訪問看護ステーション勤務に向いている言語聴覚士の特徴7選

訪問看護ステーションでは、看護師だけでなく、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)と並んで、言語聴覚士(ST)が活躍できる場が増えています。

失語症・構音障害・嚥下障害・高次脳機能障害など、在宅でリハビリを必要とする利用者は年々増加しており、訪問看護ステーションにおけるSTの存在は欠かせないものになっています。

しかし、訪問看護の働き方は病院・施設とは大きく異なるため、向き・不向きがはっきり分かれることも事実です。

この記事では、訪問看護ステーション勤務に向いている言語聴覚士の特徴7選 を詳しく解説します。

「訪問に興味はあるけど、自分に合っているのかな?」と迷っているSTの方はぜひ参考にしてください。

 

訪問看護ステーションで働く言語聴覚士の役割とは?

訪問STの役割は、利用者宅に訪問して言語リハビリや嚥下リハビリ、コミュニケーション支援などを行うことです。

訪問STが行う主な業務

・失語症や構音障害への言語リハビリ
・嚥下機能のアセスメント・訓練
・摂食嚥下の食形態調整
・高次脳機能障害の評価・訓練
・家族や介護者への指導
・福祉用具や環境調整の助言
・カンファレンスなど多職種連携

病院と違い、利用者の「生活」に密着したサポートができる点が訪問の大きな魅力です。

 

訪問看護ステーション勤務に向いている言語聴覚士の特徴7選

① 一対一の関わりを大切にできるST

訪問リハビリは、利用者とじっくり向き合う時間がしっかり取れるのが特徴です。
病院のように次々と患者が入れ替わる環境ではなく、ひとりの利用者に30〜60分じっくり関われます。

・利用者との信頼関係を築きたい
・目標を共有しながらリハビリを進めたい
・長期的な経過を追いたい

こういった ST には、訪問は非常に向いています。

 

② 利用者の“生活”を中心に考えられるST

訪問は、病院のような医療中心の考え方ではなく、
「その人が家でどう暮らしているか」
を重視します。

・食事時間の様子
・家族の介助方法
・生活リズム
・住環境
・普段使っている食具

こういった“生活の情報”をアセスメントに取り入れられる ST は、訪問との相性がとてもいいです。

 

③ 自分で考えて判断することが得意なST

訪問先では ST がひとりで判断する場面が多くなります。
もちろん看護師や医師に相談できる環境はありますが、まずは ST 自身の判断が求められます。

・優先順位をつけて評価できる
・リスク管理を自分で考えられる
・必要に応じて調整(食形態など)ができる

こうした主体性のある ST は訪問ステーションで非常に重宝されます。

 

④ コミュニケーション力が高いST

訪問STは、利用者だけでなく家族とのコミュニケーションがとても重要です。

・家族の不安を聞く
・食事介助を実演で教える
・摂食嚥下に関する説明を簡潔にまとめる

これらが得意なSTは、訪問で大きな力を発揮できます。

特に嚥下リハビリでは家族の理解がリハビリ効果を左右するため、説明の上手さは大きな強みになります。

 

⑤ 状況に合わせて臨機応変な対応ができるST

訪問では、突然の予定変更や予想外の出来事も日常的に起こります。

・利用者の体調が急変した
・家族の希望で内容が変わった
・ケアマネから追加の情報が入った

これらを柔軟に受け止められる ST は訪問に非常に向いています。
逆に、「スケジュールが毎日同じでないと不安」というタイプは訪問の働き方がストレスになる可能性があります。

 

⑥ 多職種連携が好きなST

訪問看護ステーションは、看護師・PT・OT・ケアマネ・医師など多くの職種と関わります。

STの専門的視点が求められる場面も多く、
「嚥下の状況はどう?」「コミュニケーションは可能?」
と意見を求められることもあります。

・自分の専門性を生かしたい
・多職種でチームを作るのが好き
・意見交換を積極的にしたい

という ST には、訪問はぴったりです。

 

⑦ 利用者や家族に寄り添う“優しさ”のあるST

訪問では、病院では見えにくい「家族の悩み」や「生活上の困りごと」まで見えてきます。
寄り添いながら丁寧に関われる ST は、訪問先で非常に信頼されます。

・不安な気持ちをしっかり聞く
・気持ちに寄り添った声かけができる
・その人らしい生活を一緒に考える

こうした姿勢のある ST は、訪問看護での活躍が期待できます。

 

訪問看護ステーションに向いていないSTの特徴

向いている特徴だけでなく、不向きなケースも一部紹介します。

・一人判断が極端に苦手

訪問ではどうしても一人判断の場面があります。

・変化が多い仕事がストレス

スケジュール変更や環境の違いに柔軟さが必要です。

・外回りや運転が苦手

地域によっては車移動が多く、運転が必須です。

ただしこれらは「環境の違い」も大きく、
・同行期間が長いステーション
・訪問範囲が狭い
・車不要のエリア
などを選べば問題なく働けるケースも多いです。

 

訪問STが活躍できる理由と魅力

訪問STは在宅医療の中でとても価値のある存在です。

訪問STの魅力

・生活に直結したリハビリができる
・家族への指導が直接でき効果が見えやすい
・利用者と長期的に関われる
・結果が見えやすくモチベーションが上がる
・専門性を最大限に発揮できる

病院とは違った達成感ややりがいを感じることができます。

 

まとめ:訪問看護ステーションはSTの活躍の場が広がっている

訪問看護ステーション勤務に向いている言語聴覚士の特徴は、

  1. 一対一の関わりを大切にする

  2. 生活視点を重視できる

  3. 自分で判断できる

  4. コミュニケーション力が高い

  5. 臨機応変に対応できる

  6. 多職種連携が好き

  7. 寄り添う姿勢がある

これらの特徴がある ST は、訪問看護ステーションで大きく活躍できます。

訪問リハビリは今後さらに需要が増える分野です。
「訪問に興味がある」「もっと自由に、深く利用者に関わりたい」
という ST の方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。

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