訪問看護のノルマが辛い?そんな人へのメッセージ

はぁ…今月はノルマ達成できなそうだな、辛い。

 

訪問看護ではノルマを課している事業所も少なくありません。

ノルマを達成できないと給料や昇進に影響する場合もあり、日々お悩みの方も多いのではないでしょうか。

実際に私自身も訪問件数・営業のノルマが達成できない月があり、悩んだ時もありました。

今回は訪問看護のノルマが辛い方へのメッセージです。

訪問看護のノルマにお悩みの方に参考になれば幸いです。

 

訪問看護のノルマってどんなものがあるの?

 

事業所によっても異なりますが訪問看護のノルマには、訪問件数、営業件数、利用者さんの獲得件数が多いです。

それぞれ解説します。

 

1. 訪問件数

 

どのくらい訪問に行ったかの件数です。

1日に5〜6件を訪問してもらいます。などよく求人でも見かけると思います。

月に◯件以上訪問で1時間につき◯◯◯円のインセンティブがあります。などインセンティブ制を導入している事業所もあります。

 

2. 営業件数

 

新規利用者さん獲得のために病院やケアマネさんに営業をした件数です。

ご挨拶やパンフレットをお渡ししたり、既存の利用者さんの情報交換をするなど直接的にご紹介を、と言わなくとも関係性を構築することも営業活動になります。

何をもって営業1件とするかは事業所によっても異なります。

 

3. 利用者さんの獲得件数

 

新規利用者さんを獲得するための営業件数ですが、そこから何人新規獲得できたかの件数です。

どれだけ営業しようとも、新規獲得に繋がらなければ意味がありません。

しかし、この利用者さんの獲得件数をノルマにしている事業所は少ない印象です。

多くの事業所はノルマがないか、あっても訪問件数か営業件数がほとんどです。

 

訪問看護のノルマに向き合う

なぜ訪問看護にノルマがあるのか

 

そもそもなぜ、訪問看護にノルマがあるのでしょうか。

経営者視点で考えると、会社を存続させ従業員にお給料を払い続けるためには、事業で利益をあげなくてはなりません。

訪問看護で利益を上げるということは、利用者さんを獲得して、訪問してサービスを提供し、それに対して報酬をいただくことになります。

仮にノルマが無ければ、「よっしゃ、今日も時間つぶして固定給いただきやで!」って給料泥棒が発生する可能性もあるわけです。

厳しいかもしれませんが、ノルマのない仕事はほとんどありません

日割売上、リピート率、契約件数、成約率、生産数、出荷数など、数値目標やノルマはどんな仕事にもあります。

健全に事業を運営するためには一定数の訪問・営業は必須になります。

 

達成目標として捉える

 

こなさないといけないものと考えると憂鬱ですが、主体的に取り組む達成目標と考えるとイメージが変わるのではないでしょうか。

例えば営業がうまくて、自分で利用者さんを呼び込める人は訪問の件数も増え、自然とお給料も高くなります。

会社としても数値管理している分、頑張りが明らかですので評価も高くなります。

 

それでも訪問看護のノルマが辛いですという方へ

 

とはいえ、「ノルマがあって当たり前なのはわかった。前向きに捉えればいいのもわかった。それでも!ノルマはやっぱり辛いです!」って思った方もいるでしょう。

私もそうです。

ここからは対策です。

 

なぜ辛いと感じるのか考えてみる

 

達成できないから辛いのであれば、やり方を変えることが必要になります。

例えば、時間がなくて営業件数が達成できないのであれば、ルート変更や空き時間の利用方法を検討します。

新規獲得に繋がらずに辛いのであれば営業方法を工夫します。

 

 

ノルマがあること自体が辛いのであれば環境を変えることを検討します。

例えば、対面営業が苦手な場合、ホームページのコラムを書いたり、SNSの発信を行うなど別の業務に置き換えることもできるかもしれません。

他にもマニュアルや教育コンテンツの作成など会社に貢献できる業務はあるはずです。

どのような点で人事評価されるのか、業務の自由度については確認が必要です。

 

 

ノルマの無い職場に転職するのも対策の一つです。

高給与の裏にはノルマがある、ということもありますので面談の時に聞いてみましょう。

 

 

いずれにしても、辛い状況で悩み続けるのは心身にとって良くありません。

お悩みの際は職場の親しい方や友人に打ち明けたり、自分の強みを活かせる方法・環境を検討してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

  • 訪問看護のノルマには訪問件数、営業件数、利用者獲得件数などがある。
  • 健全な事業運営に一定数のノルマは必要。
  • ノルマの捉え方を変えてみる。
  • それでも辛い時は、なぜ辛く感じるのか考え対策する。

 

訪問件数が増えず給料が減る、営業に行けども新規獲得には繋がらない、訪問看護で働いていて辛いことの一つだと思います。

実際に私自身も訪問件数が少なく、それでも営業に行きたく無い日もありました。

そんな時でも自分の強みは何か考え、方法・環境を変えることで前に進むことができました。

訪問看護でノルマが辛い方へ、少しでも参考になれば幸いです。

 

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