【速報】処遇改善加算の実績報告書様式が差替|訪問看護は要確認

厚生労働省老健局老人保健課は、2026年7月8日付の「介護保険最新情報Vol.1522」で、介護職員等処遇改善加算の実績報告書(別紙様式3)の様式を差し替えたことを周知しました。令和7年度分・令和8年度分の両方(通常版・大規模版とも)が対象です。

差替の理由は計算式の誤り等の修正で、令和8年度から新たに処遇改善加算の対象となった訪問看護等の事業所向けの記入方法メモも追加されています。これから実績報告書を作成するステーションは、必ず差替後の様式を使用してください。

この記事でわかること
  • 介護保険最新情報Vol.1522(令和8年7月8日)の内容
  • 実績報告書(別紙様式3)のどこが・なぜ差し替えられたのか
  • 訪問看護ステーションに関係する変更点
  • 今から実績報告書を作成する上で確認すべきこと

何が決まったのか(ニュースの概要)

厚生労働省老健局老人保健課は、2026年7月8日付の事務連絡「介護職員等処遇改善加算に関する様式例の一部差替について」(介護保険最新情報Vol.1522)を発出しました。

介護職員等処遇改善加算の実績報告書等の様式は、令和7年度分が「老発0207第5号」(2025年2月7日付)、令和8年度分が「老発0313第6号」(2026年3月13日付)の厚生労働省老健局長通知でそれぞれ示され、電子媒体が厚労省ホームページで公表されていました。今回、この令和7年度・令和8年度両方の別紙様式3(実績報告書)に係る計算式の誤り等が見つかったため、修正の上で同日、厚労省ホームページ掲載の様式が差し替えられました。

看護師 上妻
看護師 上妻

加算率や算定要件そのものが変わったわけではなく、実績報告書のエクセル様式にあった不具合の修正が中心です。ただし訪問看護に関わるメモの追記もあるので、内容は確認しておきましょう。

内容の詳細

一次情報(介護保険最新情報Vol.1522)に示された主な修正内容は以下のとおりです。いずれも通常版・大規模版の両方が対象です。

対象年度修正箇所修正内容
令和7年度・令和8年度共通基本情報入力シート(郵便番号欄)計画書と同様の体裁に修正
令和7年度別紙様式3-1(賃金改善額欄)補正予算による賃上げ・職場環境改善等事業の補助金を活用した場合の記入方法についてメモを追記
令和7年度・令和8年度共通別紙様式3-1(職場環境等要件の表)必要数チェックを入れた場合に印刷範囲外の注意表示が消えるよう修正、チェック集計の不具合を修正
令和7年度・令和8年度共通別紙様式3-1(月額賃金改善要件Ⅱ・キャリアパス要件Ⅲ・Ⅳ欄)対象事業所がない場合に空欄・グレー表示となるよう修正
令和8年度別紙様式3-1(月額賃金改善要件欄・特例要件欄)訪問看護等、令和8年度から新たに処遇改善加算の対象となったサービスのみを運営する事業所の記入方法についてメモを追記
注意

提出期限や算定要件そのものの変更ではなく、様式(エクセルファイル)の差替である点に注意してください。加算率(1.8%)や算定要件の内容は変わっていません。

訪問看護ステーションへの影響

令和8年度改定で訪問看護も処遇改善加算の対象に加わったため、実績報告書(令和8年度分)を初めて作成するステーションも多いはずです。今回の差替では、訪問看護等、令和8年度から新たに対象となったサービスのみを運営する事業所向けに、月額賃金改善要件欄の記入方法や、令和8年度特例要件を満たして加算を算定した場合の記入方法についてメモが追記されました。

すでに旧様式でダウンロード・入力を始めていた場合、印刷範囲外の注意表示や必要数チェックの集計に不具合が残っている可能性があるため、差替後の様式に入力し直すことをおすすめします

看護師 上妻
看護師 上妻

訪問看護は今年度から処遇改善加算の対象になったばかりなので、記入方法に迷いやすい欄です。追記されたメモは必ず目を通しておくと安心です。

今からやるべき実務対応

  1. 差替後の様式の再ダウンロード厚生労働省ホームページの「介護保険最新情報」Vol.1522から、差替後の別紙様式3(実績報告書)を改めてダウンロードします。
  2. 対象年度の確認令和7年度分・令和8年度分のどちらの実績報告書を作成するのか、通常版・大規模版のどちらに該当するかを確認します。
  3. 追記メモの確認令和8年度から新たに処遇改善加算の対象となった訪問看護等の事業所は、月額賃金改善要件欄・特例要件欄に追記されたメモを確認します。
  4. 入力済みデータの移行旧様式ですでに入力を進めていた場合は、差替後の様式に転記し直します。
何が差し替えられたのですか?

介護職員等処遇改善加算の実績報告書(別紙様式3、通常版・大規模版)について、令和7年度分・令和8年度分ともに計算式の誤り等が修正され、厚生労働省ホームページ掲載の様式が差し替えられました。

訪問看護ステーションに関係する変更はありますか?

令和8年度の様式では、訪問看護等、令和8年度から新たに処遇改善加算の対象となったサービスのみを運営する事業所向けに、月額賃金改善要件欄の記入方法や、令和8年度特例要件を満たして加算を算定した場合の記入方法についてメモが追記されました。

すでに旧様式で作成を進めていた場合はどうすればよいですか?

今後は差替後の様式を活用するよう案内されているため、旧様式で入力済みの内容は新しい様式に転記し直すことをおすすめします。

差替後の様式はどこで入手できますか?

厚生労働省ホームページの「介護保険最新情報」ページ(Vol.1522)から、差替後の様式をダウンロードできます。

あわせて読んでおきたい関連記事

処遇改善加算の加算率や算定要件そのものについては、こちらの記事もあわせてご確認ください。

関連記事を読む

まとめ|処遇改善加算の実績報告書は差替後の様式で

介護保険最新情報Vol.1522で示された、処遇改善加算の実績報告書様式の差替内容を整理しました。

この記事のまとめ
  • 令和8年7月8日付で、処遇改善加算の実績報告書(別紙様式3)が令和7年度分・令和8年度分ともに差し替えられた
  • 差替理由は計算式の誤り等の修正で、加算率・算定要件そのものの変更ではない
  • 令和8年度から新たに対象となった訪問看護等の事業所向けの記入方法メモも追加された
  • 実績報告書を作成する際は、厚労省ホームページから差替後の様式を改めてダウンロードして使用する

旧様式で作成を始めている場合は、早めに差替後の様式へ切り替えましょう。

次に読むべき関連記事

処遇改善加算の要件確認に不安がある場合は、無料相談窓口の情報もあわせてチェックしておきましょう。

関連記事を読む

ビジケア公式LINEに登録すると、訪問看護に関する最新情報(診療報酬や介護報酬改定を中心とした内容)が月に2回無料で配信されます。

最新セミナー情報やお得なご案内も配信していますので、よろしければ登録をお願いします。

友だち追加