問題解決思考と人材育成 〜問題解決思考の「落とし穴」〜

皆さん、こんにちは!

リアクション公認心理士の岡本雅佳(まどか)です。

今回は看護過程を展開する時にも使われている問題解決法についてお話したいと思います。

新人や新入職員を教える立場にある人、産休・育休・介護休暇などで仕事の引継ぎをしなければならない人、必見です!

問題解決法を人材育成に活用しちゃおうプロジェクト、第1弾です。

問題解決法とは?

看護過程は、「問題を見つけて解決する」といった問題解決思考です。

とても優れた方法であることは皆さんご存じだと思います。

一方、できていないことに目が向きがちになるというデメリットもあります。

 

 

看護過程という問題解決法では、5つの段階を踏んでいます。

それをシンプルにすると以下の2つとなります。

 

  • 問題の理解
  • 解決法の探索

 

情報収集、アセスメント、看護診断で何が、どれくらい問題で、将来的にどうなるかを考えます。

そして、看護計画で対策を考えて実行していきます。

すなわち、問題解決法とは、「問題の理解」と「解決法の探索」から成り立っています。

 

 

次に、問題解決法を実践していく中で一番大切なことをお話していきます。

 

絶対外してはいけない一番大切なこと

最も大切なことは順番です。

二つしかないのに順番と思われるかもしれませんが、その順番を以下に示します。

 

  1. 問題の理解
  2. 解決法の探索

 

何が問題なのかを見つけてから、解決策を考えていきます。

当たり前のことですが、ここに落とし穴があります。

 

 

では、事例を通してイメージしていきましょう。

 

残念あるあるエピソード

以下に、残念あるあるエピソードを5つ紹介します。

 

  • ダイエットを始めようとしている友人に、「甘いもの止めてみたら?」とか「ちょっと歩いてみたら?」とか言ってしまった。
  • 遅刻が多いスタッフに、「10分早く家を出なよ。」と言ってしまった。
  • 宿題をやりたくない子供に、「別にやらなくてもいいけど、後で困るのはあなただよ。」とか「いいからやりなさい。」と言ってしまった。
  • 頭痛がするから病院へ連れてってというお婆さんに、「この間も診てもらったばっかりだよ。気にしすぎ。大丈夫だよ。」と言ってしまった。
  • 赤ちゃんの夜泣きがあり寝れなかったと訴える褥婦さんに、「夜眠れなくなるので、昼間はできるだけ起きているように声かけをする」、「病院周囲の散歩を勧める」といったプランを考えた。

 

この事例はどれも順番が逆になっています。

問題の理解より前に、解決策の探索を行ってしまっています。

問題解決法で一番大切なことは順番でした。

しかしながら、日常生活ではいとも簡単に崩れてしまうことがあります。

 

 

一つ目のダイエットの例をみてみましょう。

ダイエットといえば、間食対策や運動などが必要なことが明白です。

そのため、解決法が近い状態です。

しかし、問題は何かというステップを踏まないまま解決法を出してしまっているので、解決法が合っていないことが十分に考えられます。

問題解決法の順番を間違ってしまうことは、誰にでもいつでも起こり得ます。

 

まとめ

  1. 看護過程は、問題解決法の一つである
  2. 問題の理解と、解決法の探索の二つから成り立っている
  3. 順番が大切であるが、問題の理解をせずに解決法の探索を行ってしまうことが多い

 

以上、「問題解決思考の落とし穴」についてのお話でした。

次回は、問題解決法の順番を間違いやすい人の特徴や対策についてお話したいと思います。

ありがとうございました。

ぜひ、動画の方もご覧ください。

 

 

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