
目次
糖尿病の三大合併症
糖尿病の三大合併症は、以下となります。
いづれも、小さな血管の障害(細小血管障害)となっています。
- 糖尿病神経障害
- 糖尿病網膜症
- 糖尿病腎症
糖尿病と足切断
糖尿病と診断されたら、定期的に足をチェックする必要があります。
血糖値が高いと、全身の血管が障害されていきます。
特に、末梢の細い血管が障害されると、足先の血流が悪くなり、発赤・腫脹がみられることがあります。
これが、糖尿病足病変です。
治療をせずに放置すると、感染などをきっかけに壊死が起こることもあります。
壊死が起こると、足の切断を余儀なくされることになります。
足切断に至る患者さんは、年間約10,000人いるといわれています。
糖尿病と失明
糖尿病の患者さんは、糖尿病と診断された時、すでに網膜症を発症している可能性があります。
眼科受診をせずに放置していると、血管が障害され、失明に至ります。
失明に至る患者さんは、年間約4,000人いるといわれています。

なぜ、こうなるまで放っておくのでしょうか?
糖尿病への偏見
糖尿病治療が正しく行えていない要因の一つとして、糖尿病への偏見があります。
勃起障害(ED)
糖尿病の三大合併症の一つである神経障害は、勃起障害が起きるといわれています。
とてもデリケートな問題なので、患者さんも医師も触れづらいという問題があります。
”糖尿病”の名称変更
日本糖尿病協会が、2022年11月に「糖尿病」という病名を変更していこうと発表しました。(引用:日本糖尿病協会)
これは、病名に「尿」という言葉がついているため、負のイメージが強く、患者さんの約9割が不快感を抱いていることを踏まえてのものです。

糖尿病だからといって、必ず尿に糖が含まれるわけではありません。
糖尿病と膵臓
インスリンは、膵臓にあるランゲルハンス島のβ細胞から分泌されています。
インスリンの分泌が少なくなる、または出てこないということは、膵臓の機能が低下していると考えられます。
加えて、インスリン抵抗性からくる、インスリンの作用不足というのも原因の一つです。

そうなると、徐々に膵臓の機能が低下し、元の状態に戻ることができなくなります。
まとめ
- 糖尿病は、足切断や失明を招く
- 糖尿病への偏見により、治療が行いにくい場合がある
- 糖尿病には、膵臓が関わっている

以上、「足切断、失明」、「糖尿病への偏見」についてのお話でした。
次回は、「なぜ治療を中断してしまうのか?」についてお話したいと思います。
ありがとうございました。
ぜひ、動画の方もご覧ください。




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みなさん、こんにちは!看護師の藤井美幸です。
【正しく怖がる糖尿病】シリーズ、第1回目は、「足切断、失明」と「糖尿病への偏見」の2つについてお話したいと思います。