看護師さんで、このような疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。
履歴書はあなたの「第一印象」を決定づける重要な書類です。
特に訪問看護は、病院やクリニックとは異なる独自のスキルや適性が求められる分野であり、人事担当者は履歴書の内容を通じて「この人が訪問看護に向いているかどうか」「どのような貢献が期待できるか」を判断します。
当記事では、訪問看護ステーションに就職するための履歴書の書き方についてご紹介します。
訪問看護ステーションに初めて就職を検討している看護師さん、履歴書について改めて確認したい看護師さんは、ぜひ参考にしてみてください!
目次
訪問看護ステーションに就職するための履歴書の書き方
基本的な履歴書の書き方に加え、訪問看護ステーションに就職するための履歴書という点を踏まえた書き方を解説していきます。
1. 基本情報の記載
① 氏名・住所・連絡先
誤字脱字がないように記載し、連絡のつきやすい電話番号とメールアドレスを明記しましょう。
メールアドレスはビジネス向けのものを使用し、カジュアルすぎるアドレスは避ける方が無難です。
② 証明写真
訪問看護の仕事は、利用者さんやご家族と直接関わるため、第一印象がとても重要です。
以下のポイントを意識しましょう。
写真の印象は採用担当者の心理に影響を与えるため、プロの撮影サービスを利用するのも一つの方法です。
③ 希望職種・雇用形態
「訪問看護師(常勤)希望」など、具体的に記載しましょう。
夜勤の可否やパート希望の場合は、おおよその回数なども明確に伝えます。
2. 学歴・職歴の記載
① 学歴
高校卒業以降を記載します。
学校名は正式名称で記載(例:「○○大学看護学部看護学科 卒業」)します。
② 職歴
訪問看護未経験者と経験者で書き方が異なります。
訪問看護未経験でも、病院や施設での経験を訪問看護にどう活かせるかを示すことが重要です。 例:「○○病院 内科病棟にて5年間勤務。慢性疾患や終末期患者のケアを担当し、家族支援や在宅復帰支援に携わる。訪問看護に関心を持ち、在宅ケアの経験を積むため転職を希望。」 このように、訪問看護との関連性を示すことで、「なぜ訪問看護に転職したいのか」を伝えられます。
訪問看護経験がある場合は、以下のポイントを記載します。 例:「○○訪問看護ステーションにて3年間勤務。1日4〜5件の訪問を担当し、ターミナルケアや難病患者の支援を行う。医療保険と介護保険の併用ケースに対応し、書類作成業務も担当。後輩指導にも携わり、指導マニュアル作成を行う。」 ☝︎ このように、訪問看護における具体的な経験を記載すると、即戦力であることが伝わります。
3. 資格・免許の記載
訪問看護の仕事では、以下の資格が評価されます。
☝︎「取得予定」の資格があれば記載すると、向上心が伝わるので、是非記載しておきましょう!(例:「2025年 〇〇月 訪問看護認定看護師 資格取得予定」など)
4. 志望動機の書き方
訪問看護の採用担当者は、「なぜ訪問看護を選んだのか」「なぜこのステーションなのか」を重視します。
ポイントを押さえて記載しましょう。
これまでの経験と訪問看護の関連性を示し、訪問看護に対する関心を伝える 例(病棟勤務経験者): 「これまでの病棟勤務では、患者さんが退院後に自宅でどのように生活しているのかを知る機会が少なく、在宅での支援に関心を持ちました。在宅ケアの現場で利用者さんやご家族とじっくり向き合いながら、安心できる療養生活を支援したいと考え、訪問看護の道を志望しました。」
そのステーションの特徴に触れ(理念・得意分野など)、共感したポイントを書く 例:「貴ステーションが終末期ケアに力を入れている点に魅力を感じました。病棟勤務の中でターミナル期の患者様の支援に関わり、ご家族との関わりの大切さを実感しました。訪問看護の現場でより深く関わり、利用者さんが最期まで自分らしく過ごせるようサポートしたいと考えています。」
5. 自己PRの書き方
訪問看護では、以下のようなスキルが評価されます。
「私は利用者さんやご家族の思いを尊重し、寄り添う姿勢を大切にしています。病棟勤務では、患者さんの言葉にならない不安を汲み取り、信頼関係を築くことを意識していました。この経験を訪問看護の現場でも活かし、安心して療養できる環境を作るお手伝いをしたいと考えています。」 訪問看護の履歴書では、単なる経歴の羅列ではなく、「訪問看護で何をしたいのか」「どのように貢献できるのか」を具体的に伝えることが大切です。 まとめ
訪問看護ステーションに就職するための履歴書の書き方ってあるのかな?
気をつけることとかあるのかな…。