次世代訪問看護師紹介vol.74|高林愛さん

ビジケア広報・町田
「次世代訪問看護師」は、訪問看護の現場で実際に働いている人たちの働き方や想いを紹介するコーナーです。

今回は、「みんなが輝き続けられる場所を創りたい」と想いを持ち、訪問看護ステーションを開設した高林さんをご紹介します!

 

お名前

高林さん
高林愛です。

よろしくお願いします!

 

働いている地域はどちらですか?

高林さん
神奈川県川崎市です。

 

働いている職場(事業所)を教えてください

高林さん
「ONE TEAM訪問看護ステーション」です。

2022年4月に事業所を開設し、管理者として働いています。

 

現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください

高林さん
大学病院のICUにて約4年勤務していました。

その後、訪問看護ステーションに5年所属しました。

 

現職(訪問看護師)歴は?

高林さん
6年目になります。

 

訪問看護に興味を持ったきっかけは?

高林さん
在宅での看護について漠然としたイメージしか持っておらず、実際に見てみたいという好奇心がありました。

ICUではほとんど患者さんとのコミュニケーションがなく・・・その方がご自宅でどのような生活をされていたのかのイメージができていなかったため、在宅での利用者さんの生活に興味があり、「もっと密に関われる」と感じた訪問看護に興味を持つようになりました

 

訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?

高林さん
訪問時間の中で、利用者さんと密接に関われるイメージがありました。

 

実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界

高林さん
いろんな価値観や性格の方がおり、病院では医療者が決められたルールややり方で行っていたことであっても、在宅ではその方のルールややり方・考え方があるということに、改めて関わりの中で気づきました。

それが自分とは違う価値感であってもそれを認め、寄り添うことが大事だと学んでいます。

あとは、その人がその人らしくいられる可能性が自宅にはたくさん潜んでおり、見えない力の発揮できる場所であると感じています。

 

町田
医療上では正しいことでも、それを家でもすべて完璧にできる方や環境ってなかなかないですよね。

“その人らしさ”が出る在宅生活の中で、いかに利用者さんの力を支えるか・引き出していくか・・・難しいところであり、在宅支援の醍醐味でもありますね。

 

訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?

高林さん
看護師であることは大前提で、【私】として認識していただけることです。「あなたがきてくれたら安心だわ」「顔をみるとほっとする、元気が出る」と言って頂けると、私もとても嬉しいです。

そして私たちが利用者さんだけでなくご家族の方も支援していく中で、利用者さんから自分の子供のお祝い事についても声をかけて頂いたり、家族のように心配して頂くこともあります。

私たちと利用者さんの関係は家族ではありませんが、ときにはそんな気持ちになるような心の温まる瞬間がたくさん感じられます

 

町田
家族ではないけれど、家族に近い存在になることってありますよね。

それも長い関係性の中での信頼関係や絆があってこそ・・・心が温かくなりますね。

 

働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください

高林さん
自分の対応や手技にいつも不安はあります。何年経っても、「この対応でよかったのか?」「もっとできることがあったかな?」などと不安になることはありますね。

人対人の関わりだからこそ、その時の自分の中では小さなことでも、それが相手の方にとってはとても気になることだったり、まだ関係性が築けていない時点でそういったことが起こりうることもあります。

そうやって積み重ねた経験の中で、次に生かされることもたくさんあると感じています。

 

町田
「これでよかったのかな?」と振り返って不安になることは、私もよくあります。

すべての人にとって正解な対応なんてない・・・。個人やお宅ごとの考え方、残りの人生・生活をどう過ごしたいかなど、違いがある中で最適な関わり方や支援の方法を考えていくことが大切ですよね。

 

高林さん
すでに関係性のあるケアマネージャーさんや訪問診療医、連携室からの事前情報がある場合もありますが、関わる中で気を付けていく必要があることもたくさんあります。私たちが利用者さんのパーソナルスペースに入っていく以上、より用心していく必要があることだと感じますね。

その反面、だんだん関係性が築けたり、笑顔をみたりすることで自分に自信がついたり、やりがいを感じる場面はとても多いです。

 

これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?

高林さん
私は昔から「何かをやってみたい」という想いが、漠然とずっとありました。

その中で途中、夢をみることをあきらめたり、何がしたいかわからないという迷走期もありましたが・・・訪問看護師として働きながら、いろんな人の人生観に触れ、また自分自身の心を変えて「なりたい自分は何か」「どんな人生を送り、誰と何を成し遂げたいか」を考えたときに、自分自身の人生における理念【自分の存在価値を最大限に発揮して、思うがままに輝き幸せであり続ける】が決まりました。

そうなるために、自分だけではなく自分の周りにいる仲間や関わるすべての大切な人と幸せを共有し、『みんなが輝き続けられる場所 = パワースポットを創り上げていきたい』と思い、訪問看護事業を開業しました

自分が訪問看護師として、利用者さん・ご家族の方など利用される方が満足して頂けるサービスを提供することはもちろん、職場で働くスタッフの方が、関わる方が、地域の方が幸せと実感できる環境作りをしていきたいと考えています。

 

町田
素敵な想い・・・!さまざまな想いや経験を経て今の高林さんがあり、自他ともに輝き続けられる場所として今の“ONE TEAM訪問看護ステーション”ができたんですね!

高林さん、ありがとうございました!

 

高林さんの活動紹介

・ONE TEAM訪問看護ステーションのホームページ

 

次世代訪問看護師紹介・掲載希望者募集中

町田
他の訪問看護師の方の働き方紹介はこちらから♪

また、看護師紹介記事も含めビジケアの最新記事情報・イベント情報をキャッチしたい方は、ぜひ公式LINEへの登録をお願いいたします。

「自分の働き方も紹介してほしい!」という方がいらっしゃいましたら、お気軽に公式LINEまでご連絡ください!(※やりとりはすべてオンライン上で行います)

 

 

ビジケア公式LINEに登録すると、訪問看護に関する最新情報(診療報酬や介護報酬改定を中心とした内容)が月に2回無料で配信されます。

最新セミナー情報やお得なご案内も配信していますので、よろしければ登録をお願いします。

友だち追加

 

ABOUT US
町田 舞広報
ビジケア広報・ウェブ担当。 看護師/フリーランス。看護メディア(マイナビ看護師、ナース専科、月刊ナーシング等)で執筆・編集経験多数。在宅医療研究会レポート担当。システムエンジニアだった経験を活かしウェブ・SNS・ITの力でヒト・モノ・コトの橋渡しを軸に活動。ITとリアルの融合で人がつながり支え合う地域包括社会を目指す。訪問看護師・ウェブライター・看護師オンラインサロン運営・看護師のメンタル・キャリアカウンセリングなど、複業を並行しながら働くパラレルキャリア。