WHY?ではなくWHAT?で聞くコミュニケーション

皆さん、日々お楽しみ様です!

リアクション看護師の岡本雅佳(まどか)です。

今回は、全人類に応用可能なコミュニケーションスキルの一つをお伝えします。

WHY?ではなくWHAT?で聞いてみようです。

はじめに

毎日飲んているお酒を減らそうとしたけどできなかった人の、ある質問に対する答えを紹介します。

 

「夜、眠れなくなるから困る」

「そんなに酒は好きじゃなかった」

 

やったけれどもダメだった。

やろうと思ったけどできなかった。

こういうエピソードに出会った時、よく使われるのは「なんで?」とか「なぜ?」とかですよね。

つまり、WHY?なんです。

でも、WHY?で聞いたらとても残念なんです。

では何と聞いたら良いのか、そうWHAT?です。

 

WHY?で聞いたら残念な理由3つ

一番簡単でもっともらしい答えを探してしまう

1つ目は、一番簡単でもっともらしい答えを探してしまうからです。

一つ、研究をご紹介します。

この研究は吊り橋効果ともいわれている研究です。

 

 

実験の内容は、男性にある橋を渡ってもらいます。

渡り切った先にいる女性が、アンケートと称して声をかけます。

そして、もう少し話をしたくなったら電話をくださいと電話番号を教えます。

この時に使われた橋は、揺れる吊り橋と揺れない頑丈な橋の2種類です。

どちらの橋を渡った男性がより多く電話をかけたでしょうか?

結果は、吊り橋50%、頑丈な橋12%でした。

これは、吊り橋という不安定な状況が生み出したドキドキや不安=恋愛感情と勘違いさせたと結論づけられています。

一方、今回重要な部分はここではありません。

電話をかけた男性に、「なぜ電話をかけたんですか?」と質問すると、「可愛かったからだ」という返答が一番多かったのです。

ちなみに、吊り橋と頑丈な橋の先にいた女性は同一人物です。

上記の理由で電話をしたというのであれば、どうして差が出たと思いますか?

それは、電話した理由が「可愛かったから」というのが、一番簡単で最もらしい理由だと脳が判断してしまったからです。

そのため、他の可能性など考えずに解釈に至ってしまっていると考えられます。

 

出した答えの質も満足度も低下する

2つ目は、出した答えの質も満足度も低下するです。

また一つ、研究をご紹介します。

この研究はバスケットボールの指導者を対象に、2つのグループに分け、あるトーナメントの結果を予測してもらいました。

片方は理由の分析をしてから結果を予測してもらったグループ、残りは理由の分析はせずに結果のみを予測したグループです。

結果は、分析をしてから予測したグループの方が予測を外しました。

この研究では、理由を分析してリストアップすると予測が貧弱になる可能性があると結論づけています。

 

 

他の研究でも、なぜその選択をしたかと考えると、間違う可能性が上がるばがりか、自分の出した結論の満足度まで低下させてしまうことが分かっています。

 

メンタルに悪影響を与える

3つ目は、メンタルに悪影響を与えるです。

これは実体験として経験されていると思います。

 

「なんで遅刻したの?」

「なぜこんなに時間外が多い?」

「なんでオペだし遅れたの?」

 

過去に自分自身が問われたり、問いてしまったりした経験がありませんか?

その時、どんな気持ちになっていましたか?

相手の反応や表情はどうでしたか?

 

一つ、研究をご紹介します。

知能テストを受けた大学生を対象に、なぜその気分になっているか書いてもらいました。

対照群の学生と比較し、気分の落ち込みや落ち込んでいる時間が大きいことが分かりました。

この研究では、なぜこんな気分なんだと考えることで、自分を責めてしまっていたからと結論づけられています。

 

 

WHY?ではいい方向にいかないことが分かりました。

では次に、WHAT?を使った具体的な質問文を紹介していきます。

 

WHATを使った具体的な質問文

WHATを使った具体的な質問文の例は、以下の通りです。

 

  • どんなことがあったの?/何があったの?
  • 何がそうさせた?
  • 今、何を感じている?
  • (あなたなら、私に)何ができる?
  • どんな風にすればいい?
  • どう思った?/どう感じた?

 

この中で、「何があったの?」が一番使いやすかったです。

相手の状況に合わせて、声のトーンや大きさを変化させることがポイントです。

このように聞くと相手が話しやすく、内容も言い訳だらけにならずに前向きな会話ができます。

 

「何がそうさせた?」は、はじめにお話したお酒が減らせなかった人に使った質問です。

そこから、上記の会話を引き出すことができました。

結果、不眠について対応していく看護に変化させていくことができました。

 

まとめ

  1. WHY?で聞いたら残念な理由3つを挙げました
  2. WHAT?を使った具体的な質問文を紹介しました

 

以上、「WHAT?で聞くコミュニケーション」についてのお話でした。

今回のお話をきっかけにWHY?からWHAT?に変化させ、激変するコミュニケーションをぜひ体感してみてください!

ありがとうございました。

ぜひ、動画の方もご覧ください。

 

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