目次
お名前
よろしくお願いします!
働いている地域はどちらですか?
働いている職場(事業所)を教えてください
2022年10月に小児特化型訪問看護ステーションとしてファミリアナースを設立し、代表取締役兼管理者を務めています。
現在の仕事以前の職歴や経歴を教えてください
その後は看護大学にて小児看護学の非常勤助手として勤務したり、NPO法人にて「ひとり親のママのための精神科訪問看護」の新規立ち上げに参画したり、重度身体障がい者(児)のグループホーム、小児訪問看護などを経験しました。
宮川さんのことは以前から知っていましたが、ブレない芯の強さが伝わってきます。
現職(訪問看護師)歴は?
現職(ファミリアナースを立ち上げてから)は9ヶ月になりますね。
訪問看護に興味を持ったきっかけは?
病棟で働く中で多くの学びがありましたが、お看取り後や退院後に子どもたちやご家族の方とお会いする機会はほとんどありません。そんな中でわざわざ会いにきてくださる方がいて、嬉しい反面もどかしさを感じたこともありました。
病院から家に帰ってからも子どもたちとご家族の生活が続いていくことを考えると、「地域で暮らす子どもたちとご家族の伴走させていただけることが、私が本来やりたかったことなのかもしれない」と考えるようになりました。そうした折に訪問看護の同行研修も受けさせてもらい、訪問看護の印象が変わったことも影響しているかもしれません。
でも病院で働いて得た経験や気づきがあったからこそ、宮川さんの中に“地域”という新しい方向性が見えてきたんですね。
訪問看護を始める前に感じていた、訪問看護のイメージは?
実際に始めてみて変わった・感じる訪問看護の世界
またそれを見て、病棟にいた頃にもっと“その後の生活”を知ることができていたら、より意味のある退院支援ができたのではないかとも感じました。
子どもたちがきょうだいと当たり前に喧嘩したり遊んだりしている姿や、児発(児童発達支援)やデイ、学校、保育園などに通ってお友達と過ごしている姿もとても生き生きとしていて・・・子どもたちの色んな顔が見られて嬉しかったです。
そして嬉しさと同時に、宮川さんの視野もすごく広がったんだろうなと感じました。
訪問看護でやりがいや喜びを感じること・嬉しかったエピソードはありますか?
なので、ご利用者様はみなお子さんなのですが・・・ご家族のはじめての育児の悩みや少しずつ疾患や障がいを受容されていく過程でのご相談も日々たくさんいただいています。同じご家庭は一つとないので、それぞれのご家族にとってのベストを一緒に考えてさせていただける過程はとても難しいですが、同時にとても面白いです。
何より、子どもたちが大好きなご家族と一緒に暮らして、日々成長されていく姿を継続して見守らせていただけるのはとっても楽しいです。病院ではなかなか会えないきょうだいさんたちともお話ししたり遊んだり、きょうだい同士の関わりと互いの成長をみることができるのも訪問看護の醍醐味だな思います。
本人とご家族にとってのベストを一緒に考えて創っていく・・・宮川さんやファミリアナースが伴走してくれることは、それぞれのご家庭にとってとても心強い支援になっているではないかと思います。
もちろん訪問看護にも卒業はありますが、悪いことがあって行く病院と違って生活の場なので、“会いたいけどもう来ちゃだめだよ”って思わなくていいことは嬉しいです。
ご家族から「ずっとこんなステーション探していたの、出会ってくれてチームに入ってくれてありがとう」と言っていただけることは、自分たちの掲げるビジョンが間違っていなかったんだと答え合わせになっていて、“創ってよかった、もっとよくしていこう”というモチベーションにも繋がっています。
想いだけではなく多くの知識や経験・実績なども必要になってくるので、それだけ希少な存在になりますよね・・・。今後もっと担い手が増えたり、近い活動とのつながりが増えていくといいですよね。
働く中で、大変だった・苦労した場面やエピソードを教えてください
天候に左右される大変さもありますが、季節を感じながらの移動や、訪問先で季節の話ができる楽しさもありますよね。
慣れない路線で慌てて電車に飛び乗り、間違えてしまい大慌てしたのは痛い記憶ですが・・・東京観光しているような気分にもなれますね。
とはいえ続けていく中でどんどん地域や制度にも詳しくなりそうで、これから宮川さんの知識やできることがさらに広がっていきそうですね!
これから先、どんな訪問看護師になっていきたいですか?
私は子どもたちに、病気や障がいがあっても家族が仕事など社会参加を諦めなくてよく、また子どものご家族が自己実現をして生き生きとしている姿をみて子どもがパワーをもらえる・・・そんな子どもとご家族を増やしたいと願っています。
もちろん子ども自身もご家族自身もそれぞれの在り方があるので、それぞれに楽しく生活されていく過程を横でそっと伴走させていただけて、必要とされ手を伸ばされたときにはそっとその手をつかめる・・・そんな存在であれればいいなと思っています。
宮川さん、ありがとうございました!
宮川さんの活動紹介
・ファミリアナース ホームページ・Instagram・募集ページ
・宮川さんのtwitter
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今回は、子どもたちとそのご家族のケアに特化した小児訪問看護ステーションを立ち上げた宮川さんをご紹介します!