
目次
内分泌系
何かしらの侵襲が起こると、サイトカインが放出されます。
サイトカインは、視床下部を刺激し、下垂体へと作用し、ホルモンが分泌されます。
- 下垂体前葉
- コルチゾール
- 成長ホルモン
- 下垂体後葉
- 抗利尿ホルモン
- 脊髄交感神経系
- カテコラミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)
- アルドステロン
侵襲時のホルモンの働き
血糖値上昇
侵襲が起こった際に、なぜ血糖値が上昇するかについて解説します。
侵襲を受けると、下垂体前葉からは、副腎皮質刺激ホルモンのコルチゾールと成長ホルモンが分泌されます。
脊髄交感神経系からは、カテコラミンが分泌され、膵臓からグルカゴンの分泌が促進されます。
グルカゴンはグリコーゲンの分解を促進する作用があります。
また、膵臓はインスリン分泌抑制という状態になり、血糖値は上昇します。
血糖値が上昇することで、創傷の治癒が促進されます。
一方で、高血糖の状態が続くと、易感染や肺炎になりやすくなったり、死亡率が上昇します。
血糖値は180mg/dl以下に抑えることが推奨されています。
血圧上昇、脈拍数・呼吸数増加
侵襲時、脊髄交感神経系からはカテコラミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)が分泌されます。
カテコラミンの作用で、平滑筋が刺激され、血管収縮することで血圧が上昇します。
また、β1受容体への刺激により心拍数が増加します。
さらに、呼吸ガス交換率を増大させ、多くの酸素を取り込もうとします。
この状態が続くと、酸素消費量が増大したり、心不全がある人などは症状が進行するなどの弊害が起こります。
そのため、適正な数値を維持するようケアをすることが重要です。
体液保持、尿量減少
下垂体後葉から抗利尿ホルモン、脊髄交感神経系からアルドステロンが分泌されます。
これらのホルモンの作用により、腎臓でNaイオンの再吸収を促進したり、細胞外液の浸透圧を上昇することで水を再吸収し、循環血液量を増加します。
この状態が続くと、尿量が減少しますが、浮腫が生じ脱水が起こります。

次回は、免疫系について解説します。
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今回は恒常性の内分泌系について、詳しく説明をしていきます。