皆さん、こんにちは!緩和ケア認定看護師の村上です。
今回は、がん疼痛緩和の応用編として、オピオイドについて詳しく解説していきます。
がん疼痛のある患者さんのケアにおいて、痛みを分類することは非常に重要です。
アセスメントでは、以下の4つの情報を最低限確認するようにしてください。
- 痛みの部位
- 痛みの強さ
- 痛みの性状
- 痛みのパターン
なぜ痛みの分類が重要なのでしょうか?
それは、痛みの種類によって治療法が異なるからです。
例えば、骨転移による体性痛には非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が有効な場合が多いですし、内臓痛にはオピオイドが効果を発揮することが期待できます。
また、神経障害性疼痛は、NSAIDsやオピオイドの効果が得られにくいことが多く、鎮痛補助薬の使用を検討する必要があります。
今回はオピオイドについて詳しく解説していきます。