
目次
カーボカウントとは
カーボカウントを直訳すると以下のようになります。
カーボ(carbohydrates) = 炭水化物、糖質
カウント(count) = 計算する
ざっくり言うと、糖質を計算しながら食事を摂取して、血糖をコントロールしていくことです。
カーボカウントは、主に1型糖尿病患者さんの食事療法として用いられることが多いです。

1型糖尿病の復習
糖尿病は、以下の4つに分類されます。
- 1型糖尿病
- 2型糖尿病
- その他の特定の機序・疾患による糖尿病
- 妊娠糖尿病
糖尿病というと2型糖尿病を指すことが多いです。
その理由は、糖尿病患者さんの約95%を占めているからです。
一方で、1型糖尿病は発症率が低く、10万人に1~2人となっています。
これは、糖尿病患者さんの約5%です。
1型糖尿病は、自己免疫疾患によって起きる病気です。
先天性と思われることが多いですが、そうではありません。
1型糖尿病を発症すると、自身でインスリンを作れなくなってしまいます。
インスリンが作れないと、血中のブドウ糖を細胞に取り組むことができなくなります。
すると血中のブドウ糖が溢れかえってしまい、高血糖状態となり、血糖値を下げることができなくなってしまいます。
そのため、血糖値を下げるために、生涯にわたってインスリン自己注射が必要です。
1型糖尿病は、0~14歳の小児期を中心に発症します。
治療を厳密に行わないと、心臓・眼・腎臓などの合併症が起きてしまいます。
合併症を起こさないためには血糖値のコントロールが重要です。

糖質(炭水化物)の計算をしながらインスリン注射を打つ指導が必要となってきます。
カーボカウントの種類
カーボカウントは、以下の2種類に分けられます。
- 基礎カーボカウント
- 応用カーボカウント
カーボカウントは、実際に食べた物の糖質量を計算していきます。
例えば、おにぎり100gを糖質160㎉といった感じです。
そして、食べた物の糖質量に見合ったインスリン自己注射をしていきます。
とはいえ、毎日同じ量の糖質となると、食べる物が限られてきてしまいます。
そこで、基礎カーボカウントを習得した後、応用カーボカウントを活用していきます。
これだけ聞くと、すぐに応用にいきたくなります。
ですが、糖尿病におけるカーボカウントを安全に行うためには、まず基礎カーボカウントをしっかりと行っていきます。
低血糖を起こす場合もありますので、しっかりと基礎を学んでから応用にいきましょう。
カーボカウントを正しくできるようになってくると、糖質の摂取量に応じて、補うインスリン量を調整することができるようになってきます。
そのため、従来の食事療法と比較し、食事制限が必要なくなるというメリットがあります。
一方、注意点として以下のことが挙げられます。

まとめ
- カーボカウントには、基礎と応用の2つがある
- カーボカウントを安全に行うためには、基礎カーボカウントをしっかりと行ってから応用カーボカウントへと進めていく
- 糖質の摂取量のみを計算するため、タンパク質や資質などを摂り過ぎてしまう場合がある

以上、「カーボカウント」についてのお話でした。
ありがとうございました。
ぜひ、動画の方もご覧ください。




















みなさん、こんにちは!看護師の藤井美幸です。
今回は「カーボカウント」についてお話したいと思います。
初めて聞いた人も多いかと思いますが、カーボカウントという食事療法があるんだということだけ覚えていってください。