「訪問看護ステーションを立ち上げてみたいけど、どうしたら良いかわからない。」
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事を見ると、下記の内容が分かります。
では、早速学んでいきましょう!
目次
訪問看護ステーションの立ち上げに必要なこと
訪問看護ステーションを立ち上げるために必要なことは下記のようなことがあります。
- 指定申請手続きや運営規定等作成
- 職員体制
- 事業所や物品の整備
- 申請書類作成
- 経理関係
- 市場の調査
- 訪問看護に関する基礎知識の学習
一つひとつの概要を説明していきますね!
①指定申請手続きや運営規定等作成
訪問看護ステーションを立ち上げるためには、都道府県知事(指定都市・中核市市長)による指定(介護保険法)と、地方厚生(支)局長による指定(健康保険法)が必要です。
※介護保険法の居宅サービス事業者等としての指定を受けると、みなし規定により健康保険法の訪問看護事業者としての指定を受けられます。
介護保険法の申請時に必要な添付書類は以下の通りです。
・指定申請書
・申請書付表
・申請者の登記薄謄本または条例等の写し
・従業者の勤務の体制及び勤務体系一覧表
・管理者の免許証の写し
・事業所の平面図
・運営規定
・利用者からの苦情を処理するために講ずる措置の概要
・介護保険法第70条第2項各号の規定に該当しない旨の誓約書
②職員体制
訪問看護ステーションを立ち上げるためには看護師または保健師が管理者になる必要があります。
また、看護職員が常勤換算で最低2.5人必要です。
このように最低数の看護職員の仲間を集める必要があります。
③事業所や物品の整備
訪問看護ステーションを立ち上げるためには事業所の整備や物品購入も必要です。
必要物品の例をあげますね!
訪問車(自動車・バイク・自転車等)、パソコン、プリンター&コピー機、シュレッダー、カメラ、携帯電話やタブレット、冷蔵庫、洗濯機、ポット…など
名刺、パンフレット、印鑑(ステーション・管理者・職員)、ファイル、記録用紙、筆記用具、ホチキス、穴あけパンチ、ハサミ、封筒…など
エプロン、ガウン、フェイスシールド、訪問バッグ、マスク、ゴム手袋、血圧計、体温計、パルスオキシメーター、メジャー、聴診器、アルコール、爪切り、吸引器…など
ガーゼ、綿棒、脱脂綿、綿球、吸引カテーテル、導尿カテーテル、蓄尿バッグ、酸素カニューレ…など
④各種書類作成
訪問看護ステーションを立ち上げる際には、様々な書類が必要です。
書類の例を挙げます。
・訪問看護ステーション平面図
・設備、備品一覧
・職員名簿一覧
・勤務体制表、勤務形態表
・利用者の訪問スケジュール表
・訪問看護計画書、報告書
・訪問看護指示書依頼文書
・訪問看護における各種評価表
⑤経理関係
経理関係も大切です。
収支予測を立て、開設資金を調達し、銀行預金口座を開設し、帳簿整備をする必要があります。
立地や規模によっても異なりますが、設備資金や運転資金等を考えても約700万円程度は必要な場合が多いです。
⑥市場の調査
訪問看護ステーションを立ち上げる際には、「利用者の見込みはあるか?」「訪問看護師が確保しやすいか?」「要介護者は今後増えていく地域なのか?」「ライバルの訪問看護ステーションはどのくらいあるのか?」などの市場の情報を把握する必要があります。
いざ立ち上げても、「利用者がいない・看護師がいない」という市場であれば、経営は大変となってしまうこともあります。
⑦訪問看護に関する基礎知識の学習
訪問看護ステーションを立ち上げ、適切な事業所運営をするためにも訪問看護に関する基礎知識をつけておく必要があります。
例えば、介護保険制度、医療保険制度、訪問看護に関わる各種加算、公費制度等です。
ビジケア訪問看護経営マガジン(当ブログ)では、訪問看護に関する基礎知識を全て網羅してありますので、ブックマーク&お気に入り登録をして悩んだ時に足を運んでいただければ嬉しいです。
訪問看護ステーションの立ち上げ支援
株式会社ビジケアでは、下記の事業を行っています。
- 訪問看護の経営・運営サポート業
- 看護師のための経営オンラインスクール
- 看護師経営者・管理者のためのオンラインサロン
「訪問看護ステーションを立ち上げたいけど、どうしたら良いか分からない。」というような悩みがある方は一度、お気軽にお問い合わせください。
(下記HPの1番下に問合せフォームがあります。公式LINEでもOKです。)
・訪問看護ステーションの立ち上げに必要なこと7つが分かる。
・訪問看護ステーションの立ち上げをイメージすることができる。