「これ、うちのステーションだけじゃなかったんだ」——訪問看護師同士で話していると、必ずと言っていいほど盛り上がるのが「あるある」ネタです。訪問先での出来事から、事務所での日常、利用者さんやご家族とのやり取りまで、共感必至のエピソードが尽きません。
この記事では、訪問看護師にしかわからない「訪看あるある」を30個、3つのカテゴリーに分けて紹介します。
- 訪問先でよくある「あるある」10選
- 事務所・同僚とのやり取りで起きる「あるある」10選
- 利用者さん・ご家族・他職種との関係での「あるある」10選
- あるあるの裏にある訪問看護のリアルな仕事の姿
目次
訪問看護あるあるエピソード〜訪問編〜
まずは訪問中に起きる、思わず頷いてしまう10のあるあるです。
- 玄関のインターホンが壊れていて、大きな声で名前を呼ぶところから訪問がスタートする
- 訪問直前に駐車場所が見つからず、車内で数分格闘する
- 利用者さん宅の犬・猫に毎回全力で歓迎される(好かれすぎて逆に困る)
- 訪問前に着替えていたはずなのに、なぜか靴下だけ違う柄になっている
- 「今日は調子いいから何もしなくていいよ」と言われた日に限って、実は一番状態が心配な日だったりする
- 訪問バッグの中で聴診器と血圧計のコードが必ず絡まっている
- 雨の日の訪問は、カッパを着ても結局どこかしら濡れる
- 次の訪問先までのナビが、住宅街の細い道を平気で案内してくる
- 利用者さんの飼い猫が、訪問バッグの上に堂々と座っている
- 「ちょっとだけ」のつもりだった世間話が、気づけば予定より15分オーバーしている

訪問看護あるあるエピソード〜同僚、事務所編〜
次は、事務所や同僚とのやり取りで起きるあるあるです。
- 申し送りノートの字が、書いた本人にしか読めない
- 訪問車のガソリンメーターを、いつも誰かがギリギリまで使い切っている
- 事務所の冷蔵庫に、誰のものかわからない差し入れが増えていく
- 電話が鳴ると、全員が一瞬「私宛てじゃありませんように」という顔をする
- 先輩の訪問に同行させてもらうと、自分の何倍もの情報量を短時間で聞き出している
- 訪問記録の入力が、月末の締め日に向けて一気に山積みになる
- 「今日は早く帰れそう」と思った矢先に、緊急コールが鳴る
- 訪問先で使う手指消毒液が、気づくとすぐ空になっている
- 休憩中の話題が、気づけば全部利用者さんのケアの話になっている
- 新人の同行研修で、先輩の観察の視点の鋭さに毎回驚かされる

「休憩中も気づけば利用者さんの話をしている」は、うちの事業所でも本当によくあります。仕事とプライベートの境目があいまいになりがちなのも、訪問看護らしいところかもしれません。

訪問看護あるあるエピソード〜利用者さん、ご家族、他職種関係者編〜
最後は、利用者さん・ご家族・他職種とのやり取りで起きるあるあるです。
- 訪問のたびに、育てている野菜や果物をおすそ分けしようとされる
- 利用者さんが「先生」と呼びかけてくるが、看護師だと何度説明しても定着しない
- ケアマネジャーからの電話が、いつも訪問の真っ最中にかかってくる
- 利用者さんの家族が、訪問看護師の顔と名前を、担当のヘルパーさんと混同している
- 「孫だと思って」と言われて、写真を何十枚も見せてもらう
- 利用者さんの好きなテレビ番組の話題に、いつの間にか詳しくなっている
- 他職種とのカンファレンスで、専門用語が飛び交いすぎて後で調べ物が増える
- 利用者さんの体調より先に、飼っているペットの体調を心配される
- 季節の行事(お正月、お盆など)のたびに、利用者さんから手作りのお菓子を渡されそうになる
- 担当が変わることを利用者さんに伝えると、思った以上に寂しがられて、こちらもしんみりしてしまう
「あるある」の多くは、訪問看護が利用者さんの生活に深く入り込む仕事だからこそ生まれるエピソードです。笑い話の裏には、信頼関係の積み重ねがあることが見えてきます。
あるあるの裏にある訪問看護のリアル
ここまで紹介した30個のあるあるは、単なる笑い話ではありません。利用者さんとの距離の近さ、事業所での密なチームワーク、他職種との連携の多さという、訪問看護という仕事の特徴がそのまま表れています。
特に、利用者さんやご家族との個人的なやり取りが増える点は、病院看護にはあまり見られない訪問看護ならではの特徴です。プライベートとの境界をどう保つかは、多くの訪問看護師が経験の中で自分なりのバランスを見つけていくテーマでもあります。
よくある質問
「あるある」を新人研修に活用することはできますか?
できます。実際の失敗談や困った場面を共有することで、新人が現場のイメージを具体的に持ちやすくなります。深刻になりすぎず、笑い話として共有できる雰囲気づくりも、職場定着の面で効果的です。
利用者さんからの差し入れは受け取ってよいですか?
事業所ごとに方針が異なるため、受け取りに関するルールを確認しておくことが大切です。判断に迷う場合は、その場で即答せず、管理者に相談する姿勢が安全です。
訪問看護師同士で「あるある」を共有する場はありますか?
事業所内のミーティングや懇親会のほか、SNSや訪問看護師向けのコミュニティで共有されることもあります。共感できる仲間と経験を共有することは、日々のモチベーション維持にもつながります。
まとめ|あるあるの数だけ、訪問看護の日常がある
訪問先でのハプニング、事務所での日常、利用者さんやご家族との温かいやり取り——30個の「訪看あるある」には、訪問看護という仕事のリアルな日常が詰まっています。
- 訪問先では、玄関先やペット、天候にまつわるあるあるが多い
- 事務所・同僚とのやり取りでは、記録や申し送り、チームワークにまつわるあるあるが目立つ
- 利用者さん・ご家族・他職種との関係では、距離の近さゆえのあるあるが多く見られる
- あるあるの裏には、訪問看護ならではの深い信頼関係がある
共感できるエピソードがあれば、ぜひ同僚や仲間と共有してみてください。























