【正しく怖がる糖尿病③】無自覚性低血糖と重症低血糖

Ns藤井

みなさん、こんにちは!看護師の藤井美幸です。

【正しく怖がる糖尿病】シリーズ、第3回目は、「無自覚性低血糖と重症低血糖」についてお話したいと思います。

低血糖とは

低血糖は、糖尿病薬で治療中の患者さんに高い頻度で起こるといわれています。

症状があり、血糖値70mg/dL未満の場合、低血糖とみなして対応します。

 

低血糖の代表的な症状は、以下となっています。

 

 

まず、発汗や手指のふるえなどの交感神経症状がみられます。

さらに血糖が低下すると、頭痛や目のかすみといった中枢神経症状がみられるようになります。

 

Ns藤井
一方で、これらの症状を気がつきにくくなっていたり、全く感じない患者さんもいます。

これらを無自覚性低血糖といいます。

 

無自覚性低血糖とは

無自覚性低血糖とは、低血糖を起こしているのに全く自覚がないことを指します。

代表的な低血糖症状がみられないため、そのまま放置され、意識消失や昏睡といった重篤な状態になりやすいといわれています。

突然死の原因になることもあります。

 

Ns藤井
私も、入院中の高齢男性の血糖測定をすると、50mg/dLだったことがあります。

本人は普段と何も変わらない様子でしたが、慌てて対応した経験があります。

 

患者さんは、空腹感や冷汗などの症状を低血糖症状だと認識しないことがあります。

そうなると身体が低血糖に慣れてしまい、無自覚性低血糖になりやすくなってしまうと考えられます。

 

重症低血糖とは

無自覚性低血糖を放置すると、重症低血糖に移行していまいます。

重症低血糖には、以下の特徴があります。

 

  1. 自覚症状がない
  2. 意識消失
  3. 第三者の援助が必要

 

Ns藤井
先ほど紹介した男性患者さんも、入院することなく自宅で過ごしていたら、低血糖症状に気がつかずに重症低血糖に移行していた可能性も考えられます。

それでは、無自覚性低血糖の患者さんに対して、どう対応していけばいいのでしょうか?

 

無自覚性低血糖の患者さんにどう対応すればよいか

無自覚性低血糖の患者さんに気づくためのポイントは以下の3つです。

 

  1. 業務的・ルーチン的な流れ作業をせず、観察や予測をしっかりとする
  2. 自分自身に「問い」を立て続け、患者さんの変化に気づくようにする
  3. 低血糖症状の可能性があれば、血糖値を測定する

 

血糖値を測定する場合は、一般的な基準値ではなく、患者さんの普段の血糖値と比較して判断することが重要です。

 

まとめ

  1. 低血糖とは、血糖値70mg/dL未満のことを指し、発汗や手指のふるえ、空腹感などの症状がある
  2. 症状がみられにくい低血糖を、無自覚性低血糖という
  3. 無自覚性低血糖は、重症低血糖に移行しやすく、意識消失や昏睡など重篤な状態となりやすい

 

Ns藤井

以上、「無自覚性低血糖と重症低血糖」についてのお話でした。

ありがとうございました。

ぜひ、動画の方もご覧ください。

 

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