スタッフをまとめることが大変ですかね。

 

町田
同じ職種の中でもですが、他職種で連携を取り合いながら、全体の方向性・認識を合わせてサービスを提供していく・・・ってなかなか大変ですよね。

対利用者さんでも、スタッフ同士でも、コミュニケーションがすごく大事だなぁと常々思います。

 

髙橋さん
なんでも言える環境を目指しています。

主語を利用者さんにする事を心がけていますね。

 

これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?

髙橋さん
看護師の押し付けではなく、利用者さんや利用者さんの家族が満足するサービスを提供できる看護師になりたいです。

あとは新しいことや誰もやっていないことに挑戦したい!です。

「こんなこと、在宅でできるの?」みたいなことをやってみたいですね(笑)

 

町田
チャレンジ精神溢れてますね・・・!

救急から在宅へ転身した髙橋さんの熱い想いが伝わってくるインタビューでした。

髙橋さん、ありがとうございました!

 

髙橋さんの活動紹介

・髙橋さんのtwitter

 

アスカケアライフのSNSリンク

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町田
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ABOUT US

町田 舞広報
ビジケア広報・ウェブ担当。 看護師/フリーランス。看護メディア(マイナビ看護師、ナース専科、月刊ナーシング等)で執筆・編集経験多数。在宅医療研究会レポート担当。システムエンジニアだった経験を活かしウェブ・SNS・ITの力でヒト・モノ・コトの橋渡しを軸に活動。ITとリアルの融合で人がつながり支え合う地域包括社会を目指す。訪問看護師・ウェブライター・看護師オンラインサロン運営・看護師のメンタル・キャリアカウンセリングなど、複業を並行しながら働くパラレルキャリア。