看護師さんで、このような疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。
当記事では、訪問看護ステーションに役職者(管理者・所長・リーダーなど)として就職する際の職務経歴書に盛り込むべき必要事項を、わかりやすくご紹介します。
書く際のポイントや構成例も含まれています。
訪問看護ステーションに役職者として就職を検討している看護師さん、職務経歴書について改めて確認したい看護師さんは、ぜひ参考にしてみてください!
目次
訪問看護ステーションに役職者として就職するための職務経歴書の書き方
訪問看護ステーションで役職者として採用されるには、専門的な知識と経験だけでなく、「マネジメント力」「チームビルディング能力」「地域連携力」「柔軟な対応力」が重要視されます。
以下の項目を意識して記載することで、応募先に適性を強くアピールできます。
1.職務要約(概要)
これまでのキャリアの概要を簡潔にまとめます。
☝︎ 医療・介護業界での経験年数、主な領域(急性期・慢性期・在宅など)、訪問看護の経験の有無、マネジメント歴などを記載します。
2.職務経歴(時系列での勤務歴)
各職場における【期間・施設名・雇用形態・職務内容・役職】を具体的に記載します。
☝︎ 役割と成果を明記(例:看護計画の標準化、利用者満足度向上、稼働率の改善など)
在宅経験が浅い場合でも、病棟での退院支援やACPの関与があれば記載しましょう。
医療法人〇〇会 〇〇病院 急性期病棟 正職員/看護師 ・呼吸器内科を中心とした混合病棟にて勤務 ・新人教育担当としてプリセプター制度を運用 ・退院支援加算導入に伴い、地域連携室と連携した在宅移行支援を実施 【20XX年4月 ~ 現在】 訪問看護ステーション△△ 正職員/管理者 ・スタッフ7名のマネジメント(シフト管理、業務調整、面談、OJT) ・新規利用者開拓(主治医・ケアマネとの関係構築) ・訪問件数月平均200件→280件へ増加 ・実地指導や行政対応の準備と実施 ・終末期ケアに力を入れ、ACPや看取りの体制強化を図る
3. 保有資格・研修受講歴
これまでの保有資格や受講した研修内容を簡潔にまとめます。
☝︎ 役職者には資格だけでなく、管理業務に関連する研修の受講歴も評価されます。
• 正看護師(取得:19XX年) • 認定看護管理者ファーストレベル修了(20XX年) • 訪問看護管理者向けマネジメント研修(日本訪問看護財団主催) • 終末期ケアに関する研修多数受講(ACP・グリーフケアなど)
4. マネジメント経験・スキル
役職者としての経営的視点、業務改善力、スタッフ指導、対人調整力をアピールする重要な項目です。
☝︎ 問題解決した事例など、エピソードベースで記載すると説得力が増します。
• 新人離職率が高かったため、定期面談とフォロー体制を強化し、1年以内の離職率を50%から10%へ改善 • 書類作成業務の効率化のため、チェックリストとテンプレートを導入し、管理者の残業時間を月30時間削減 • 看取り件数増加に対応し、看取り対応マニュアルを作成。スタッフが安心して対応できる体制を整備
5. 自己PR・志望動機
応募先に応じて調整が必要な部分ですが、訪問看護ステーションの理念や地域性に沿った視点で記載すると好印象です。
☝︎ 特に役職者として何をしたいか、どのように組織を支えたいかを具体的に記すと◎
「利用者さま一人ひとりの“その人らしさ”を大切にしたケアを提供する訪問看護の魅力に惹かれ、今後は地域に根差したステーション運営に携わりたいと考えています。これまで培ったマネジメント経験を活かし、働きやすく、学びのある職場づくりを目指します。また、終末期や医療依存度の高い利用者さまにも安心を届けられるよう、多職種連携の強化にも力を入れたいと考えております。」
6. PCスキル・その他
電子カルテ・訪問看護支援システムなどの使用経験を記載すると実務力が伝わります。
• 訪問看護支援ソフト「iBow」「カイポケ」使用経験あり • Word・Excel・PowerPoint使用可(報告書・プレゼン資料作成レベル) ☝︎近年では、chatGPTや動画作成ツールなどが使用できると関心を持たれる事があります
まとめ
職務経歴書は、「経験」だけでなく「目標としている視点」と「貢献できたことの実績」を示すことが重要です。
訪問看護の役職者には、臨床スキルだけでなく、人を育て、組織を支える力が求められます。
現場での具体的な取り組みや成果、そこから学んだことを丁寧に言語化することで、信頼性と熱意を伝えることができます。
訪問看護ステーションに役職者として就職するための職務経歴書の書き方ってあるのかな?
重視されるアピールポイントとかあるのかな…。